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6 種まき・施設見学・交流会etc

トロロアオイの種まき

和紙に欠かせない材料「トロロアオイ」の種まきをしました。トロロアオイとは別名、花オクラと言われるアオイ科の一年草。根を叩くとオクラのようなネバネバの液を出します。紙漉きに使用するのはこの液で、「ニレ」と呼ばれます。ニレを混ぜることで楮の繊維の広がりが均一になり、良い紙を漉くことができるのです。

トロロアオイの根

一晩水につけ、うるかした種を蒔きます。

畝立て→肥料→種まき→土を被せる

当たり前ですが、鍬の使い方が職人さんご夫婦と私では雲泥の差!「畑仕事はまだまだだな」と…。
職人さんが耕した後の畑の美しさ、種や肥料を撒く際の絶妙な力加減を体得するにはまだまだまだまだ時間が必要です。
トロロアオイの根はそのままで保存しておくと粘性が落ちるため、冷凍保存します。ネリが保存がきかず、腐りやすいことも寒い時期しか紙を漉かない理由のひとつ。

昔はクレゾールという薬剤を使って保存していたけれど、匂いがきつすぎるため冷凍保存に。

東山支所施設見学研修

私と同じく4月から東山地域に転入した職員の方々と、地域内の施設見学研修に参加しました。

セメント工場見学
※撮影禁止の為写真はありません※

UBE三菱セメント株式会社のセメント工場を見学しました。セメント=石灰のイメージしかなかったので、原料に廃タイヤとかプラスチック、汚泥などを混ぜて再利用していることに驚きました。
和紙にセメント混ぜてモルタル風の和紙ができたらおもしろいな…と思ったり…。

東山市民センター
図書館が併設されているのでよく利用していましたが、ホールに入るのは初めてでした。

立派なホール!音響設備も◎
床の穴は温風の吹き出し口 
ってことは下からの風を利用して和紙のうごきを魅せる…とかできないかな

大清水
東山地域の水道の水源地のひとつ。勢いよく流れ出る湧水が砂鉄川に流れ込んでいく様子を見られる、隠れ絶景ポイントです。ちょうどいい位置にカゴが置いてあったけどここで野菜を冷やすのかな?いいな〜

夏にここで涼みたい

挨拶回りと施設見学研修を通して、東山の地理がなんとなくわかってきました。遊びに来た友達を案内して回りたい!

一関市地域おこし協力隊交流会

一関市内で活動する地域おこし協力隊が結集し、自己紹介やワークショップ、隊員募集用の告知ビジュアルの撮影を行いました。

この人数を素敵に配置するのは至難の業
撮影した写真はどうなっているのでしょう…!
協力隊になって困ったことを踏まえて、より活動しやすい仕組み作りについて話し合いました

全員が集まるのは今回が初めてだったので、改めてその人数と一人一人の背景の多様さに驚きました。この人数を県外から集めた一関市の魅力たるや…!
今後各地域の協力隊が連携をとってうまく助け合えれば、より活動の幅が広がりそうです。
早速この場がきっかけで、来月に「一ノ関の隠れ里」京津畑地区の協力隊の活動を見学する約束が出来ました。

深織の会

毎週火曜日に旧田河津市民センターで作業している深織の会へ。織り機にセットする糸を準備する「整経」のお手伝いをしました。

整経台に糸をかけながら必要な長さの経糸を作ります。
集中していないと何周目かわからなくなりそう…!
というわけで休憩するのも大切。
一ノ関に来て初のお茶っこ!
きゅうりとたけのこの漬物おいしかった〜
整経完了!
これをひとつひとつ穴に通して結んでいくのです…

金山棚田

今週は「代掻き」
均等な深さで田植えをするために、水を張った田んぼの土を砕いて平らにしていく作業です。

右下にまだ代かきが終わっていない田んぼがありますね

ひたすら鍬で土の固まりを砕き、足踏みをして慣らします。田面は泥で全く見えないので頼りになるのは足の感覚だけ。成果が目に見えず実感が湧かないのがこの作業のつらいところ…。しかし華やかな田植え作業の為には必須なのです。

ひたすら泥を踏みしめる
農作業後のご飯の美味しさは格別!
平泉の素敵なカフェ「SATO」は何を食べてもほっとする美味しさ

来週はついに花形の田植えです!楽しみ!

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