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幸せになるための時間の使い方『TIME SMART』

今回は『TIME SMART』をピックアップします。

みなさんは「仕事中、チャットやメールに気をそらされて思うように仕事が捗らない」「ちょっと暇になると、SNSを開いてしまっていつの間にか時間が過ぎている」…そんな風に感じることはありませんか?

本書には、時間が持つ価値を理解し、時間を有効に使うことができる、“タイム・リッチ”になる習慣を獲得するヒントがギュッと詰まっています。ここでは、そのヒントの一部をご紹介します。

あなたはお金と時間、どちらを大切にしていますか?

あなた自身が、時間とお金についてどのように考えているのか、あるエクセサイズを使って考えてみましょう。あなたの考え方は、ふたりの人物のどちらに近いでしょうか。

Aさんはお金よりも時間を大切にします。もっと時間を手に入れるためなら、喜んでお金を犠牲にします。たとえば、収入は減っても勤務時間が短いほうが、長時間働いて収入を増やすよりもいいと考えています。

一方で、Bさんは時間よりもお金を大切にします。もっとお金を手に入れるためなら、喜んで時間を犠牲にします。たとえば、長時間働いて収入を増やすほうが、勤務時間を短くして収入が減るよりもいいと考えています。

あなたはどちらでしょうか。完全にどちらの人物とは言えなくとも、どちらの考え方に近いかを考えてみてください。

実はほとんどの人が、Bさんの考え方を持っており、時間をお金ほど大切にしそこなっているのです。こうしてお金にばかり目を向けていると、ストレスと不幸と孤独感が蔓延していってしまいます。

研究者はこの現象をひとまとめにして、「タイム・プア(時間的に貧乏)」と呼びます。

時間を見つけ、時間に投資するためのステップ

タイム・プア、つまり時間がない状態になる大きな原因の1つは、乗り気にならない用件や自分でコントロールできない用件に縛られることにあります。

したがって、タイム・リッチになるための、いちばん手軽な方法は、喜びをもたらす活動に費やす時間を増やし、惨めな気分になるような活動の時間は減らすような、意図的な選択をすることです。

この取り組みを、住宅の片づけや暮らしの整理で有名な近藤麻理恵さんにちなんで、時間バージョンの「こんまりメソッド」と考えるとこのようになります。

■自分がどんなふうに時間を使っているかを観察する
■この活動にときめくかどうか?と自問する
■もしときめかなかったら、その活動はやらないようにする

このように、自分をタイム・プアに感じさせる活動を、タイム・リッチに感じさせてくれる活動に変えるための時間を見つけることが大切なのです。

他にも、「時間の捉え方を変える」方法があります。
ある調査では、次の週末を「バカンス」として扱うように指示しただけで、週末の捉え方が変わり、自由時間を楽しむ度合いが増して、気分が良くなったという結果もあります。

このように、自分が経験していることを悠々と楽しめば、その経験の認識を変えられるのです。

タイム・リッチに最高の人生を送れるように

この本で紹介するツールや戦略は、時間を最優先し、一つ一つ決定を下していくきっかけとして、誰にとっても役に立つはずです。

今よりもっと賢い時間の使い方ができるようになれば、人間関係や仕事の満足感が増し、幸福感も増していきます

時間に投資する、時間を見つける、時間の捉え方を変えるといった戦略を実行し、最高の人生を送るための一歩を踏み出してみませんか?


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