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低浮上ゆらゆら日記

 こんにちは。銀野塔です。
 2019年10月から栢瑚五行歌部(仮)のアカウントでツイッタを使い始め、2020年3月からは個人サークル一人文芸倶楽部Tower117のツイッタアカウントも作成して、それなりにコンスタントにツイートしたりTLを追って♡やRTをしていたりしたのですが、ここのところしばらく低浮上になっています。その日々を日記調で。
 
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 2月1日
 夕刻、PCに向かっていたらなんだか列車が窓の外を走っているかのような音がする。そんなわけがない。外で誰かが音の出る機械でも使っているのかなと思ったがそんなわけもない。あらためてその音に注意を払うと、どうやらリズムが自分の拍動と一致している。耳鳴りだ。右側だけ。拍動と同期して、血液がごうごうと流れている音が耳の中に聞こえている感じ。ネットで調べると拍動性の耳鳴りというのがあるらしい。それに違いない。場合によっては脳の血管系などに問題がある場合もあるらしい。
 ううむ。小心者なのですぐにいろいろ心配になる。もし病院に行ってなんか脳の血管がやばいですとかいうことになって入院とかなったらいやだな、それにそういう場合、高齢の親をどうするかとかもあるからそれも面倒だ。しかし何より、今月は羽生結弦選手東京ドーム単独公演GIFTが控えている。せっかくチケットを獲ったのに行けなくなるのはいやだなあ。
 一過性のものかもしれないのでちょっと様子を見ることにする。耳鳴りはするが音の聞こえには全く問題を感じない。
 2月2日
 耳鳴りが続行しているので、耳鼻科の予約を入れる。明日行くことになる。
 2月3日
 耳鳴りは続いていたが、耳鼻科に行く2、3時間前くらいにおさまる。なぜだ。しかしせっかく予約も取ったし念のために行くことにする。聴力検査をしてもらいそちらに問題はないことがわかる。耳鳴りも十中八九どうもないと思うが、もし今後も続いて気になるようだったら脳神経外科とかそっちの方だとのこと。その夜、耳鳴りが若干ぶり返す気配があったがたいしたことなく終わる。
 しかし実は別の問題も発生していた。PCなどの画面を見るのがつらい。もともと画面の輝度が高いのは苦手で輝度を低く設定しているのだがそれでもなんだかつらい。集中して文章を書いたり、TLをスクロールして追ったりするのがしんどい。ううむ、困った。明日からはしばらく時期的なバイトで、ある程度集中してPCに向かわざるを得ない。とりあえず、それ以外の局面でPCなどを使うのは最低限にしようと思う。
 2月4日~9日
 耳鳴りは起こらないが、PCをあんまり集中して見るのがつらい状態は続く。そして平衡感覚がなんだかゆらゆらする感じも。といっても、実際によろけてしまったりするわけではなく、日常生活にはまあ差し支えのないレベルだが。耳鳴りのときに三半規管あたりの血管がいかれてしまったのだろうか。単なる疲労やストレスか。低血糖や貧血か。今さらの更年期障害か。確率は低いと思うが知らない間に新型コロナにかかって無症状で経緯したが後遺症がこういうかたちで出ているとかだろうか。そういったことをぐるぐる考えながら、なんとかPCに向かうタイプのバイトをこなす。ちょくちょくPCから目を離して休憩を取ったり、対自分比でペースを緩めたりしながら。ツイッタは低浮上宣言(というほどのものではないが)をして、TLを追うことはせず最低限の情報など(特に時期的に羽生くん関連)を拾ったりするにとどめる。また、いろいろなソフトやブラウザなどの文字表示をできるものは大きくして、あんまり画面を近くで覗き込むようにしなくてもすむようにする。加えて、しっかり休養をとった方がいいだろうと思って、生活リズムを整える。めちゃくちゃ乱れていたわけではないが遅寝遅起きの傾向はあったので早めに寝るようにする。しかしあまり早起きにはならない。なぜだ。
 ちなみにこの頃の隙間時間に、耳鳴りと平衡感覚ゆらゆらの副産物として詩「擬似飛行」を書く。3月に入ってから現代詩フォーラムに塔野夏子名で投稿した
 2月10日
 定期通院の日なのでかかりつけ医に耳鳴りの件とその後の平衡感覚について話す。原因はああだろうかこうだろうかと話す私に、医者は原因など特定できないことも多いし、加齢ということもあるし当面様子を見てもよいのではと云う。まあそうだなと思う。
 2月11日~15日
 だましだまし期間もののバイトを続ける。15日に終了。13、14日くらいから平衡感覚のゆらゆら感はいくぶんマシになったような気がする。引き続きツイッタ低浮上、健康的な生活リズムを続ける。
 2月16~17日
 相変わらずある程度ゆらゆらしながら通常の仕事など。
 2月18日~19日
 土日だが、お世話になった故人の蔵書整理の手伝いに赴く。知人に蔵書をできるだけ譲りたいとのご家族の意向による。私も自分の本が増えてゆく悩みもありつつも、蔵書の中から気になった本をいただいてしまう。久しぶりの方数名と共に作業。物理的な整理だけでなく、PCに向かってリスト作成作業もあるのでどうかなと思っていたが、気が張っていたのもあってか、そんなにゆらゆらとかPCを見るつらさとかは感じずにすむ。はぴZINEの開催時期でもあった。感想などたくさんではないがなんとかツイッタで綴る。
 2月20日~25日
 いくぶんゆらゆらしながらも通常の仕事などしながら26日東京ドーム行きの準備をする。相変わらず低浮上で健康的な生活リズム。羽生くん東京ドーム行きのためならいくらでも用心する。東京ドームへのどきどきの心境などで五行歌をまとめて6首作って月刊「五行歌」誌四月号向けに投稿。25日にはぺらふぇす期間始まる。
 2月26日
 26日は昼過ぎに福岡を発つ便で東京に飛び、羽生くんの東京ドーム単独公演を堪能する。深夜に北九州空港に降りる便に乗る。北九州空港近くで宿泊。ありがたいことにゆらゆら感はあるけれどそれほどひどくない。
 2月27日~3月3日
 27日午前に帰宅。27日から2日に一度のペースで猛然と羽生くんブログに東京ドーム公演の感想などをかなり長文も含めてアップする。PCにある程度集中して向かってもそれほどつらくなくなってきているが、集中したあとにはやはりゆらゆらが強くなる感もある。ツイッタは低浮上を保つ。ぺらふぇすのダウンロードやプリントアウトはしたが、感想を書けるのはどうやら後日になりそうだと観念する。
 3月4日
 先日蔵書の整理にうかがった、お世話になった故人を偲ぶ会。スタッフだったのでゆらゆら感を感じながらもそれなりにその場をこなす。久しぶりの方にたくさん会えたのはうれしい。
 3月5日
 栢瑚五行歌部(仮)のミーティングで楽しく過ごす。ゆらゆら感はそれほど強くない。羽生くんドームの感想ブログも書く。
 3月6日~9日
 引き続きツイッタ低浮上で、やはり一日おきに、かなりの長文も含めてドーム感想ブログを書く。ブログを書くために集中することはそれほどつらくはなくなってきているが、集中するとやはりその後のゆらゆら感が強くなる気はする。あと、あんまり腰痛というものにはこれまで縁がなかったのだが8日からはやや腰痛の気配があり、用心しながら過ごす。3月10日からは羽生くんの次の公演notte stellataも始まるので、だから腰痛ひどくなって予定しているライヴヴューイングを観に行けなくなるとかいうのも困る。しかしドームの感想を書くだけ書いておかないと私が先に進めない感じがするのだ。先ってどっちだ。
 3月10日
 昼間は定期通院で医者に現状報告をして夕方からはnotte stellata初日のライヴヴューイングを堪能する。無事に観られてよかった。さてまたこちらについても感想を書かねば。ぺらふぇすの感想も週明けあたりから書いてゆきたい。
 とりあえず私の「羽生くんのための外出予定」はひとやま越えたのでよかったが、ゆらゆら感と腰痛傾向、引き続き気をつけつつ過ごしたい。
 
