佐藤 萌香 / 一関市地域おこし協力隊 _ 東山和紙

神奈川県 → 岩手県一関市 地域おこし協力隊(2024.4 〜 ) ミッションは東山町…

佐藤 萌香 / 一関市地域おこし協力隊 _ 東山和紙

神奈川県 → 岩手県一関市 地域おこし協力隊(2024.4 〜 ) ミッションは東山町の物産振興。 伝統工芸品「東山和紙」を後世に残すため、日々試行錯誤しています。

最近の記事

11 紙布織•成島和紙•紙生里

紙布織 毎週火曜日恒例の深織の会へ。 自分で撚った紙糸を使って、紙布を織ります! 織る楽しさにも完成品の美しさにも可能性を感じました。もっと広めたい! 糸作りがとにかく大変なので大きい面積を使うものは難しいけれど、印鑑ケースや名刺入れ、キーケースなどの小物類であれば販売できるだけの量を作れるのかも。 共同作業所見学 月に1度通っている陶芸教室「あすみ工房」の先生を東山和紙の共同作業所にご案内しました。 みんなで楮の皮剥ぎ→冬場の釜茹で見学、紙漉き体験…など教室に通って

    • 10 名刺制作・正月飾り・資料整理

      名刺のデザイン 着任から丸3ヶ月経ち、100枚用意していた名刺がついになくなりました。 今までは急遽用意した最低限のものだったので、これを機に改めてデザイン。一関市内で活動する地域おこし協力隊それぞれが使える名刺を制作しました。 一関市は香川県の3分の2の面積に及ぶほど広大な町なので、一人ひとりの担当地域が一目でわかるように町別に色分けしました。 名刺を渡した相手に活動を知ってもらうため、裏面にはミッションや得意なことを記載しました。また市外の方に渡す際に一関市に興味を持

      • 9 間引き・和紙壁紙・本と商店街

        トロロアオイの間引き 1ヶ月前種まきをしたトロロアオイの芽が出たので、間引きをしました。 密集して生えている箇所の芽を取り除いて、全ての芽に日光や栄養が行き渡るようにする作業です。 農作業をしているとより感じますが、既に6月の東北とは信じられない程の暑さです。朝晩は結構温度が下がって過ごしやすいんですけどね。 トロロアオイを育てている横でらっきょう、長芋、里芋を育てているんだよと教えて頂き、畑の活用の上手さに慄く…。 和紙壁紙 大東町の京津畑地区の協力隊、丸谷夫婦を訪

        • 8 マルシェ・紙糸作り・流しこみ

          いわてマルシェ2024(5月30日〜6月3日)@盛岡 カワトク 盛岡の百貨店カワトクで開催された「いわてマルシェ」で東山町の特産品を販売しました。 ちなみに、一関から盛岡までは車で1時間半程かかります。(意外と遠い…岩手大きい…!) 東山和紙を購入して頂いたお客さまに「何に使われるんですか?」と尋ねると、ドライフラワーの包装用、新調する名刺用、ヒンメリ作り、照明作り用に…と、その多様な用途に改めて和紙の可能性を感じました。和紙が好きな方々と交流し、活動を応援する声を多く頂

          7 皮剥ぎ終・和紙ランプ・田植え

          楮の皮剥ぎ終了 ついに全束終えました! このまま冬の紙すきまで寝かせておきます。 先日種まきしたトロロアオイも今は苗が育つのを待つのみなので、しばらく和紙作りはお休みです。 田植え等の農作業が忙しい時期に暇ができる和紙づくりは農家の副業にぴったりですね。(私としては年中作業したいところですが…!) 6月は東山和紙の歴史を調べたり、和紙の加工をしたり等、和紙作りとは別の観点で動いてみます。 和紙でりんごのランプをつくる 6月1日に「TGC teen2024」が一関ヒロ

