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家で蛾の幼虫が羽化して体調を崩し扁桃炎に罹った話。

こんにちは。モンマルトルのオカンです。

日本では大量のカメムシ発生で注意報が出ているらしいではないですか。人ごととは思えない出来事がありました。家で蛾が大量発生した話を残そうと思います。カメムシほど有害ではない「蛾」なのですが。

蛾がうちで羽化した話です。虫の話なので苦手な方はお帰りください。ちなみに虫以外の話はしません。

''あなたが日本にバカンスに行っていた時にはもういました。
あなたが家で仕事をしているときも側にいました。
美味しい料理やワインを嗜んでいる時も、いました。
あなたが「あれ?いないな?」と思った時も、いました。
楽しい時も辛い時も私は側にいました。" 

toyamai poème 

事件のはじまり


今の家に住んで、虫やネズミ、ゴキブリをみることなんて一度もなかったのです。レストランがある界隈でもなく、ある住宅街の三階に住んでいます。パリが春めいてきた頃から、はて?蛾がいる?と思ったのです。窓を開けた時に入ってきたのかな?と思っていました。

日に日に増える蛾の数。本当にどこから飛んで来ているのかわからず、いわゆる、よく聞くフランスのmite(ミット)と呼ばれる「虫食い」が羽化したのかと思い、家中を掃除し、衣類をすべて洗い、拾ってきた枝や木を捨てたり、拾ってきた家具をもう一度消毒したり、道で拾ってきたすべてのいらないものを撤去しました。(私は二度と道で何かを拾うな)

稀にBIO製品の小麦粉などに湧くことがあるらしく、キッチンも隅々まで確認したところ被害はありませんでした。

されども、湧く、湧く!!湧水のように湧く、飛ぶ、蛾!!!!

侵入口はどこ?


そこで最初に疑ったのが「暖炉」でした。昔作られた暖炉は今は使用できないのですが(パリ市は禁止されている)暖炉の中は天井に向かって空洞があり、そこから屋根を突き通して外へ煙を逃すことができるのです。蛾は、そこから侵入しているのではないか?と考えました。よくこの暖炉に蛾が集まっているので、侵入口はここに違いないと思ったのです。

あらゆる穴を塞いで眠りについた翌朝。

されども、湧く、湧く!!湧水のように飛ぶ!!!!!!蛾!!!!!!!!

その日から体調を崩してしまい、精神的にも衛生的にも本格的に良くないなと思ってインターネッツで検索すると、それはそれは出てくる出てくる。同じような状況の方々が。虫も日本とフランスでは少し違うのでフランスの情報を積極的に見たのですが、スピリチュアルな意味で「環境の変化」「サイクルのリセット」「嫉妬」「死」「生き返る」などという意味があるそう。もういいよ。そういうの。どうでもいいから。即効性のある情報をくれよ。と、わたしにしては珍しく思いましたね。

インターネッツのコメント


体調が悪いまま、ノルマンディーに旅行へ行き、パリに帰ってくると、やっぱりいる。幻覚なのかと思うくらい。その晩、私は曇りなき眼で(スピ情報などをミュートする)スマホを持ちながら格闘した。インターネッツの植物掲示板のコメント欄に「植物の土を変えた?」という一言でピンときた。暖炉の隣に置いていた大きな観葉植物がある。暖炉の近くによくいるなぁと思っていたが、実はよく集まっていたのは隣にあった観葉植物にだったのだ。

扁桃炎に罹り体力もなかったが、今は病気より  #蛾のいない生活 の方がかなりしたいので、土を買ってきて全ての土を捨てた。ここには写真を載せられない。なぜなら必死で写真を撮る暇もなかったからだ。出てきた幼虫は小指の先くらいの小さなやつらで、ふかふかの土の中でうにょうにょしとりました。閉めたはずのゴミ袋から器用に出てきてしまう。植物の根にもしっかりついているので隅々まで洗います。

うちで羽化しちゃった原因

餌となるものがある
・土の種類を間違えた(フランスでも室内用と野外用の土の種類があるそう)
・肥料と思って牛乳やプロテインや鼻くそや米の研ぎ汁などを入れる
・水をあげすぎる(教育学的にみてもいらないといっているのに与えるのはよくないことですよ)
・パン屑、食べ物が落ちている(フランスでパン屑こぼさないとかありえなくね?)

風もなく暖かい♡
赤ちゃんを育てる環境ってありますよね。風を当てすぎない、暑くしすぎない、寒くしすぎない。そういう、ちょうどいい環境と温度ってあるじゃないですか。それです。
・日中の換気を怠る
・物が多い
・夜に窓を開ける 

ざっと6、7項目も挙げられちゃうので、ほんと。明日は我が身と思って読んでくださいね。ほんと。

#蛾のいない生活


そうして、やっと本当に #蛾のいない生活  ができているのだが、体調を崩した原因がきっとaiko のカブトムシを歌いながら、近所にある、なぁ〜がぁ〜いぃ〜階段を上り下りをするというのが自分の中で流行っていてそれで喉をやられたのだろうと思う。別に蛾のせいでメンタルがやられたということではないそうだ。

aikoの歌い癖を聴き取る
細やかなフレージングに毎回ドキドキ💓
モンマルトルのめっちゃ長い階段

医者によると一週間で治ると言われ抗生物質を出してもらったのだが、効きがいつもより甘く「歳か..」と思ったりもしていた。扁桃が風邪のたびに肥大化するのはあることなのだそう。''ちょっとaikoの声に近づいたりしてぇ〜?!'' なんて思うも、口が開かないくらい痛く、リンパも顎も耳も痛い。どれくらい口が開かないかというとフロッピーディクスくらいの薄さで歌も歌えなければ声も出ない。

夫が「最終手段やな…アルコール消毒や」といってラム酒のボトルもみせつけてきた。流石である。最高だ。こういうところが好きだ。「これでバイキン焼け野原にすっぞ☆」といわんばかりの顔でグラスにトポトポと注いでくれた。さて、美味しい除菌をする。

数秒後、喉から頭へ、首へ、歯へ。届く。いや、届くつーか、火事。焼け野原になってる土台は私だった…。くそ痛かったです。

翌日あら不思議、よく眠れたし喉も痛くないし口の開きもフロッピーディクスくらいの薄さからハードディスク2枚くらいになった。余裕。

夫「喉にはラム酒。腹にはウイスキー。」情操教育で習うっしょ☆って言ってました。確かに、喉にめがけて酒を押し込んだところを息子が見ていて牛乳で真似されました。


ここまで読んで頂きありがとうございました。次回の励みになります!
もし読んだら「喉にはラム酒。腹にはウイスキー。」って引用リツイートすると運気がアップするでしょう!
それではまたいつかどこかで。よい一日を。


モンマルトルのオカンより。





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