 うーん。まあ、ゆらゆらするとかPCなどをあんまり集中して見るのがつらくなっちゃったのはある種の疲労なんだろうなと思う。若い頃よりPCとかを見続けるのがつらくなった感はいくらか前からあったけれど、昨秋あたりはかなり集中してPCを見るような仕事をたくさんやっちゃったし、それが終わった12月から1月にかけては、比較的仕事が暇になったこともあって、やれるうちにやろうと思って、今度は自分の創作の方とかでPCをかなり集中して見るようなことをたくさんやっちゃったからなあ。その分のガタが来てしまったのかもしれない。といっても、寝食を惜しんでなんとかするとかいうほどのことでもなかったのだが(家事もあるのでそんなにぶっ続けではやろうと思ってもできない)、そして時々気分転換を入れたり身体を動かしたりするようにはある程度気を使っていたのだが、でも、集中するときはわりとがーっと集中してしまいたい方ではあるからなあ。
 加えて、私はTLをだらだらスクロールして、気になった情報を読んだり、時には自分でもコメントしたりするのを結構楽しんでたんだが、ちょっとその情報処理量がオーバーフロー気味になったというのもあるかもしれない。好奇心(?)はわりと強い方なので、日常のちょっとしたことから世界の大問題までなかなかカオスなTLのいろいろなことを見ているといろいろなことについて知りたくなってしまって考えてしまって頭が疲れてしまったみたいなことはあるのかもしれない。だから身体の方がストップをかけにきたみたいな。
 腰痛の気配も含めてとにかく「あんまり一生懸命にPCに向かいすぎるな」ってことだよな。わかってる。
 あとすべての背後にやっぱり「加齢」があるんだよな。わかってる。うん。
 いろいろなことを知ったり、集中して作業したりしたいという己の欲求をどうコントロールして、どうやって創作関係やSNSなどとつきあってゆくか、そのペースの作り方をいま一度考えねばならないかもしれぬ。ツイッタの低浮上状態どうしよう(ていうか、ツイッタそのものもどうなるかなあと思って一応マストドンにもアカウントだけ作ったのだがマストドンのローカルとか連合とかのTLはめまぐるしくて追うのが無理だよなあと思う)。ツイッタで得ているつながりとか情報とかを今の低浮上状態よりはもうちょっとフォローしつつ、より疲れない方法はないか、ちょっとしばらく考えよう。
 しかし私が集中してPCに向かってしまう原因の一部は羽生くんにある(情報収集とかブログ書きとか)のだが、なんか自分の健康やばそうと思っても羽生くんを観られるとかの予定があればそのために一生懸命健康管理もしてしまう自分がちょっと滑稽でもある。

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