働き方改革研修を実施する!
働き方改革を推進するべく、研修を企画した。
校長と研究主任に提案。
夏休みでの実施を考えていたが、短縮されてしまったため中止も覚悟した。
だが校長と教頭が夏休み外でも実施しようとおっしゃってくれたため、6月か7月の実施に向けて準備している。
今考えている研修の内容を写真とともにまとめでみる。
まずは現状把握。
変形労働時間制についても伝える予定。
変形労働時間制とは、表のように繁忙期の定時を延ばし、延ばした分は夏季休暇として休みをまとめ取りするというもの。
国は残業時間の上限目標を45時間に設定したため、その達成に向けての対策である。
(1日2時間残業すると、月に40時間ほどになる。大体18:30ごろに帰れば残業2時間ほどだが、夏は18:30まで部活動をやっている。)
正直、この変形労働時間制は小手先だけの対策だと思う。
定時を伸ばせば当然残業時間は減るが、帰る時間は変わらない。
その分を夏休みにまとめて休むようにしたところで、抜本的な改革には全くつながらない。
業務内容を見直そうとしていないからだ。
何を削減すべきかに焦点を当てず、業務量はそのままにしていかに残業時間を減らすかという残念な考えである。
スクラップできることを考える。個人の工夫を促す。
課外指導と事務業務を減らしていくこと。
先生方の時短テクニックをグループに分かれて紹介し合い、発表者が話し合いの内容を全体に発信し、共有する。
研修までに、校務用のデータ内に時短テクニックを一つ入力していただき、いつでも閲覧して確認できるようにしておく。
私の実践を伝える。
写真のように体育倉庫の整頓で意識したポイントなどを共有する。
職員室の自分の机の上は何も置かないようにしているので、その実践も伝える。
今後の検討事項。
すぐに変更は難しくても、この場で話すことで意識付けを図る。
iPadの活用方法にも簡単に触れる。
(good notes、keynote、Trelloなど)
参考になった書籍の紹介。他にも何冊か掲載予定。
まずは自分の労働環境や業務で「スクラップ」できることはないか考えていきましょうというまとめで締める。
大体1時間弱ほど。
一方的に話すことはせず、意見を伺いながら楽しい雰囲気でやりたい。(もちろん感染対策は十分にした上で)
業務が減って早く帰れたら何ができるのか?
ワクワクしないだろうか?
私はこれまで多くの研修を受けてきた。
生徒のためにこんな実践やあんな指導法も…と素晴らしいアイディアが溢れていた。
だが、溢れすぎた。
やることと残業がどんどん増えていき、体に負担がかかる。
思えば、どう業務内容を減らしていくかという研修は受けたことがない。
新たな知識を得たときは新たな仕事が増えていることが多い。
だが働き方改革についての研修は逆だ。
新たな知識を得ると仕事が減る。
自分が楽になる。
せっかくの素晴らしい生徒のための実践やアイディアも、時間と仕事に余裕が生まれなければ広まっていかずに埋もれてしまう。
校内の研修ではあるが、私は業務内容の改善を訴えて、教職員の残業を減らしていきたい。
土曜授業、長期休暇短縮も決まり、ますます教員は激務となる。
本来の業務である学級や授業のことを考える時間を確保できるように無駄な仕事をどんどん減らしていきたいと思う。
ありがとうございました。
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