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地方在住の拠点を変えました

こんにちは。
ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。

昨年度末で3年間の大阪にあるお客様先出向が終了し、自社に復帰しました。自社は東京拠点なので通常であれば東京勤務となります。しかし、今回は個人的事情も鑑みて故郷の兵庫県北部に「帰る」ことを選びました。社内の扱いとしては、「リモート勤務ベースの社員」です(いろいろ社内調整してくれた上司にも感謝)。実家に帰るのではなく、実家のある養父市(人口約2.4万人)に隣接する、人口8万弱の豊岡市に住むことにしました。
コウノトリ、城崎温泉、出石城址などが観光資源、そしてカバンの街、近年は演劇のまちとして知られている(アピールしている?)まちです。


「豊岡市に住むことにしました」と言うと、

「移住されたのですね」
「移住してくださってありがとう」

という反応を複数の方から受けました。
その言葉をいただいて初めて「ん?僕の行為は『移住』だったのか?」と感じました。

個人的には「移住」という感覚は全くありません。「そもそも、最近よく聞く『移住』って何?『引越し』とは違うの?」と急速に考え始めたりしています(このあたりは別途自分の中で整理したいと考えています)

3月までの神戸市も豊岡市も同じ兵庫県内です。なので、所属協会はこれまで通り兵庫県中小企業診断士協会です。ただ、地政学的な環境は変わり、(同じ県内とは言え)神戸などで開催される協会イベント、会合への参加は日帰りがほぼ無理な状況になります。

「地方在住です」と言いつつも、これまで住んでいた神戸市は(人口減少傾向が問題視されながらも)人口約150万の政令市であり、大阪を中心とする関西経済圏にがっちり入っていました。いわゆる「都市型診断士活動」な地域だった感があります。
一方で但馬地方と呼ばれる兵庫県北部、3市2町があり面積は東京都とほぼ同じながらも、人口は約15万人。

環境はかなり変わります。
もちろん、診断士活動としての共通的なコアな部分はあるはず。しかし、これまでとは異なる、診断士としてのアプローチが必要となりそうに感じています。(「地域型診断士活動」?)

僕自身が面識のある但馬在住診断士さんはそれぞれ金融機関、商工会などにお勤めされ、本業を通じて地域や(まさに「移住」者も含む)地域で活動している人をサポートされています。
先日、豊岡市内でランチ食べているときに、今回の引越しでお世話になった不動産屋の社長さんと偶然お会いしました。そして、引越しでお世話になったお礼と合わせて立ち話をしました。そのときは「但馬で新たに開業されようとしている社労士さんと地元で活動されているビジネスパーソンさんを引き合わせて、新しい繋がり作り」をされているご様子。
「お、オレにもそういう『紹介』してください…」と思いつつも「なるほど、地域に根付いた経営者さんはネットワークづくりもサラリとされているのか。そこからできるご縁が回りまわって本業にも好循環を与えるのだろう」と深く感心しました。
振り返って見ると、神戸在住時から時折参加させていただいている「但馬コネクション」という豊岡市内で開催されるイベント。このイベントの主催者も地元有力企業の経営者さんです。

本業でしっかり地域にコミットしている診断士仲間。本業以外のつながり作りも積極的に行っている経営者さん。これらの方々の様子にこれからの自分に必要なアクションのヒントがあるように感じています。
自分独自のつながり作りなど、いろいろ模索していきたいと考えているこの4月です。

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