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奄美バス旅、やってみる? 宇検村への旅ーその⑤:マングローブをいつみるか? カヌーって乗りたいですか? 編ー

GW明けましたね。
この時期、五月病とかになっても当たり前なので真剣に無理して働かなくていいですよ。(こんな上司だと会社は動かなくなる)

さて、以前、バス旅さんが夕方便で来て泊まれるホテルとして「ばしゃ山」(奄美北部)付近をお勧めしたのですが、今回夕方には市内着で、ビジネスホテルに泊る、バックパッカー向けホテルや民宿に泊まるプランをご案内。

バス旅さんに良さそうなホテルのうち、夜に飲食店ひしめく屋仁川まで安心して歩けそうなビジネスホテルとして思いつくのは、
・ウエストコート奄美
・ウエストコート奄美Ⅱ
・ホテルニュー奄美
格安ホステルとしては、En-Hostel,、Golden Mile Hostelが市内のど真ん中で便利という印象。ビジネスホテルならば、最上階に大浴場もあったりしますので、ご予約の際ぜひご確認を。

「ホテルサンデイズ奄美」までは少し海岸側へ歩きますが、オープン半年なので、新築でとても綺麗です。

他にもいいホテルはあるのですが、市内の中心部、商店街や屋仁川から3キロを終えると、ちょっと個人的には夜に歩くのは辛く感じます。

2キロでも知らない場所を夜間に歩くのはかなりの道のりに感じるはず。
今回は外しましたが、少し離れたところにあるホテルでは、ロビーには「貸自転車」なるものがあります。

いずれにしても、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」ですが。
屋仁川沿い、道を知らずに一歩通行を逆走するレンタカーが多いので、結構な頻度でパトカーいますよ。
……という理由で、バス旅さんに向けては、市内は上に書いたものがお勧めかなと感じます。

リゾートホテルについては、いい所が沢山ありますので、レンタカーなら、どこでもどうぞと言えるのですが、バス旅さんの場合はバス停から送迎可能か、食事する場所は近くにあるのか、を必ず確認してください。
リゾートホテルに泊っているならば、夕食込みのプランを。

市内の屋仁川は基本、地元の方が食事をする場所でもあるので、「ご当地色」溢れるお店よりも皆さんが普段食べているお店も多いのです。
(パン、ラーメン、蕎麦、カレー、焼き鳥など)

そんな中、島料理を食べたい!島唄を聞きながらのお食事希望!の方には、いくつかお店はありますが、どこも大人気の上、団体ツアー客が入ることもありますので為、予約は必須です。

大抵の場合、食事開始時刻は決められています。
そこに集う皆さんの食事の提供が全て終わってから、唄が始まる為です。
よって、遅刻は厳禁。

有名どころとしては、まぁじんさん、かずみさん、吟停さん、ならびやさん(黒糖焼酎好きならここがお勧め)などでしょうか。
島唄が無くても地元料理を食べられる居酒屋さんも屋仁川にはたくさんあります。
ただ、ひとり旅さん(特にソロ活女子)には、若干敷居が高い(というより一品あたりの量が多い)かもしれません。

賑やかなのが嫌な方、到着初日にあちこち巡り巡って疲れ果てた方、ナイトツアーに出かけるから食べる時間がない!という方は、コンビニやスーパーでご当地のスパムにぎりとか、爆弾オムライスおにぎりなど買って、お部屋で食べても良いと思います。コンビニには、小瓶の焼酎などもありますので、お部屋でまったり味比べもできると思います。
お土産用、味見用の焼酎小瓶だから、一瞬でなくなりますけどね。

プリン体ゼロ!糖質ゼロ!などと他の飲料が騒いでいますけれども、焼酎は蒸留酒だから始めっからそんなのはいってない!
寝る前の一杯は、身体に良いと信じて疑わない私。
個人的には、氷を沢山いれてソーダや水で1:1の割合で飲むのが好きです。

クラッカーチーズとか、トマトソースのピザトーストとか、わかめの梅和えとか、もずくレモンとか、普通にあたりめとか、もう何でも合うんです。(断じて酒飲みではない)

昼下がりのまったりした時間に最適(小瓶大好き)

1杯で酔ってしまうレベルの私は、二杯目からは、何対何とかお湯割りとか水割りとか、お湯が先とか、水が後とか、どっちでも味なんか一緒じゃい!状態です。

そんな奄美黒糖焼酎初チャレンジの夜を終え、旅は2日目の朝となります。
鶏飯の朝ごはん付きのホテルに泊っているあなた。酔い覚まし的に最強です。喜びましょう。

朝ごはんついてないよ!なら、名瀬郵便局横のサンドイッチカフェをお勧めします。少しお高めのサンドイッチですが、ここのポテト、最強です。
韓国で一時人気だったカステラも美味しいですよ。
関西人には、「これ、りくろ―おじさんのチーズケーキのチーズ抜きやん!」ってなるとは思いますが。

