見出し画像

一人文芸倶楽部Tower117の2021年

 こんにちは。一人文芸倶楽部Tower117です。
 2021年をざっくり振り返ります。

 今年もそれなりに活動できて楽しかった。いろいろなイベントに詩・五行歌・短歌・俳句ミックスの作品を出させていただいて、これは自分の作品の作り方としてひとつ面白いな、と思っている。今後も機会があればそういう作品を出したい。
 ちなみにそういう作品を出したのは
 ・紙街05「私の好きな○○」
 ・ペーパーウェル06「散歩」
 ・おうちdeちょこ文折り本フェア
 ・ペーパーウェル07「そらから降る」
(いずれもリンクからデータダウンロード可能)

 詩単独では、以前から投稿している現代詩フォーラムに今年は28篇を投稿。このくらいがいいペースなんじゃないかなと思っている。それからうさうららさんの企画「百花迷草」にも詩作品を掲載していただいた。
 五行歌は所属している同人誌、月刊「五行歌」誌への投稿、九州五行歌会への参加(ネットが多かったがリアルでも少し)は変わらず続けている。文書での全国五行歌会にも参加。ツイッタ上の天鵞絨企画さんにも何度か参加させていただいた。栢瑚五行歌部(仮)のメンバーとしても活動しているがそちらについては栢瑚のブログで振り返っているのでよろしければどうぞ。
 鳴川裕将さんの五行歌集『配達員』(市井社)の書評を書かせていただいたり、関門五行歌会の冊子『ぺんで2』に以前栢瑚のnoteに書いた伊東柚月さんの五行歌集『青の音階(スケール)』(市井社)の感想に若干加筆したものを載せていただいたり。大島健志さん企画の、山崎光さんの五行歌集『宇宙人観察日記』(市井社)のオンライン鑑賞会に参加させていただいたのも楽しかった。それから関門五行歌会の漂彦龍さんが企画運営された「漂彦龍VSアーティスト展」で、漂彦龍さんの五行歌と私の写真を組み合わせたものを展示していただいた。
 短歌は自分でも意外なほどいろいろ投稿してるなと。うさうららさん企画の短歌ハッシュに数回、それから、このnoteに書きたいと思ってて書きそびれたままになってしまって残念なのだが千原こはぎさん企画の『みずつき10』『獅子座同盟9』に載せていただいた。『獅子座同盟』は去年から引き続き二回目になる。どちらも少しずつじっくりといろいろな方の歌を味わわせていただいて、じっくり感想を書きたいと思っていたらじっくりしすぎて時機を逸してしまった。千原こはぎさんはいろいろな企画を精力的に運営されていてすごいなと遠くからこそっと思っている。TANKASONICにも佐野元春さんがテーマの歌を出したのだが、こちらは発行が来年になる模様。
 あと、今年びっくりしたのは自分の短歌が「選ばれる」ということがあったということ。短歌誌『ねむらない樹』(書肆侃侃房)の6号(花山周子さん)と7号(野口あや子さん)で、読者投稿欄の佳作に採っていただいた。それから武田ひかさん企画の「まいつき短歌祭」の最後の回で、武田ひかさん選の入選に採っていただいた。短歌はいまだ手探り状態で自分の歌のよしあしなどもあまりよくわかってないのだが、採っていただけることがあった、というのは嬉しいしちょっと安心したというか。ビギナーズラックの部分も大きいと思うので調子に乗らず今後も書いてゆけたらと思う。「うたらば」にも全ての回ではないが投稿していてこちらは採用に至らず。
 俳句はツイッタ上で月波与生さんが運営している「さみしい夜の句会」にわりとコンスタントに投稿するようになった。というか、自分の書いているものが果たして俳句なのか川柳なのかに迷いはあって、典型的な俳句でないことだけは確かなのだけれど、一応季語入れてるしなあ。俳句と川柳の境目もそもそもかなりグラデーションしているようで、まあ、当面、季語あり定型で口語現代仮名遣いというのを自分のかたちとしてやってゆこうと思っている。なお、季語というものにそれなりに歴史や重みがあることは一応認識しているが、ただ、私は季語とされていないものでも、自分の中で季節がはっきりあるものだったら季語扱いで入れていこうと思っている。もちろんこれはあくまでマイルール。
 文章もこのnoteに何本か書いたし、上記に書いた紙街05、ペーパーウェル06、ペーパーウェル07では文章も作品にしたりしている。ただ、書きたいことでまだ書けてないことがいろいろある。こういうことを書きたいというメモは一応あるので、来年はそれを少しずつでもこなしてゆきたい。準メンバーえのきが書いている羽生結弦選手ファンブログ「羽生結弦選手について地味に語ってみる」は今年もそれなりにたくさん書いた……がそれでもこちらも、書きたいと思ってこなせていないネタもあるし、こないだの全日本関連だけでもあと数本書けそう。文章をどんどんばりばり書けるエネルギーとか時間とか欲しいなあといつも思っている。

 しかしイベントを企画運営される方って皆さんすごいなといつも思っている。頻度や形態はさまざまだけれど、いろいろなイベントに参加させていただいて、本当に皆さんの熱意や実行力をありがたく感じている。自分がものぐさで行動力などがなく、裏方の事務的なところならまあできなくもないが、実際の運営みたいなことがからきしダメな人なので。
 そしていろいろイベントがあることで、創作のモチベーションにもなるし、お題があったりすると自分の発想力の鍛錬にもなると思うし、また他の参加者の方の作品にも刺激やインスピレーションをもらえたりするし、本当にありがたい。新型コロナウィルス禍でもネットを利用してさまざまなイベントに参加できるということもありがたい。というか、私はリアルでは引っ込み思案な人なので、ネット経由のイベントが多分人並み以上にありがたい。もちろん、イベントがあることで、自分の作品を目にしていただける機会が増えて、実際に読んでいただけてるのだなあという感触を得られることもとてもありがたい。というわけで、企画運営、参加、イベントに関わる全ての方にあらためて感謝したい。どうもありがとうございます。

 来年も、自分のペースで創作を続けながら、企画に参加したり投稿したりを無理なくできる範囲で続けてゆけたらなと思っている。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?