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忘れた頃に振り返る旅の記録 #香港 01

2.21〜2.25 4泊5日の香港旅行。
その人がそこにいるからという理由で訪れた香港。
特別な場所になった。

書かなきゃどんどん忘れそうだから。
ほんとうに自分へのmemo程度なnote。
いつか思い出したくなったら振り返られるように。

書き始めると思いのほか長くなったので、2.3つに分けて書くことにします。

.....

---2.21---
○フライトにて香港へ
どんな顔をして会うべきかどう切り出すべきか。
5日間を楽しく過ごしたくて緊張していた

○再会
入国ゲートを出るときに、ひょこっと私をみつけてくれたあの姿は忘れない。「ひさしぶり」とお互いはにかんだ

○電車で移動、チェックイン
あらかじめチェックインして荷物を置いてきた彼女
simカードを用意してくれていた優しさに驚く
わたしが2万5千円しか換金してこなかった事に彼女は驚いていたが、結局2万円とカード1回しか使わなかった。それはそれですごい。(笑)
チェックイン前、彼女がわたしに「ほんとに思ったよりホテルの部屋小さいから絶望しないでね(笑)」と言った。彼女が以前東京で宿泊するためにとっていたホテルを少し大きくしたくらいと説明してくれた。わたしはあの彼女と過ごした東京での2日間を少し思い出した。
5日間、楽しくなる予感がしてきた

○夜ご飯、ワンタン麺
「何食べたい?」と聞く彼女にわたしは「ワンタン麺」と答えた。遠く離れた場所でお昼ごはんにお互いワンタン麺を食べたシンクロを思い出したから。
広東語しかないメニューを代わりに頼んでくれる姿はかっこよかった。

○夜の散歩
海を少し見に行って、思い出話をして。
誰がどうなったとか、あんな高そうなホテルに泊まりたいー!とか。
帰りにセブンイレブンでチョコミントのアイスを食べた

○おやすみ
明日の計画を立てて就寝。
この日は何も切り出せずおわってしまった。
ダブルベットにふたり、縮めちゃいけない距離。
彼女がいびきをかくことを初めて知った。
むにゃむにゃと言う彼女が可愛くて、わたしはもともと人の横で寝るのが得意じゃいこともあって、寝れなかった。

---2.22---

○おはよう
10時の開園に間に合うように起きて準備をした
今日はオーシャンパークへ
彼女がネットで格安のチケットを見つけてくれた。
ほぼ半額じゃん〜と彼女は言っていた。
お互いお金にそんなに余裕はないので助かる、かっこいい。

○オーシャンパーク


まず電車に乗って上のエリアに。
ウォーミングアップに優しいコースターに乗って、次に一番激しいものに。少しびびってたけどこれにはまって合計2回乗った。その後もアトラクションにひたすら乗り続ける。長いお昼ごはんの列に並んで。
食べるスペースがどこも空いてなかったので適当に座れるところに並んで座って食べた。
1つ前のアトラクションで一緒だったマレーシアから来たらしい美男美女カップルが手を振ってくれた。
クラゲとかサメをみにいく。
マンタとエイの境目について話したり、クラゲ、サメ、等々日本語をいちいち聞いてくる彼女が可愛くて。
これまで逃げてきた直下に落ちるやつに乗り。
わたしは本当にびびっていたけど乗ってみると案外大丈夫だった。
イルカ&アシカショーを待つとき最強に眠かった。
上のエリアをほぼ制覇した頃には夕方で、ロープウェイの列に並ぶ。日本語(カタカナ漢字ひらがなの使い分け)の話、方言の話、これからも旅をしたい話などなどをした。また同じタイミングで一緒に旅ができたらどれだけ素敵だろう。
いざロープウェイで下へ!
2人きりかと思いきや、定員きっちりに押し込まれたので見知らぬ人と5人に。
やる気のないパンダを見に行き、お猿の可愛さに萌え、昔の香港再現エリアで私が中国語で話しかけられる。最後の時間で魚を鑑賞。彼女が同級生に遭遇。
お土産屋さんで彼女のひらがなチャレンジが始まる。
オーシャンパークには日本から輸入したであろうものが沢山並んでいた(笑)
閉園時間!オーシャンパークを後にする。
開園から閉園まで目一杯あそんだ!
アトラクションもかなり乗れたんじゃないかな


○銅鑼湾(causeway bay)エリアへ

夜ご飯を探してうろうろ。
いつも私たちの悩みのタネは何を食べるかだった。
ごはんに焼き豚&卵焼きが乗っているものを食べる。
彼女は謎のヌードルとトーストを食べていた。
(香港では朝ごはんにヌードルとトーストを食べるのが定番スタイルだと聞いて、異文化だと感じた笑)
そしてその定番の朝ごはんを、ディナーで食べている人がたくさんいたことにも。