コーヒーフロート好きです。

店舗が拡大して2倍の広さになるほど人気になったので、これ以上宣伝したくないんですけどね。
GWには人が殺到していて、GW明け、チキンが消えていました……。
美味しいもんは美味しいので。尚、何より恐ろしいのは、不定休、です。
テイクアウトもいいですが、バス内ではお召し上がりになりませぬように。

バス停目の前、お向かいのお蕎麦も美味しいですよ。(緑の建物)

ここのバス停は「名瀬郵便局前」。
お店の目の前にバスが停まりますが、北行きの空港行も、南側の(マングローブパーク方面)も、それ以外のバスも同じ方向に向いて停まります。
乗ってもいいバスかどうかが不安な方は運転手さんに行先を伝えて確認を。

「反対行きのバスが何故同じところに停まるのだ!?」と思われるでしょうが、バスは市内の狭い範囲をグルグル回っているのです。(何なら乗り遅れても、走ったら別のバス停が追い付ける位置にあったりする)
バス停にある時刻表を見ても、????となるかもです。

初日にジェラート食べられずで、市内でジェラートも食べておきたいのなら、アンティカ(ANTICA)も郵便局から近くです。北部のLa Fonteのようなお洒落感を求めないでくださいね。

今や「たっちゃんのジェラート」って言った方が伝わります。
「たっちゃん」って、あのWBC(野球)の有名人のことではありませんよ。
念のため。

絶対顔を入れたくなる系のシュールな看板

インスタ投稿したら、割り引きも。
たまに往復3時間かけで、宇検村からご褒美「塩サンゴアイス」だけを食べに出かけております。(実は瀬戸内、加計呂麻のアイスなんだけど)

さて、奄美郵便局前バス停にバスがやってきますが、南へと向かうなら、前述のとおり、間違っても空港行きに乗らないようにお願いします。
マングローブパークへ行くのは、「せとうち海の駅」行きバス。

名瀬郵便局前バス停から出発の時刻は、下記の通り。
(ホテルウエストコート前は、この3分後です)
★9:15 (パーク到着時刻:10:05)
10:33 (パーク到着時刻:11:23)
★12:03 (パーク到着時刻:12:53)
★13:33 (パーク到着時刻:14:23)
15:03 (パーク到着時刻:15:53)
16:33 (パーク到着時刻:17:23)
19:03 (パーク到着時刻:19:53)
以上7本。ご覧のとおり、市内からおよそ1時間近い道のりです。
市内を離れて15分もすると、山だらけの景色に変わります。

上記7本のバスのうち「マングローブパークでのカヌー乗船が可能な時間に到着するバス」は……なんとっ!、★印の付いた4本のみ。
何故なら、「受付が20分前まで」と、なっているから。

そして、マングローブパークへ行かずに宇検村へ直行する場合、乗換のバスに連絡するのは、2本のみ。
(太字部分、10:33発と16:33発)
バスの左側に座っていれば、マングロ―ブパークバス停を過ぎてすぐ雄大な景色が車窓から眺められる場所にたどり着くので、カヌーに乗らない人ならこれでも十分に楽しめます。

ご参考までに、マングローブパーク(「マングローブ茶屋」ではない)の、カヌー体験の回数は一日たった5回。
午前10時
◎午前11時30分
◎午後13時
◎午後14時30分
午後16時
以上。

つまり、バス旅さんが参加できるのは、◎印の付いた3回まで。

午前10時のカヌー体験には、午前9時40分までに受付へ行かねばならない。
⇒到着できるバスがそもそも無い。レンタカーの方のみ可能。

午前11時30分のカヌー体験には、午前11時10分までに受付へ
⇒名瀬郵便局前9:15発、10:05マングローブパーク前着なら行ける。

午後13時のカヌー体験には、午後12時40分までに受付へ
⇒名瀬郵便局前10:33発、11:23マングローブパーク前着なら行ける

午後14時30分のカヌー体験には、午後14時10分までに受付へ
⇒名瀬郵便局前12:03発12:53マングローブパーク前着なら行ける。

最終受付は16時で、15時40分までに受付へ
⇒13:33発、14:23マングローブパーク前着なら行ける。

お判りでしょうか。
基本、パークに到着してから1時間以上の待ち時間がある計算です。
ひとつもまともにバスの時間に合う時間帯がない無いという現状。
そう、「まさか1時間もかけて、ここまでバスで来る人はおらんやろ?」的扱いなのです。

