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RPG思考を使った最強仕事マスター術 ~前編~

こんばんは、もはや例の感染症よりも、最近買った安い爪切りによる深爪の方がよほど深刻になりつつある、仕事術マスター、エンジニア、八百屋、発明家、元東京大学非常勤講師のとつげき東北です。
ふっ……たくさんの肩書を入れることで、どれが嘘かわからないだろう?
うん、確かに嘘を1つでも入れてる時点でやばいってのはわかる。
でもそれってあなたの感想ですよね?(by ひろゆきさん)

ひろゆきさんといえば「論破の達人」で有名ですが、私も最近、日本で出版していた拙著が、台湾に翻訳出版されまして、



「日本5ch戰神」
という肩書を拝命いたしましたので、ある意味ひろゆきさんを超えた可能性すら出てきました!
5chに書き込みしたことないけどね……。

さてさて今回は、仕事で、
「やる気が出ないあなたへ……」
贈るすばらしい記事を書きます(すばらしいかどうかって私の感想ですよね?)。

やる気を出すのは、本当に難しいです。
このnote記事も、書き始めて1か月くらい、けっこうダラダラ書いていました。
それでもなお、やる気を出していくためのかなり実践的な方法です。
安心してほしいです。
大半の人がやる気なんてないです!

私も仕事なんてマジで嫌いだった

実は私自身、「まったく何事もやる気が起きない人間」でした。
どれくらいやる気が起きないかというと、

「あ~社会に出るのを遅らせたい……実質2浪になるけど、再受験でもしてみるか……」

と考えて、親には「どうしても東大に行きたい!」などという怪しい言葉をかけて再受験し、結局東大に落ちて東北大という謎大学に進学して2年間社会に出るのを遅らせることに成功しました。

また、大学院に進学したものの、

「東京の彼女の家に転がり込んで自分のやりたい研究をしていたい……」

という欲望により、大学院をほっぽって東京に行き、1年後に親バレして大学院を中退して1.5年社会に出るのを遅らせることを成し遂げました。
さらには彼女から、

「……そろそろ働かないと、付き合いを続けられないよ?」

と言われる27歳まではヒモ生活を続けることができたのは私の誇りです。
……これ以上の具体例は必要ないでしょうが、仕事を始めても、

「私の長所は、何事にもまったく積極的に取り組めないことです!!」

とすがすがしく言い切れるほどに、ガチで指示されたことをごまかしごまかしこなす程度でした。
いや、もうあんたダメ人間の鑑だよ……。

しかし今では、色々と楽しく仕事をさせてもらっていますし、新しい挑戦もどんどんできるようになりました。

例えば、他の人にはまず不可能な案件を気軽に受けて即時で片づけてしまったり、ちょっとした発明をして特許庁に実用新案の申請をし、製造・販売のルートや広告などの案件をものの数か月でまとめてしまったり、また親友にも仕事術関係の色々なやり方をどんどん教えるほど行動的になりました。色々なチャレンジでお金を生んでみてもいます。

こんなの昔の私には、面倒くさくてできませんでした。
しかし、
「やる気」
が出たんですねぇ。不思議ですね。

そこで、この記事では、「やる気」を出す方法や、目標(ノルマ)のクリア方法等を書いていきます(そのうちの前編にあたります)。

「一生ニートでいたい」
と、いま悪の手先にお祈りしているあなたが、なんと、
「仕事もまあ楽しいなぁ」
くらいに「成長」……いや、ある意味「社畜に堕落」してしまう悪魔の処方箋です!

「やる気」は存在するのか

そもそも、「やる気」というのは何でしょうか。
諸説あって、とある脳科学者は「やる気」というものは存在せず、単に惰性で続けられるかどうか、というような説を唱えていた記憶もあります(すみません、ここは掘る必要ないのでファクトチェックを怠っています。やる気出なかった)。

自分が以前の自堕落な人生の中で、少しでも「やる気」が出た出発点を考えると、

1:ゲームで、キャラのレベルを上げたい!
2:ギター弾けたらかっこいい!
3:「いい大学」に行きたい!
4:もうちょっとお金を稼ぎたい!

といった、しょぼい「欲望」でした。
下手すると、見栄みたいなものも入っていました。

しかしこのうち、成功したのは1のみ。まあまあ成功したのが4で、中途半端に成功したのが3。2に関しては、全然ダメでした。

1「ゲームで、キャラのレベルを上げたい!」で、やる気を保って成功した理由を考えてみると、
・楽しく取り組めたこと
なぜなら……
・達成された場合の嬉しさが想像できること
・途中経過が目に見えたこと
・実際に達成できると信じられたこと
・ちゃんとやれば結果が出ることが現実的に想像できたこと
・失敗しても損失がないこと
・取り組む環境が近くにあること

などですね。

ゲームなのだから、廃人のようにひたすらやっていれば、どんどん強くなっていくわけですから。
・だからこそ、普通に毎日惰性で(=楽しみながら)できた
につながります。
「惰性で普通にできる」=結果的に言って「やる気が出ていた」と捉えられる、ということです。
また、RPG(ゲーム)って親に怒られたりしない限り、ずっとやっていたくなりますよね。どうしてかというと、「次に●●を倒そう」「強いアイテムを買うためにゴールドを貯めよう」という目の前の、なんなら明日にでも達成できそうな「短い目標」が立てやすいからです。漫然と「ゲームをクリアしよう」だとダルくなりますが、ゲームメーカーさんも考えていて、「ここでとてもほしい武器を売ろう」とか「レベルアップしたら強い魔法を覚えさせよう」「このダンジョンあたりで中ボスを……」と、「短い目標」を次々と設置して、プレイヤーを飽きさせないようにしているわけです。逆に、「短い目標」が特にない場合は、自分で作り出さないと、「明日から行動する」やる気が出ないというわけです。

