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鬼滅の刃とBLEACHって似てる?いや、全然違う!二つの作品から世界の変化を見る

こんにちは。(自称)少年ジャンプ評論家のカナタです。

最近コロナのせいで家から出にくいので漫画とかアニメとかばっか見てます。

そんな僕ですが、最近ジャンププラスで公開されているBLEACH1~48巻(藍染たおすとこまで)とか、鬼滅の刃のアニメとかを見たりしてました。

そこでふと思いました。


BLEACHって、鬼滅の刃と似てないか、、、?


そんなことを思ってしまったので今回はBLEACHを中心とした今までのジャンプの人気作と鬼滅の刃を比較して鬼滅の刃が人気な理由を徹底解析していきたいと思います!


似ている点1 剣を使う

まず二つのストーリーに共通して言えることが、剣を使うことです。ヤッパリ剣はかっこいい!

BLEACHにも鬼滅にも剣を使わないキャラクターも登場しますが、主人公含む多くのキャラクターは剣を使います。バトル漫画でいうとワンピースやリボーン、ナルトなんかは剣を使いませんね。これらの漫画と比べると剣を使う漫画のほうが出血量が多く、戦闘シーンの迫力が増します!

また、海外の友達が、鬼滅は剣の形がかっこいいから好きと言っていました。日本刀を模した刀が多い両作では海外の人気を狙ったのでしょう。それを思うと、ワンピースは日本の文化を取り入れているとは言いにくいのに世界であそこまで人気になったのはすごい!!別格ですな。

似ている点2 階級

次に似ている点として、階級制度があります。BLEACHでは、尸魂界には護廷十三隊隊長、副隊長、三席、、、などの階級があり、十刃(エスパーダ)には強さ順に数字が割り振られています。

一方鬼滅では鬼殺隊には「柱」という制度があり呼吸の種類によってグループ分けがされており、そのトップが「柱」を名乗ります。敵である鬼舞辻無惨の一味は下弦、上限の二つに5人ずつがナンバリングされてます。

多分主人公が強くなっていく様を客観的に表せるところがいいんだと思います。トリコやワンピースも今対戦しているキャラクターがどれくらい強いのかを客観的に、しかもこの二作品は数字を使って、表しています。

十刃についてはナンバリングをあらわにする場面がかっこよかったりします。こんなに強いのに、もっと上がいるのか???と絶望しました。まあ、ジャンプなので結局は勝利するわけですが!


とまあ似ている点はほかにもありますし、ジャンプ全体として共通点があることがわかります。でもこればかり言ってもしょうがないし僕も早く書き終えて寝たいので違う点に話を移そうかと思います。

違う点1 主人公の戦いに対する感情

まずは主人公が戦うときにどのような感情を持っているかに注目します。

簡潔に言うと、一護は戦いの最中に負けを意識することは少なく、炭治郎はよく負けを意識します。

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一護は負けそうなときも強く、弱みをあまり見せません。戦うことについての迷いがありません。

一方で炭治郎は戦うときによく弱音を吐きます。


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カリスマ型主人公と共感型主人公の両極端ともいえるでしょう。前者が一護、後者が炭治郎です。

カリスマ型主人公に、僕らはあこがれます。かっこいい!こんな風になりたい!そう思わされます。

共感型主人公には、僕らは文字通り共感します。自分事のように考え、応援したくなります。

最近のジャンプには共感型の主人公が多くみられます。ハイキュー!の日向、ヒロアカのデグ、などです。僕の記憶の中で一番最初の共感型主人公はアイシールド21の小早川セナです!

また、家庭教師ヒットマンリボーンのツナは特殊で、これらの二つのハイブリット型ともいえます。戦う前は共感型で、額を撃ち抜かれ、戦っている最中はカリスマ型になります。鬼滅でいうと、善逸もこのハイブリット型に近いと思います。ただ、主人公ではないので単純に比較できるものでもないのだとも思いますが、、、

違う点2 キャラクタ―の特徴

ここでいいたいこと。禰豆子はかわいい。

可愛くて誰にも愛されるキャラが鬼滅にはたくさんいます。胡蝶しのぶとか!珠代でさえ美しいというよりは可愛いです。

胡蝶しのぶ

BLEACHではどうでしょうか。個人的には織姫が大好きですが可愛いというよりか、美しくて戦え、あこがれを感じます。

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はい、美しいです。このシーン大好きです。単純に織姫が好きです。それだけです。このシーンを載せたかっただけです。好きだから。


BLEACHと鬼滅の刃だとキャラクターの見た目の年齢も違いますよね。BLEACHにはかわいい!と言えるようなキャラクターはほとんど出てこず、グラマラスで美しいキャラクターが多いと思います。

まとめ

もう少し書きたいのですが、そろそろ眠いのでまとめです。

鬼滅の刃は共感性と可愛さ 

BLEACHはカリスマ性と美しさ

ということができます。ビジネスの世界でもリーダー論でこれと似たようなことが言われているようです。気になる人は「共感性リーダー」とか、「リーダー2.0」とかで検索をかけてみるとおもろいかも!


「現代は他人の物語よりも自分の物語の時代になってきている」そうです。どこかでshowroom社長の前田裕二さんが言っていました。

「目の前でどれだけ面白い番組が流れていても好きな人からくるLINEには勝てない。SNSによって個の力が強くなり自分の物語の面白さをみんなが知ってしまった結果、他人の物語とのパワーバランスが変わってきている。」

この流れはアニメも例外ではありません。今までは他人の物語としてカリスマ的主人公に憧れるという構図だったのが、自分の物語として理解できるような主人公に共感するという構図に代わってきました。

BLEACHには一護をはじめ白哉や愛染など、カリスマだらけです。対して鬼滅の刃では強いキャラクターも少し抜けているところがあったりと、本当にカリスマと呼べるようなキャラクターがいません。その代わりにそれぞれのキャラクターに共感できるポイントがあります。

自分の物語の時代では、カリスマに憧れそれを目指す、ついていくという力学は働きにくいのです。なぜならカリスマとは自分と違ってすごい!と思う人に感じる感情、つまりカリスマ的な物語とは「他人の物語」だからです。

SNSにより自分の物語を生きる面白さを知った人は他人のために生きること、つまり「他人の物語」を見て、貢献することに面白さを見出しにくくなっています。

愛染さんはこんなことを言っています。

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憧れ(カリスマ性)は理解(共感)から最も遠い。

そんな、自分の物語の時代では、世界は憧れではなく、共感で、つながっているのでしょう。

そんな世界だからこそ、鬼滅の刃は世界中の共感を追い風にしてここまで人気になったのだと思います!!


さあ、僕はこれから社会人になるわけですが、人と人とをつなげたいとき、人に影響を与えたいとき、そんな時には共感してもらえるようにしよう!!

書いてみて楽しかったのでこういうサブカルチャーに関連する話をまたしてみたいな!

終わり!

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