この時間的ロス、貴重な時間を費やしているバス旅さんにはとっても辛い。

そこでお勧めなのが、受付で申込だけ済ませたら、昨年でできたばかりの「世界遺産センター」(無料、木曜休)で1時間程見学をしてから、カヌー体験へ、というプラン。

因みに最終便、15:40までの受付ですが、空きがあれば電話予約さえしていれば、15:53着のバスで駆け込んでも対応していただけるようですが、これはかなり離れたカヌー乗り場まで歩く時間も含まれているのでとても大変。

市内から1時間もかけ、ここまで来てバタバタして、「世界遺産センターを全く見られない」というもの何とももったいない話ですので、バス旅さんには最終の回はお勧めはしません。

隣接する、完成してまだ1年の「世界遺産センター」(入場無料、木曜定休)には奄美で見ることのできる様々な生物(レプリカ、剥製)がいます。
ここのお土産品は、環境のことを考えた素敵なものが沢山。そこそこお値段はしますが、自分用に記念のお土産に良いかと思います。
(入場無料、しつこいようだけど休館日は木曜)

ところで! でございます。(急に丁寧)
宇検村にたどり着けるバス、皆様ご記憶にありますでしょうか。

そう、一日3本、厳密には早朝乗り継げない便を外すと2本。
宇検村にたどり着けるバスと連絡する「せとうち海の駅」行きバスと言えば、マングローブパーク発、11:23か、17:23のみ。

つ、ま、り……。
マングローブパークで遊ぶと、宇検村行きの早いバスには乗れない。

唯一可能性があるのは、17:23のバスに乗ることなのですが、これ、通勤通学用バスで、学生さんたちのためのバス。

例えば、この夕方の宇検村行きバスに乗る場合だと、
市内12:03発、マングローブパーク12:53着。
1時間半ほど世界遺産センターで長々と時間を潰す
14:30からのカヌー体験。
1時間から1時間半ほどカヌーで遊ぶ。16時まで遊んだとしても……その後、17:23までバスが無いのに、レストランは16時まで。
……という愕然とする事実。
宇検村に到着した時には、もう間もなくハブの活動時刻です。
ホテルや民宿では、夕食の時刻。その後にナイトツアーでも入れようもんなら慌ただしいったらありゃっしない!ですよ!奥さん。
(誰に向かって問いかけているのだ)

「え?なに? それって一日中マングロ―ブパークにいろってこと?」
と、なる訳です。

そりゃあ、バス旅さんからマングローブパークが敬遠されて、瀬戸内直行のバスで加計呂麻まで行っちゃうわけです。(宇検村に来て。お願い)

マングローブパークさん、お願いです。何とかしてください。
しまバスさん、せめて、マングローブ遊んだ後に時間を合わせて乗ることのできる宇検村行きバスを1本でいいのでお願いできませんでしょうか。

それぞれの偉い方々、どうかそれぞれのお立場で、縦割りに時間を決めるのではなく、他の企業との連携も考えていただきたい。
最初っから「バス乗るやつなんかおらんやろ」的考えは、きれいさっぱり捨てていただきたい!(バス旅観光客の声代表)

マングローブパークでカヌー遊びを堪能し、世界遺産センターも見たし、もうすることないわ!となれば、お腹が空いたらレストランもあるにはありますが、残念ながら、郷土料理色の強い品はありません。どちらかというと、大体ツアー旅行客向けのレストランです。
しかも16時に閉まる……。

どうしろっていうねん。

「夕方、バス停前に呆然と立ち尽くしている人を見かけた時の心の声」を代弁してみた

時間があったら入り口横の休憩所的な座敷で携帯でも充電しながら、バスを待つのも良いかもしれません。(受付の方に一声かけてからお願いします)
しかーし、ここまで来ても、干潮、満潮、カヌーで行ける範囲、観られる場所は異なります。

お天気が悪い(波が高い)と中止も。
いつ行っても、タイトル写真のようなマングローブのトンネルをくぐれると思っているあなた、詰めが甘いです。
(お写真お借りしました。ありがとうございます!)
潮が満ち過ぎてもトンネルはくぐれない、引きすぎても漕げないんです。

その奇跡のようなタイミングでカヌーに乗れた人は、ラッキー以外の何物でもありません。

そういう理由で、去年の投稿では、時間的融通の利く「マングローブ茶屋」に申し込んでくださいとお伝えしていました。

バス停はマングローブパーク海の駅から、ひとつ先。「マングローブパーク入口」。バス停の名が似ていてとっても紛らわしいですが、明らかに何もない所のバス停から坂道を登りきると、そこの右手に茶屋があります。
大きな建物がある方は、マングローブパーク、世界遺産センターですのでご注意を。

