富山ガラスBOOK

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ガラスの街、富山市で活躍するガラス作家たちと、そのガラス作家たちが立ち上げたブランド「富山アイコニック」の情報を発信します。魅力ある富山のガラス作家と作品、富山アイコニックのアイテムやガラスのあるライフスタイルをお届けします。

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  • 富山アイコニック

    ガラスの街、富山市で、有志のガラス作家たちが立ち上げたブランド「富山アイコニック」の開発ストーリーや、参加する作家たち、作られていくアイテムを紹介するグラス・ブランド・マガジンです。

最近の記事

〈富山アイコニック〉と春を感じる華やかなガラス展 開催中

春めいてきました今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。食卓も俄に春を感じる食材が並び始めてなんだか心がウキウキしてしまいますね。さて、恒例になりました富山ガラスの人気作家達による、春の新作を中心とした展示販売が日本橋三越本店で絶賛開催中です!また、NHKイッピンですっかりおなじみになりました富山ガラス作家達が開発しましたオリジナルブランド〈富山アイコニック〉もラインナップ!!ガラスの様にスッキリクリアな気分でお出かけください。 ◇会期:令和4年2月23日(水・祝)~3月

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      NHKイッピン再び放送決定。

      • 〈富山アイコニック®︎〉のはなし VOL.2

        1. 使ってみると楽しさが広がる。 日本橋三越本店 本館5階で開催中の〈富山アイコニック〉と朝食を愉しむうつわ展がスタートして1週間が経ちました。〈富山アイコニック〉の商品や作家たち朝食が提案する朝食を愉しむうつわに、多くの方々が来店し、販売も順調のようです。〈富山アイコニック〉の新製品「ベース」を購入いただいた方から「使いやすい」「料理が盛りつけやすい」などの感想もいただきました。実際に、盛りつける料理や食材をイメージしながら店頭で商品を見てみると、使ったときの楽しさに

        • 〈富山アイコニック®︎〉のはなし VOL.1

          料理と楽しむうつわの世界をカタログに。 2021年に発表された〈富山アイコニック〉の新商品は、6アイテム(カラーバリエーションを加えて15SKU)となります。いずれも「料理と楽しむ」というキーワードに合った、いまの時代に求められるアイテムです。そのことを確かめるために、 料理との相性や、使い勝手の検証も兼ねたテストキッチンと撮影が行われました。実際に使ってみると、新商品と料理の組み合わせだけでなく、一輪挿やグラスとの相性がいいことも実証でき、楽しみが広がっていきます。その

        〈富山アイコニック〉と春を感じる華やかなガラス展 開催中

        マガジン

        • 富山アイコニック
          18本

        記事

          〈富山アイコニック®︎〉 in 日本橋三越本店

          〈富山アイコニック〉と朝食を愉しむうつわ展 始まります!3月10日(水)〜23日(火) 日本橋三越本店 本館5階 スペース#5にて  7人のガラス作家たち(岩坂卓、北村三彩、キムドンヒ、古賀雄大、小寺暁洋、小宮崇、下田顕生)が手掛けた〈富山アイコニック〉。これまでnoteでご紹介した新製品に加えて、グラスやプレート、一輪挿しなど〈富山アイコニック〉の全アイテムが揃うフェアがいよいよ始まります。  幾度となく試作を重ねて完成に辿り着いた新製品と、オリジナリティ溢れるグラ

          〈富山アイコニック®︎〉 in 日本橋三越本店

          〈富山アイコニック®︎〉 料理と楽しむ 2

          VOL.2 カラーコーディネートが楽しい器。 新製品のボウル120mmとフラット・プレート170mm、200mmの3種を見て、フードスタイリストの杉岡沙樹さんは、思わず「これ、カワイイ!! 3タイプを揃えてギフトにもピッタリ」と声をあげた。  クリア、ゴールドイエロー、新色モスグレーの3色で展開するボウルとフラット・プレートは、テーブルウエアとしての組み合わせやすさや、使い勝手のよさを感じるという。  最初に作ってもらったのは、野菜と柑橘を使った白身魚のカルパッチョ

          〈富山アイコニック®︎〉 料理と楽しむ 2

          〈富山アイコニック®︎〉 料理と楽しむ 1

          VOL.1 新製品 「ベース」 で食卓を彩る。 〈富山アイコニック〉の新製品、ベース・シリーズを使い、フードスタイリストの杉岡沙樹さんに料理を作っていただいた。杉岡さんは、ケータリングやメニュー開発をおこなう飲食のプロフェッショナルだ。昨年より〈富山アイコニック〉のプレートやドリンキンググラスを実際に使って頂いているユーザーでもある。今回も器の使い勝手や食材との相性などを考えた料理を作っていただき、新製品となる「ベース」に盛りつけてくれた。 「器の中のお料理や食材を見