          6 種まき・施設見学・交流会etc

          トロロアオイの種まき 和紙に欠かせない材料「トロロアオイ」の種まきをしました。トロロアオイとは別名、花オクラと言われるアオイ科の一年草。根を叩くとオクラのようなネバネバの液を出します。紙漉きに使用するのはこの液で、「ニレ」と呼ばれます。ニレを混ぜることで楮の繊維の広がりが均一になり、良い紙を漉くことができるのです。 一晩水につけ、うるかした種を蒔きます。 当たり前ですが、鍬の使い方が職人さんご夫婦と私では雲泥の差!「畑仕事はまだまだだな」と…。 職人さんが耕した後の畑の

          5 織りの会・東京出張・岩手ADC

          織の会 毎週火曜日に旧田河津市民センターで作業している織の会を見学しました。 最初に織り機に糸をかける際、糸が途中で絡まったりほつれたりしないように5人がかりで慎重に巻いていく必要があるので、織るのは楽しいけどこれが大変!とみなさんおっしゃっていました。 こちらの会では「紙布織」を作る方もいらっしゃいます。紙布とはその名の通り、紙から作られた布のこと。和紙を細く切って撚った糸で織ります。以前から紙布織家の方のInstagram(山内ゆうさん)を見て素敵だな〜と思っていたの

          4 通信配布・事務作業・出店準備

          協力隊通信配布 地域おこし協力隊の活動はその自由度の高さ故に、結局何をやっているの?と聞かれることが度々あります。 そこで、地域の方々に向けて活動を発信するために隔月で「協力隊通信」を発行していきます。 とはいえまだ着任して3週間しか経っていないので、第1号は自己紹介がメインの内容になりました。 和紙の作業所で「協力隊通信の表紙どうしようかな〜」と考えながら皮剥ぎをしていて…。 紙媒体のデザインが趣味と言ってもいい程好きな私にとって、楽しい作業でした! 事務作業 市

          3 黒皮剥ぎ・挨拶回り・河川清掃

          黒皮剥ぎ 先週から引き続き、コウゾの黒皮剥ぎです。 新しく覚えたのは「ゆっかえし」という工程。 皮を剥いだ後に水でゆすいでゴミを取るので、コウゾを湿った状態で結びます。そうすると結んだところが密着して乾かずに腐ってしまうため、一晩寝かせた後反対の位置に「ゆっかえし」(結び直し)ます。 作業所と家が近いので先週は一旦帰宅してお昼を食べていましたが、今週はいい天気だったので川を見ながらお弁当を食べました。 東山和紙の歴史は古く、起源は文治五年。(835年前!)源頼朝に滅ぼさ

          2 黒皮剥ぎ・マクラメ・陸前高田

          引っ越してきて3週間が経ち、少しずつこの暮らしにも慣れてきました。既に都心の人混みや満員電車の感覚を忘れている自分に驚いています。自炊も今のところ頑張っていますが包丁で指を切ったり、土鍋の火加減を見ていて髪を焦がしたり…。てんやわんやの日々です。 黒皮剥ぎ 前回のnoteで漬けていたコウゾの皮を剥ぐ「黒皮剥ぎ」作業をしました。 東山支所からいただいた資料によると 一晩漬けて”うるけた”コウゾを引き上げ、軽く水を切ります。 次に、 と、あるように、引き台と小刀で一本

          1 挨拶回り・金山棚田・楮の準備

          初めまして、佐藤萌香です。 4月1日から一関市地域おこし協力隊に着任しました。 期間中のミッションは東山町の伝統工芸品「東山和紙」の振興です。 1週間を振り返り、日々の活動や、一関で暮らす中で感じたことを書いていきます! 挨拶回り 着任後初めての仕事は挨拶回り。 東山市所長、産業建設課長に案内していただきました。 1日目に市長挨拶、委嘱状交付を終え、 これからお世話になる東山の方に名刺をお渡ししました。 また、厳美渓、骨寺村荘園遺跡などの観光スポットや サハラガラス