タイムズスクエアやモールをうろうろ。
わたしの好きなブランドを見に行くがお気に入りが見つからず私の新しい財布をゲットするという目標が遠のいた。

そした私はロフトみたいなところで写ルンですの仲間を購入。持ってくるつもりだったのに、忘れてしまったから。すこし日本より高かったけど、いい。
なにする?ってなり、2軒目に行くことに。
まさかの香港で世界の山ちゃんデビューを果たす。
久しぶりに一緒にお酒を飲んで思い出話をたくさんした。1杯ずつしか飲まなかったけど、彼女はデザートを食べていた。同じ旅をしながら違う時間を過ごしてきたんだと、実感した。
やっぱり彼女とは一緒に飲むというイメージが強すぎる(笑)
そもそも私たちが初めて言葉を交わしたのも、お酒を通してだった。そして私がかろうじて英語ができるから、飲み友達になった。懐かしいね。

○トラムで最寄りまで


香港のトラムかわいい!!!すき!!!
ビールを買って帰る。
飲みながら、どう切り出そうか頭を抱える。

その時のビールがこれで、疲れていたのかいつもより早くまわるビールを流し込みながら彼女の後ろ姿を眺めながら書いたのが深夜の備忘録#01向き合う勇気は愛 だった。

○「ねぇ、聞きたいことがあるんだけど」
"私たちは一緒になるべきじゃないと思う"という意見に一致して本当に良かった。寂しいけど、よかったんだよこれで。そして沢山意味のあったこと、あらゆることに感謝をしてオヤスミをした。私は感謝も、会うのが怖かったことも、ぜんぶ言葉にできて伝えられたことに本当にスッキリした。なによりもありがとうを伝えたかった。

---2.23---

○遅めのおはよう
10時のアラームに起きれずだらだらして、起床。
わたしが先に準備を始め、化粧を開始するくらいで彼女が準備を始める。彼女は化粧をしないから、髪をセットするだけ。そして彼女のほうが早く準備を終え、わたしを待つというお決まりのパターン。

○傘
この日は1日通して雨で、降ったりやんだり厄介な天気だった。そして彼女はずっとわたしに傘をさしてくれた。わたしには良いと思えないセンスの、黒と黄色の大きな傘。(笑)わたしが持つのを代わるよと言うと、「きな子にはきっと重いから」とずっと彼女がさしてくれていた。ほんとうにカッコいい。

○お昼ごはん


前日のオーシャンパークを後にするとき、「何食べたい?」と聞かれ「点心!」と言うと、点心はお昼に食べるのがメジャーだと教えてくれた。ので、3日目のお昼に点心を食べることに。彼女が近くの有名店を調べてくれたのでそこに。たくさんの観光客で賑わっていた。
ちまきと大根餅美味しかったなぁ〜〜〜
彼女が頼んだ丸くて中に甘い少し砂糖のジャリジャリが残るカスタードまんじゅうみたいなの、面白い味がした。たくさん食べたかったのに食欲不振でなかなかおいしそうに食べる姿を見せれなかったのが悔い。

○temple


私が行きたいリストに入れていたtempleへ。
日本人のツアー客が多くいて、私たちが一緒にした旅みたいだと言って笑った。そして彼女が文化や歴史、しきたりの説明をできないので、ツアーガイドさんの説明に耳を傾けた。(笑)
本当はここでおみくじをしてみたかったんだけど、大混雑だったのでぐるっと一回りして終了。
占いの文化は日本と同じだねという話をして。
そしてきな子の家族はほぼクリスチャンだから、私はお正月に初詣に行ったりしないんだよと言うと彼女は驚いていた。そんな話ができるのもすきだ。

○モンコック


若者たちが集う町、モンコックへ。
タピオカミルクティーなるものを彼女が買っていたので、わたしもウーロンタピオカミルクティー?を購入。価格帯は日本と同じくらいで、味はさっぱりと甘くて美味しかった。そして彼女はそれをあっという間に飲んでしまうのだけれど、わたしは満腹だったので長いこと持って歩いていた。

○女人街
女人街のマーケットではワンタン麺のマグネットを買おうか迷ったけどなかなかに気にいるモノに出会えず、結局なにひとつ買わなかった。沢山の日本人とすれ違い、韓国語の単語を拾い、英語で会話をし、カレー屋さんのキャッチのインド人をおもってヒンディー語を思い出し、頭の中は言語ですごいことになっていた。
そして!!!来るときのフライトが同じだった20くらいの女の子2人組とオーシャンパークでも会い、女人街でも遭遇した。驚きすぎてわたしも彼女もテンションが上がった。(笑)「これで明日も会えたらすごいね」「きな子、あの子たちに、明日はどこに行くの?なにする?って聞けば?笑」なんて話をしていた。

○大きいモール
とても長いエスカレーターのあるモールに
日本の雑貨屋さんに寄り、いろいろと喋った。
基本的に私がこの旅で全然買い物をしていないので、彼女はどう思ったんだろうか。