どちらの観光でも、ガイドは、ひとグループあたり数名を案内します。

一緒のグループにわがまま偉そう上から目線のかっこつけた都会人(偏見)や、「こんなところ来たくなかった、焼けちゃうわ!早く帰りましょ!」とか言い出すわがままカップルの女子がいたりすると、なかなか大変。いや、ガイドさんが一番大変でしょうね。

貸切だとそれなりに費用があるものの、せっかくの旅、是非ご検討を。

「11:23にマングローブパークを出発するバスに乗りたいのですが」とお願いしておけば、マングローブ茶屋ならバス停まで送ってくださるはずです。バス旅さんの鉄則、荷物は最少にがここでも重要。

尚、到着から出発まで1時間半はみておきましょう。

11時23のバスに乗るには、1時間程しかない結構短めのツアー。
茶屋からは、橋を渡り、対岸まで車で移動です。
干潮とか、満潮とか、考えず、とにかく乗る。という感じ。
ガイドさんから「時間が無さすぎて無理です」と断られたら、諦めるしかありません。

いずれにしても、1時間近いバスの旅、飲料水と、軽食、リュックに入っていますか?
スーパーなら市内にはグリーンストアがあります。24時間開いているところもあります。
一旦市内を離れ南下したら、バス旅さんだけでなくても、気軽に立ち寄れるコンビニは瀬戸内終点までないですよ。

バスの券、購入済みですか? 買っていないなら、千円札と小銭は必須。
宇検村や、瀬戸内まで行くなら、一日券がお得でラクチンです。

さてご覧の通り、バス旅さんにはとっても行きづらいマングローブパーク。

個人的には、先に宇検村まで行ってしまってから、宇検村で1泊ないし2泊して、またバスで戻って来て世界遺産センターとマングローブパークを観るというプランの方がお勧めです。

宇検村湯湾発9:35、厳密には屋鈍からやってくるバスは9:35に湯湾着でバス乗換(宇検からのバスなら湯湾着9:41)で新村へ、どちらにしても新村乗換は10:13、マングローブパークへは10:24着、
カヌー予約をしたら、世界遺産センター訪問、11時30分からのカヌー体験のため、11時10分までに集合、という感じです。

一番無駄なく回れるとは思うのですが、問題は、カヌーに乗った後、空港まで行けるバスは13:13発で空港着は15:13、14:43発だと、16:31。
このため、都市圏と結ぶ主要路線の飛行機は、すでに出発している、つまりは、奄美でもう一泊が必要になるという訳です。

最低でも3泊は欲しい、の意味、伝わっているといいのですが。

「もう、じゃあ、マングローブパークに行ったら、宇検村へは行かずにまた市内で連泊します!荷物も置いておけるから楽だし、だって、2泊3日しかないんですよ!」という方も出てくると思います。
その場合は、バス旅さんには残念ながら、「では、2回目の次の時に、宇検村と瀬戸内に来てね」と答えるしかないのです。

どのプランにするにせよ、前日までに必ず予約をしておきましょう。
マングローブの生き物に詳しいガイドさんが出払ってしまうと、予約満席になってしまいます。

また、お天気が悪いとどうやったって予約できないので、その時は、もう時の運と諦めるしかありません。

そんな時は割り切って市内観光を、
宇検村に到着できる便は名瀬郵便局発10:33ですので、それまでの時間、古い市場の中を探索したり、スーパーで宇検村で食べる予定のものや足りない物(日焼け止めとか虫よけとか)を調達しておいたりしましょう。奄美FMが放送中なら、手を振るとDJさんが暖かく微笑んでくれるはず。

市内には、今年の8月ごろには、フードコート型観光市場「みしょれ市場」もできるそうです。
場所は、屋仁川から少し離れた、黒、白、赤のラーメンで有名な「麵屋くろべえ」の向かいです。ますますくろべえさんも人気になってしまいそう。
先日、港に豪華客船が入って来た時には海外の方が列を作っておりました。

先日棟上げ式があって、盛大に餅が撒かれていたのですが、今でも餅を撒くのか!と感激しました。成田山の豆まき状態。
夏以降に来られる方、このフードコートが完成しているとまた一つ楽しみが増えそうです。
はっきりした日程が分かるのはまだかなり先かとは思います。今からしっかり計画立てていらしてくださいね。その際は、是非、宇検村を行程に入れて欲しいなぁと思っています。

話が逸れましたが、宇検村まで来ていただければ、世界遺産センターで展示されている珍しい生物たちは全部普通にいます。
季節的に出会えない生き物はいますが。世界遺産エリアだらけなんですから。カヌーだって、海で乗れます。
マングローブ林は、一度消えたらしいので再生中の宇検村。期待大です。

というか、その作業さえも、観光の目玉になるのでは?と思うこの頃です。

(宇検村の生き物たちの回へと続く)


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