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志賀高原エクストリームトレイル32kmに懸けていた想い

 

2022年10月23日に行われた32kmで獲得標高2000m駆け上がる志賀高原エクストリームトレイルミドルに参戦してきた。
ゴール後主催者よりインタビュー

 今年の4月にシーズン目標レースとしてこのレースを位置付け、目標タイムを出すために今シーズントレーニングしてきた。冬のメインシーズン前ということもあり、怪我のリスクを減らすために下りは我慢して安全運転で走り、登りをひたすらプッシュし、後半まで気持ちよく走り切るレースプランに。
 
 結果は3時間41分。下りを我慢した分ゴール後も足は元気でまだまだタイムは伸びそうだ。
 2年前に参加した時はレース中盤で足が売り切れ、後半はひたすら耐え抜く地獄のレース展開。当時も3時間43分でゴールしたが、走り終わった後のダメージの違いを顕著に感じられた。

一般の部スタート
 僕は今でこそ人並みには走れているが昔は全然違った。陸上なんてやったことない、学生までも山は楽しむ程度に歩くもの。ましてや雪無し県で生まれ育ったためスキーなんてやったこともないし、自分がベストの状態に持ってくるトレーニングなんてなんだそれ?くらいの根っからの一般人。ずっとソフトテニスに打ち込みトレーニングで走るくらい。トレランの大会に出場するも良くて30番がいいところ。

 
 専門学校に進学し、少しずつ長い距離が走れるようになり、過度の貧血も治療して治り、ようやくトレランでもスキーモでも総合順位で表彰台に乗れたのは4年前の専門学校2年生の頃。
 この頃ようやくアスリートとしての道を考え始める。専門学校を卒業し、フリーで活動していくにあたり、指針も何もない中で、シーズンを通したメニューを恩師に作っていただき、ようやくアスリート生活スタート。
 フリーで仕事を見つけ探しながらメニューをこなしていくなんてできるはずなく、過去一走れないシーズンに。結局夏のレースを1つも出場する事なく。更にに膝と鼠蹊部に怪我を負い、調子も悪く本当に辛いシーズンだった。不安の残る中で2021-2022の冬のメインシーズンへ。

 
 そして2022年の4月。「まずは目標のレースを決めて、そこに向けて段階を踏んで行って自分のベストを出せるように、調整できるようになろう。」まずはそこからのシーズンインになった。

4月〜5月 
 目標設定
 10〜20kmのショートレースをメインに、試合を練習のつもりで走る。それぞれにテーマを持って打ち込む。

5月戸隠マウンテントレイル10km

5月中旬〜9月
 就職。慣れない環境、体を使った仕事により、思うようにトレーニング出来ず、現状を維持するのに精一杯に。レースは出る余裕がなく空き時間にやれるトレーニングをひたすらこなす。
 (ここで時間がない中で何が的確な練習かを考える力がつき無駄の無い5ヶ月になった。)

トラック練習したりロードバイク漕いだりローラースキーしたり


10月
 活動期間に入り、自分のメニューで練習を組み、パフォーマンス向上を目指す。
 そして目標レース当日。万全の状態で臨め、良い展開で終わることができた。 
 今までで身体の調子が1番いい状態でのレース参戦、そして結果として表れ、1年間の集大成として満足のいく内容で目標レースを終えることが出来た。

一般の部3時間41分で優勝

 アスリートとしての知識、経験が無い中でまずは自分の事を知ることができた。それが結果として結びつきまずは自信を持つことが出来た。
 これが今の僕にとってどれほど大きな財産か。
志賀高原エクストリームトレイルのおかげで今夏シーズンを乗り切れ、そしてこれからの2022-2023ウィンターシーズンに大きな弾みをつけることが出来た。

 一般人からアスリートへまた1つようやく近づけた気がする。そんなシーズンになった。

 

 

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