これは他の分野でもそうで、2例ほど挙げます

例えば私は過去に予備校講師などやっていましたが、良い大学に合格した人のうちの一部は「いまいち勉強に集中できなかった」などと言う割に、落ちた人と比較すれば客観的には毎日1.5倍~2倍くらい勉強していた、なんてことがありました。
当人的には「もっとやる気を出していれば、もっと良い結果が出たはず……」と思っていても、実は自然と「やる気が出た」状態になっている。こういう風に、「やる気」はかなり主観的な感じ方で、実際に「惰性で机に向かって、効率的に学習できる習慣」が身についているかどうかで、かなり大きな差がつくのです。

もう1例は自分の話です。
私は大学時代から、インターネットでなんとなく「色々なことを分析・(特に数学的に)解析・研究する人」という感じで見られていました。「周囲から見られる自分のキャラクター」にみあった最低限の知識が必要ですから、他人と議論などをする際にわからないことが出てきたら、即座にけっこう徹底的に調べて、場合によってはコンピュータシミュレーションまでして、反論したりしました。それを膨大に繰り返した結果、今、各種分野で専門家とかなり渡り合えるような知識が普通に身についています。
ベースとなったのは、はじめは「わからないことは全てググる」程度のことでした。面倒でしたが、ふとした目標から、それをやるようになって習慣化したのです。次第に「知識をたくさんつけて、思考力が増えること」自体が面白くなってきて、今では「少しでもわからないことや興味を持ったら、自分にほぼ役立たない知識でも、すぐに調べる(なるべく専門機関のサイトや、場合によっては論文などで)」がクセになっています。
なんか知らん間に「やる気」が身についているのですね。
「たかがグーグル」程度からスタートでも、自分で調べない人と比べて、時間が経過すればするほど知識の総量に差がつきます。

では引き続き、「やる気を保って成功した」理由を掘り下げて、どうすればその「理由」と同じ状況を作り出して続けられるのか、私や、私が教えてきた方(のうち成功した方)が上手にできたのかを考察していきましょう。

モチベーション維持の方法

再掲になりますが、「やる気」=「楽しく、惰性で取り組める」ためのポイントを列挙します。

A:達成された場合の嬉しさが想像できること
B:途中経過が目に見えたこと
C:実際に達成できると信じられたこと
D:ちゃんとやれば結果が出ると現実的に想像できること
E:失敗しても損失がないこと
F:取り組む環境が身近にあること

少していねいに、上記のいくつかの条件がたされなかった場合を考えてみましょう(少し冗長になるので、全部は書きません)。

たとえばA「達成された場合の嬉しさが想像できること」。
この世のどこに、大人になって「指相撲で強くなりたい!」と思う人がいるでしょうか。
……あっすみませんあなたでしたか。
大丈夫……大丈夫です……。

本当に趣味で「指相撲で強くなろう!」と思ってなったら、それは当然、立派なことだと思います。「趣味」とは「やる必要はないけど、楽しめること・行動」といった意味であって、「結果」というよりもその「過程」自体を楽しめるものですからね。
ですけど、大人相手だと、指相撲をしてくれる相手もあまりいないでしょうし、1年かけて頑張ったのに、
「指相撲強いんだ? ふうん」
となるくらいなら、もうちょっと有意義なこともあるのかもしれませんね。
「過程」を楽しめる場合を除いて、「結果=達成された場合の嬉しさ」が、モチベーションを維持するのにけっこう大事です。

D「ちゃんとやれば結果が出ると現実的に想像できること」はどうでしょうか。
「ノーベル物理学賞を取りたい!」と夢見ていても、高校3年生で数学・物理の勉強がさっぱりだったら、あと何兆回タイムリープすればいいんだって話ですよ。1億人に1人とかしか取れないレベルを求め「続ける」人は多いですが、達成できる人は一握り。
普通よりも超がんばって物理学を学んでさえ、名もなく挫折する人が多いですからね。
頑張ってもたぶん無意味だろうなぁ……と思いながら取り組むと、取り組み方も無意識のうちに手抜きになりがちではないでしょうか。

最後にF「取り組む環境が身近にあること」に着目してみます。
仮に「プロの歌手になりたい!」と思ったとして、
「歌手の教室Xに通えば、100%なれます。毎日の通学には片道3時間かかります」
だったら、「ええ……」となりますよね。
それなら、近所の、
「歌手の教室Yに通えば、70%なれます。オンラインでチャレンジできます」
の方がやる気が出そう。
身近であることは、何かを継続するのにかなり重要なのです。
これはもう一つの意味があって、「取り組みを邪魔する障害がないこと」も意味します。
勉強をするぞ、と決めているのに、携帯をいじるのが趣味ですぐ手が伸びてしまうなら、携帯は玄関に置いておく、とか工夫するわけです。

このように、A~Fくらいの条件をうまく満たさなければ、なかなか難しいものなのです。
いきなり全部とは言いませんが、それに近づく方法は色々ありますし、事実、私や、私が教えた人(受験生、大学生、社会人……など)にも伝えてきたことです。

私が教えてうまくいった人の「モチベーションを保てた」一例

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