          〈富山アイコニック®︎〉 料理と楽しむ 1

          〈富山アイコニック®︎〉 豊かな時間へ

          もうひとつのかたちを追い求めて。〜vol.3〜  2021コレクションに向けた商品開発テーマとなったのは「豊かな時間の過ごし方」だ。時代にあったラグジュアリーなライフスタイルを咀嚼すると、さまざまな時間の中で「豊かに過ごすこと」に行き着いた。例えば、朝食のひとときを大切にするための器があってもいい。週末のブランチを楽しむためのカラーを見つけ出すことも必要だった。見ていて気分が上がるような要素も欲しいと思った。リラックスの中に高揚感のある形状や色、質感を見つけていくことが

          〈富山アイコニック®︎〉 豊かな時間へ

          〈富山アイコニック®︎〉 新しいかたち

          3月に向けて制作を重ねる日々。〜vol.2〜  まず最初に完成形へとたどり着いたのが、ベースと名付けられたシリーズだった。2020コレクションのラージ・プレート、スモール・プレートに加えて、食器のラインナップを増やしていこうというユーザーの声を受けての試みのひとつだ。フォルムの美しさやガラスの質感を大事にしながら、家で食事を楽しむこと、盛りつけた料理が美味しそうに美しく映えることを念頭においてフォルムが作られている。  〈富山アイコニック〉のアイテムを実際に使い料理を

          〈富山アイコニック®︎〉 新しいかたち

          〈富山アイコニック®︎〉春隣の空の下で

          3月に向けて制作を重ねる日々。〜vol.1〜 写真は、2019年につくられた〈富山アイコニック〉のロング・ステムAの試作品第1号。商品化されたものに比べるとステム部分のガラスのボリュームもあり、バランスもどことなくズッシリとしている。しかし、この段階ですでにステムの中に富山の美しい自然の風景と凛とした空気を取り込むことがでていた。  グラスのステム部分は、富山アイコニックのオリジナリティを産み出すものとなった。この部分の表現が製品全体のテーマとなり独自のフォルムと光、影

          〈富山アイコニック®︎〉春隣の空の下で

          作家紹介 vol.7

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.7 金 東希 Kim Donghee ガラスの道を歩んだきっかけ 私は韓国で生まれて、中学まで昌原市(チャンウォン)に、高校から大学1年生まではソウルに暮らしていました。父が日本で働くことになり、私も語学留学を目的に、家族と一緒に兵庫県の尼崎に移住しました。当時、まだ日本語は話せず、日本の文化も深く知りませんでした。しかし、住んでみると日本での生活はとても心地よく、日本語学校に2年通ったのち

          作家紹介 vol.7

          作家紹介 vol.6

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.6 下田 顕生 Kensei Shimoda ―ガラス作家の道に進み、経験してきたこと― 進学した大学で専攻を決めるとき、陶芸、染色、ガラスという3つの選択科目があり、僕が唯一制作しているイメージが沸かなかったのがガラスでした。それがきっかけとなり、ガラスに興味を持ち、この道を進むことになりました。卒業後、福井のグラススタジオに研修生として1年、その後は、熊本の工房で吹きガラス・トンボ玉の

          作家紹介 vol.6

          作家紹介 vol.5

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.5 小寺 暁洋 Akihiro Kotera ―ガラス作家の道を進むきっかけ― 学生の時からものづくりが好きで、「職人」に憧れを持っていました。工業高校を卒業して、将来の進路は、自分が好きなものづくりの道に進みたいと思っていましたが、何を専攻するかは大学に入学して決めようと思い、近畿大学へ進学しました。専攻は、陶芸や木工など、いろんなジャンルがありましたが、ガイダンスで一目見たときから気に

          作家紹介 vol.5

          作家紹介 vol.4

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.4 小宮 崇 Takashi Komiya ―ガラス作家の道を歩むきっかけ― 一番最初にガラスに触れたのは、僕が大学生のときでした。もともと専攻は他の学部だったのですが、美術の先生を目指そうと芸術学部に編入したときに、ガラスに触れたのがきっかけでした。溶けたやわらかいガラスを、はじめて見たときの感動と高揚感は、今でも忘れられません。ガラスは、器を一つつくるだけでもいろいろな技法があって、そ

          作家紹介 vol.4

          作家紹介 vol.3

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.3 古賀 雄大 Yudai Koga ―富山でガラスをつくるようになるまで― 小さい頃に観ていたTV番組で、ガラスづくりの仕事があることを知りました。もともと自分の手で何かをつくることを仕事にしたいと考え、大学までは管理栄養士を目指していました。しかし、将来を考えたとき、もう一度小さい頃憧れた道にチャレンジしたいと思い始めました。そして大学卒業後、ガラスの道に進むことに。当時、ほとんどのガ

          作家紹介 vol.3

          作家紹介 vol.2

          'TOYAMA ICONIC' 富山ガラス アーティスト・プロファイル vol.2 岩坂 卓 Suguru Iwasaka ―「ガラス作家」になろうと思ったきっかけ― 進学した造形大学で、自分の専攻を決める時に、油絵や日本画、陶器、染色など、さまざまな素材に触れる機会がありました。その中で、僕が一番興味が湧いたのが「ガラス」だったんです。特に、“ガラスのかたまり”に光が通る光景を見て、光と影のグラデーションに感動を覚え、それがガラスを学びはじめるきっかけになりました。

          作家紹介 vol.2