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フランス人から見た「日本ってすごいな!」と思ったこと【5選】

皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。

日本に来てから、8年間になります。
色なところに旅行もしてきましたし、日々の生活の中でも、僕の出身であるフランスと日本を比べる機会がたくさん出てきました。
特に、最初のころは、まだ日本のことをあまり知らないまま、日本で生活をすることになった時に、日本は中々「フランスと違うな」と思ったことがよくありました。

その中で、今日は、フランス人から見た「日本ってすごいな!」と思ったこと、その5選をご紹介していきたいと思います。

なう、①から③までは、日本の皆さんもよく聞くことですが、④と⑤は、他の外国人からあまり聞いたことがないので、ぜひ最後までにお読みください!

①清潔さと安全性

まず、一つ目の日本のすごさは、清潔さと安全性です。

日本人もよく外国人から言われていると思いますが、日本は本当にキレイな国です。
日本の町では、ゴミがほとんど落ちていません。
また、すごいのは、ゴミ箱がほとんどないのに、町がキレイです。
パリとかでは、どこでもゴミ箱がありますが、道が本当に汚いです。
歩くときに、ガムとか、犬のフンとか、ゴミがたくさん落ちていますので、必ず足元に気を付けなければなりません。
地下鉄もすごい匂いしますよ。

あとは、海外と比べたら、日本はとても安全な国です。
EIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)が発表する「世界の都市安全性指数ランキング」では、東京は1位、大阪は3位になります。

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日本では、夜、道が暗くても、歩くのは本当に怖くないです。
パリだったら、遅い時間で道を歩くと、「誰かに殺される」「絶対にものを盗まれる」と感じてしまいます。
安全性については、日本は本当にすごいです。

僕は今まで一番びっくりしたのは、電車の中で、隣の4人席に座っていたおじいちゃんは、携帯と財布を置いたまま、トイレに行きました。
時間がたっても、誰もその携帯と財布を触らずにしていました。
5分後に、おじいちゃんが普通に席に戻りました。
「日本は安全すぎやわ!」と一番思ったシーンです。

②公共交通機関

2つ目の日本のすごさは、公共交通機関です。

日本では、交通機関だけでも、ほとんどどこにも行けます。
電車はどこにも走っていますし、電車がない場合は、バスが走っている可能性が高いです。
都市ではなくて、田舎の方でも、交通機関を使えます。
あとは、距離が長い場合は、新幹線もあります。
大阪から東京までに、500キロですが、新幹線に乗ったら、2時間半で着きます。
つまり、新幹線は平均時速200キロで走っています。
しかも、最も恐ろしいのは、新幹線の平均遅延時間はたった24秒です。

日本の鉄道は本当すごいです。
時間の正確さは、新幹線だけではなくて、ほとんどどこでもの電車が時間通り出発し、時間通り到着します。
例えば、JRの定時運行率は90%を超えています。
その上で、日本の鉄道は1分以上の遅れは「遅延」としています。

海外の場合は、遅延というのは、10分から15分以上の遅れです。
つまり、予定より10分遅く到着しても、皆さんが「普通」と思っています。
特に、フランスでは、SNCF(フランスのJR)は、5分以内に遅れて到着する電車は「予定通り」と認めています。
あとは、フランスでは、SNCFのストライキが多くて、皆さんに大きな迷惑をかけています。
本数を減らすとか、そもそも電車を走らせないとか、通勤で電車を使う人は本当に困ことことがよく起こります。

③日本人の社会性

3つ目の日本のすごさは、日本人の社会性です。

はやり、日本人はほかの人を意識して行動していることに気づきました。
何かというと、日本人は、周りの人に迷惑をかけないように、行動しています。
「集団守護」という言葉も使われていますが、僕はちょっと違うと思います。
「皆さんはこうしているから、僕もそうする」と思って行動する人は、確かに日本では多いですが、僕が見ているのは、「一緒に問題なく、生活できるように他人のことを意識する」ということです。
電車を待つ時とか、レジに並ぶ時とか、ちゃんと列を作る。
レストランでは大きな声でしゃべらない。
礼儀正しく、マナーを守る。

