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『統合失調症の歩き方』著者プロフィール(無料版)

山田 哲平 1981年生まれ うお座 A型 既婚1児の父

ポルトガル共和国リスボン市生まれ。2歳から東京都江東区で過ごす。17歳の時、父親の転勤に伴いブラジル・サンパウロに渡る。現地の高校に2年通ったのち、サンパウロの私立大学文学部で1年学ぶ。帰国後、京都の外国語大学でポルトガル語を専攻。3年生時に大学の留学制度「派遣留学生」として、ブラジル・リオデジャネイロへ。文部省の返済不要の奨学金も得る。

リオデジャネイロ留学中に統合失調症を発症。数々の神秘体験をし、友人から「お前はおかしい」と告げられ、公立の精神病院に強制入院させられる。一度退院するが、症状が出て再び入院。ブラジルまで母が迎えに来て、留学の途中で強制帰国。日本の医者に統合失調症と診断され、強い薬を投与され、無気力の日々を過ごす。

なんとか大学を卒業し、ポルトガル語の教師になる夢を叶えるべく、大学院に進学。その頃ブラジル音楽のグループに所属する。メンバーに恵まれ、何とか自分を取り戻し始める。東京に戻り音楽活動を続けながら、就職活動をする。NHKポルトガル語ラジオ放送のアシスタントや、在日ブラジル商工会議所の事務員などのバイトをしながら過ごす。30歳になった頃、ハローワークで仕事を探し、人生初の正社員として就職。

その後、在学中の夢だったブラジル料理店開店を目指して飲食業を転々とし、2018年、都内にブラジル料理店をOPEN。しかし、新型コロナウィルスの影響で閉店。

現在人生再起を図り活動中。

「統合失調症の歩き方」の連載を執筆した理由


皆さんはじめまして。このnoteにたどり着いて下さりありがとうございます。

統合失調症という病気は、昔は精神分裂症という病名でした。『キチガイ』という言葉で呼ばれていたように、統合失調症の人は一般的な人とは違う価値観を持ち、ものの見え方も全く異なります。

差別の対象になったり、先入観を持って見られてしまうのは、単純に理解できない行動や言動をしてしまうからだと思っています。人は、自分と同質でないものを異質と判断し、自分の安全のため遠ざけようとします。それは本能的なことなのでしょうがないのかもしれません。

しかし、その行動や言動の理由が分かっても、同じように扱うでしょうか?

僕は初めて統合失調症と診断された時から、自分は病気ではないと信じて疑いませんでした。ブラジル留学中や帰国後の、自らの行動や言動は全て自分の考えがあってしたことだったからです。もし、それらすべてを言語化できないのであれば、それは錯乱状態だと言えますが、考えたうえでの行動であるのであれば、それは、キャラクターなのではないでしょうか。

服薬を続けて17年たった今では、症状に病名が付いている方が生きやすさを感じます。しかし、100人に1人が発症するとされるこの病気ですが、この17年で、出会った人などに統合失調症のことを話しても、どんな病気か理解している人はほとんどいませんでした。

僕の場合幸いにして、当時の記憶が鮮明に残っていて、文字化できる状態でした。もし、文章化して人が読めるようなものになれば、統合失調症への理解者が増えるのではないか、という強い思いから少しずつ体験を書き始めました。今回この回顧録をnoteで連載することで、統合失調症のことが少しでも多くの人に理解されるようになればと願っています。

SNS等で、シェアして頂けると、より多くの人に「統合失調症」というワードを見てもらえるので、共有して頂ければ幸いです。

また、この連載を後々書籍化しようと計画しています。サポートして頂けたら、書籍化に向けた費用として大事に活用させて頂きます。

100人に1人に選ばれた統合失調症の人たちにとって、もっと生きやすい社会になることを心から夢見て。

哲平

この連載に関する全ての内容は、医師の監修のもと書かれたものではありません。あくまでも一個人の体験記として書かれたものです。病気に関わる全ての判断は、専門の医師とよく相談のうえなさることを強くおすすめします。

また、一口に統合失調症といっても、全員に同じ症状が出るわけではありません。ここではあくまで僕個人が経験したことを書いていますので、一つの読み物として留めて頂ければ幸いです。

無料版では本編5話まで無料でお読みになれます。6話以降をお読みになりたい方は有料マガジンでお読みいただけます。統合失調症の知られざる精神世界、ブラジルで起こった数々の神秘体験。服薬に葛藤しながらの回復の中で、導き出した答えとは?有料マガジンはこちらから↓

『統合失調症の歩き方』プロローグ(無料版)はこちらからお読みになれます⇩

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もし、僕の体験記に少しでも興味を持って頂き、より多くの人と共有したいと思って頂けたのであれば、この体験記の書籍化を目指していますので、サポートをお願いします。精神病に対する差別や偏見のない世界を一緒に創りましょう!