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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活 9

■おぼえていますか 大きさが違ってたことを

前回の布袋さんバンド時代に色々と客演してたらしく。
ナウシカでオームの鳴き声をギターで表現したらしく。

私、ナウシカどころかジブリはトトロ位しか見てなくて。
ナウシカ何度もテレビ放映してたのに何故か見てなくて。

この二年位でやっとナウシカとかラピュタを見れまして。
今さらながらにジブリ映画の良さを痛感しておりまして。

左が布袋さんです

ところで風の谷のナウシカは、1984年の公開なんですが
私にとって別途、重要なアニメ映画が公開されたのです。

「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」です。

小学生だった私、この頃の男子でアニメは大体ガンダム。
ガンダムの放映終わっても、ガンプラが主流で社会現象。
コミックボンボンやコロコロコミックなんて見てました。
大体ガンダムやファミコンの情報が大方を占めてました。

これはテレビ版 戦闘機がロボに変形します

そんな1982年、日曜昼間にメチャメチャSFなアニメ放送。
超時空要塞マクロス、宿題もファミコンもやらず夢中に。
翌年アニメ放映が終わり1984年、映画が公開する運びに。

1979年から80年の1年、ガンダムはアニメでテレビ放送。
テレビ版の全43話を、2時間ちょっとの映画3本分に編集。
新作カットなども織り交ぜられて、勿論映画は大ヒット。

マクロスもガンダムと同じくテレビ版の総集編的な感じ。
全36話中、27話までのお話を2時間弱に編集なんですが、
ガンダムと違い、作画を全て書き直し設定も多少変更し。

みんな大好き機動戦士ガンダム

事前情報を知らず映画を観た私は、設定変わってる??
と、思いながらもその完成度の高さに感動した覚えあり。

この感動をどうしても家で感じたく、公開早々に発売した
ビデオを親に散々お願いし、怒られながらも買ってもらう。
当時の価格で14,800円だったと思います、ファミコンやら
ガンプラは当分買ってもらえず繰り返しビデオ見てました。

当時はまだレンタルビデオ屋が無く、またマクロス位じゃ
ジブリのようにテレビでやってくれる訳でもないのですわ。
因みにレンタルビデオ屋が出来るまでもう二年位かかった。

ヒロイン リン・ミンメイ

そんなマクロス、ガンダムオンリーな友人達も興味があり。
俺ん家もビデオデッキあるし学校終わったら家で見ようと。

友人宅へマクロスのビデオを持って馳せ参じるも何か違う。
友人宅のビデオデッキ、テープを入れる間口が大きいのだ。
マクロスのビデオテープが小さくて合わず入ろうとしない。

そうです、この時に初めて知った私の家のビデオはベータ。
友人の家のデッキは「VHS」で、今でいう所の一般的な規格。

未開封!含めテープだけは実家にまだあった、一番左がVHSとなります
左からマクロスのBlu-ray、ベータ、VHS デイライト!

なんでオマエん家のビデオテープ小せぇんだよ!と小馬鹿に。

この時点で「ベータマックス」は完全敗北してたんですよね。

親父、何で小さい規格のビデオデッキ購入したんでしょうか。
新しいモノ好きな父親だけど、細かい事は気にしないタイプ。
後にVHSの波に押され利用が無くなって引越しで壊れたベータ。
おぼえていますよいつまでも大きさが違う論争に敗北した事を。

大人になってマクロス劇場版はLD→DVD→Blu-rayと買い直し(泣泣)。

あ、そういえば、ナウシカもマクロスもエヴァの庵野さんいたね。

83年のアニメージュ付録 マクロストランプとともに

■愛・おぼえていますか/飯島真理

元々シンガーソングライター志望だった飯島真理さん。
マクロスでヒロイン、リン・ミンメイ役として声優に。

ヒロインでありアイドル役なので、勿論歌う事もあり。
歌える方なので何ら違和感なく物語は進んでいきます。

アニメ放映中に坂本龍一さんプロデュースでLPだしたり。
その直後に映画の愛・おぼえていますかがヒットすると。

今でいう、歌う声優さんの走りみたいな感じでしょうか。
マクロスはドラマCD(当時はLPか)も結構でてましたし。
エンディングで流れた天使の絵の具は飯島さんの作詞作曲。

私はサントラをカセットテープで購入し、繰り返し愛聴。
でもごめんなさい私はミンメイでなく早瀬未沙なんです。

もう一人のヒロイン?早瀬未沙大尉

■早瀬大尉にその後の憧れを抱き妄想にふける

映画版のマクロス、当時のアニメで飛び抜けて繊細な作画。
細かいメカを表現するために、通常のセル画より大きい物。
相当細かい本当に細部まで拘ってるからこそ大好きな映画。

めちゃめちゃ細かい、手作業のセル画すごい

ただテレビ版を知ってないと、ちょいと判りにくい箇所も。
ただの編集では無く設定を変えている部分もあるんだけど、
27話を2時間弱で描くのでサラッと流してる部分もあったり。

私の大好きな早瀬さん、中尉→大尉→少佐と階級がサラッと。
あの人が急に巨人になってたり、敵味方が入れ替わったりと。

仕事で失敗した人見かけたら、柿崎~って叫んであげて

本当に本当~にお話を簡潔にお伝えすると、、、こんな感じ。

物語としては、男性と女性の巨人!同士が戦っているところ、
何でか人間が巻き込まれ巨大空母マクロスで民間人と逃げる。

空母もロボ形態に変形します、ここに5万人ほど入居してます

そこで主人公の一条輝とアイドルのリン・ミンメイが恋仲に。
2人が呑気に宇宙で遊んでたら男性巨人に上官もろとも捕まる。

輝のパイセンが助けに来るも戦死、輝は上官である早瀬さんと
何とか逃げ出したけど辿り着いた場所は、壊滅した地球だった。

壊滅した地球を彷徨ってたら、海中に沈んでいた都市をみつけ、
人間の祖先が遺伝子操作を行って人を巨人化し、男性と女性が
争うことになっちゃって困った困ったで、今に繋がる事を知る。

併せて男女で争う事しか教えられなかった巨人達、自分達にも
文化がある事を知り、それを取り戻すべく人間達と共闘してく。

これだけは譲れない、早瀬大尉の後ろ頭

文化があった事を知らしめた物は歌であり祖先達の流行歌的な。
リン・ミンメイに歌ってもらいつつ、輝君は早瀬さんと恋仲に。

テレビ版はその後の三角関係を28話から散々見せつけられます。

乱暴な纏めですがこんな感じのスーパーSF三角関係メロドラマ。

見つかっちゃった

今の時代にはそぐわない男らしくとか女らしくが随所に垣間見え。
でも小学生の当時から、そこの部分にはちょいと違和感を抱いて。
女が前に出るな男を立てろ的な部分の違和感を当時から理解でき、
揺れる女の心を演じた早瀬大尉を理想として大人になれたかなぁ。

その理想は、十代の職場で出会った経理のお姉さんに受け継がれ。
そのお話はまた今度として、因みにジブリは天空の城一択ですわ。

あ、締めがジブリになってしまった


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