日本ではなぜ感染者数が低いかというのは、政治対策があったからではなくて、日本人の社会性のお陰です。
もちろん、それを見て、「ただ単にみんな同じことをやってるだけじゃん」と思うかもしれませんが、その「みんなと一緒に生活する」ということも、ある意味、日本のいいところだと思います。
ただ、できれば、自分の個性が消えないようにして頂きたいと思います。

④外食チェーン

4つ目の日本のすごさは、気づいていない日本人も多いと思いますが、日本の外食チェーンです。

日本では、安くて、本当にうまい外食チェーンがたくさんあります。
しかも、メニューも多くて、注文してから、料理が来るまでに早いです。
8年間、色んなレストランで食べてきましたが、はやり最終的に外食チェーンに戻ってしまいます。

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サイゼリヤ(1093店舗)、大戸屋(353店舗)、ブロンコビリー(135店舗)、くら寿司(459店舗)、バーミヤン(339店舗)、丸亀製麺(792店舗)、グラッチェガーデンズ(50店舗)、リンガーハット(682店舗)

先ほど述べてきた外食チェーンの店舗数を合わせますと、3903店舗になります。
本当にどこにもありますので、週末でも、旅行でも、必ず何店舗か見つけることができますので、いつでも食べることができます。
おいしいものを食べられますし、出費を抑えらますし、クーポンもいつもありますので、本当に感謝です。
日本の外食チェーン、本当にありがとうございます!

一方、フランスの場合は、外食チェーンとして、マクドかKFCかケバブしかありません。
つまり、若者向けのジャンクフードばっかりです。
レストランで食べに行くと、ワンプレートでも10ユーロ(1200円)を超えるのは、当たり前です。
しかも、まずいところも結構多いです。

日本の場合は、一人1000円以下でも、いっぱい食べられます。
特に、平日のランチだと、サイゼリヤみたいに、ワンコイン・500円でメインディッシュ、白ご飯、サラダ、スープも食べられます。
おいしいし、安いし、すぐ出てきます。
フランスでは、500円でケバブぐらいしかありません。
おいしいですけど、ケバブの肉はどこから来ているのか、あやしいです。

⑤日本にしかない英語

最後、5つ目の日本のすごさは、日本にしかない英語です。

はやり、日本では、皆さんもご存じかと思いますが、変な英語がいっぱいあります。
サインを翻訳しようとして、全く意味がない、それとも変な意味になってしまう英語もあります。

例えば、こんなのはめちゃくちゃ面白いです:

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「Don’t throw away dog」⇒ 犬を捨てないでください。
そんなつもりないですけど。

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「The moon ultra parking is being recruited」⇒ 究極の月の駐車場は募集されています。
エントリーしてみようかな。

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「Please refrain from using the bathroom alone」⇒ 一人でのトイレのご利用はご遠慮ください。
誰と行ったらいいの??

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「Best ass meat barbecued pork Ramen」⇒ 最高のバーベキュー尻肉の豚骨ラーメン
いや、そんな、遠慮しますわ。

一方で、日本人が作った英語は、実は、たくさんあります。
日本人は、もちろん、日常的に使われている言葉ですし、英語なので、海外からその言葉が来ていると思われがちですが、実は、日本人が作った英語です。

・まずは、英語で長いから日本人が短くした言葉があります。
例えば:パソコン、エアコン、アポ、ミス、スーパー

・後は、英単語を2つくっつけて、新しい英語もあります。
例えば:サラリーマン、ガソリンスタンド、コインパーキング、ホットケーキ

・最後は、英語ですけど日本で違う意味で使われている英語です。
例えば:テイクアウト、ハーフ、クレーム、Uターン
それでは、今日は、フランス人から見た「にほんってすごいな!」と思ったこと、そのTOP5をご紹介させて頂きました。

◆結論

最後に紹介した日本の英語は、遊び心として、紹介させていただきましたが、日本の清潔さと安全性、日本の公共交通機関、日本人の社会性、日本の外食チェーン、本当にそれを見て、日本はすごいところもあるんだなと思いました。

2020年10月24日
投資家Cuber

※日本関連記事
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