○金魚街


金魚よりも何よりも、小さな箱に敷き詰められる白い大量なカエルに衝撃を受けた金魚街。
心底気持ち悪く、写真さえ撮れなかった(笑)
亀が狭いケースにたくさんいたのも心が痛んだし、日本から来たと言う白い大型犬のわんこにどうか良い飼い主さんに出逢うんだよ、とテレパシーを送った。
熱帯魚は好きだから、いつか昔みたいに熱帯魚を飼いたいと思った。

○moko


mokoかどうか分からないけどショッピングモールに入り、カフェを探し休憩することに。
その途中の歩道橋から見た香港の街並みがとても美しく、雨もまた風情で、あの景色は忘れられないな。
(もちろん写真はあるが、まだちょっと美しすぎて公開するのを惜しんでいる)
そしてその景色を撮る彼女の後ろ姿を写るんですに収めた。
この旅で私が撮った彼女の唯一の写真。
いつか、この旅を、彼女を思い出したくなったら現像しようと思う。
そして文化についてもたくさん教えてもらって、やはりローカルな人とまわるとその土地のことを知れるから面白い。わたしはこの旅でだいぶ香港に詳しくなったと思う

○コーヒーとじゃがいも
わたしはこの度の間いつも通りに食べることができず、夜ご飯に備えて何も食べなかったのだけれど彼女はオーブンで焼かれたじゃがいも(このカフェの定番メニュー?)を食べた。彼女は見かけによらずよく食べる。
そして本当に色んなトピックについて語らった。
彼女が日本に来るならどれくらいお金がかかるのか、どんな手段があるのか。そしてわたしのこれからのビジョンや目標、歴史観やジェンダー観など。
わたしを構成している価値観を彼女にきちんと話す機会はこれまであまりなかったので、本当に良い時間だった。

○ローカルなモール
あまり観光客が行かないであろう小さなモールをうろうろ。彼女が開けた新しいピアスの穴がわたしは羨ましかった。とてもよく似合う。

○友達がおススメしてくれたいたお店でディナー


ローカルなバスに乗り、お店のあたりまで。
20時ごろに入店。ラストオーダー20時半だったこともありお客さん少なめ。やっぱり私は食欲が湧かなかったのだけれど、あんかけ焼きそばをオーダー。
彼女はマカロニスープみたいなやつ。
私はホットの杏仁ドリンクを頼み、彼女はホットのコーラにレモンとジンジャーが入っているものを。
彼女のやつ、美味しかった。香港の定番なのだと初めて知る。あんかけ焼きそば、美味しかったんだけど量が、、、!!

○カッコいい建物(語彙力のなさ)


前回の香港で10分だけ立ち寄ったところ。
今回は夜だったからめっちゃ綺麗だった。
あまり上には人がいなくてお散歩。
時計台にも登ったり。

○ハーバーへ


私がこの5日間で一番感動した場所。
この頃には傘もささなくて良いくらいになっていた。
「ニューヨークみたいだね!!やばい!めっちゃ綺麗!」とはしゃいでいた。私たちは一緒にニューヨークに行っているので、「わたしたち今ニューヨーク(笑)」なんて言ってあの旅を懐かしんだ。
やっぱりここにも日本人が沢山いて、20くらいの2人組が写真を誰かに頼みたそうに困っていたので話しかけた。「あの子達日本人だね(笑)すぐわかる」「きなこ!話しかけに行けば?(笑)助けて欲しそうだよ」と言うの話しかけた。私はあまり外見が日本人っぽくないからか、「えっ日本人の方ですか!?こちらに住んでるんですか?ありがとうございます!」と喜んでもらえたのでなにより。
「船に乗る?電車で帰る?」と彼女が聞くので、「船!」と答えた。もうほんと、泣きたくなるくらい綺麗だった。やっぱり、私たちの旅を思い出した。

そして私のお気に入りのトラムに乗ってホテルまで帰宅。ゼブンイレブンでお酒買って帰ったのに、疲れてて飲まずに寝ようってなったね。

○おやすみ
さて寝ようって布団に入ったのに、彼女が何やら言い出した。頭と心の乖離に悩まされていると言うお話。
哲学的なことを永遠と語らったね(笑)しらふで。(笑)そして突き詰めていくと、ここからはわたしの心にしまっておくけど、私は彼女の返答に心底びっくりした。わたしは勝手にスッキリ!していたから。

そして彼女は「きな子のことを傷付けたくない」といった。そこに彼女の誠意を感じたので、わたしは嬉しくなったと同時に、やっぱり彼女は素敵だと思った。
そして一緒に頭と心の乖離に葛藤しながら、答え出さずに「もう寝よう!それがいちばん!」ってなって寝た。
寝息を立てる彼女の横で、わたしはなかなか眠れなかった。彼女が寝返りを打った拍子に顔が近くまで来た時、わたしは思わずキスをしそうになった。
ルール違反になるかな、と思ってやめた。
寝る努力をしたけど、やはり眠れなかった。




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