見出し画像

みんなの心に問いかけてきた

結婚式に参加するために言ったGWのバングラデシュ🇧🇩

私にはもう一つ目的があった。

それは、現地のマネジメントメンバー1人1人と直接話をすること。

OEM事業を始めてから、工場にとってどの選択がいいのか、
どんな工場を目指しているのか。
OEM事業の未来を考える時間が増えるほど、
工場の未来や理想の姿を考える時間も増えた。

そういえば、みんなはどんな工場にしたいのかな?
工場にいるみんなはどっちの選択がいいと思っているのかな?

そういう話を、一人一人とゆっくり話をする時間が、
今までの期限の決まった出張ではなかなか取れなかった。

特に、業務で関わらないメンバーや英語が話せないメンバーとは、
Yes/Noで終わる会話くらいしかできていなかったのが事実。

一人一人の声にじっくり耳を傾けて、意見交換することが今回の私の隠れ目的だった。

招待ディナーはヌードル率多め。
私が肉嫌い、エビと卵好きという情報が出回っている。笑

余白時間に見えた半ズボン

今回は仕事以外の時間も、結婚式に行ったり、仕事終わりに夜ご飯に招いてくれる同僚もいたので、仕事以外の時間にみんなといる時間が多かった。

みんなは17時に仕事が終わると、家に帰る。
家に帰るとまず、部屋着に着替える。

この時期は40度を超えていて、工場近くのみんなの家のあたりは夜にも何回も停電が起こった。

停電が起きると、もちろん扇風機も止まるので、
外の風を求めて、みんなベランダに出る。

そして、夜風を浴びながら(汗びっちょびちょだけど)、
停電が終わるのを待って、

23時過ぎると夜ご飯を食べ始める。

遊びに行くとカメラマンに変身📸

基本、みんなのお部屋には立派なベッドと、一人暮らしのメンバーでも、一人暮らしには十分過ぎるほどの大きさの冷蔵庫がある。
この時期には、冷凍庫に水を入れて、凍らせて飲む。

次の日起きるとみんな順番にシャワーを浴びるけど、
着てる服は何故か昨日と一緒。私には信じられない。笑

部屋着で半ズボンになったみんなは、工場で着ている鎧を着てなくて、
こういう時間にした話は、不思議と日本に帰って時間が経った今でもふと蘇る。

彼らには彼らなりの視点があった。
1つの事象でも、捉え方が違い、感じ方が違い、
1つの問題でも、課題とする場所が違う。

こういうアイデアどう?って聞くと、
一人一人だしてくれるアドバイスが違った。

エシカルって何?の答えを1つ見つけた

私は最近OEM事業をスタートさせ、エシカルTシャツを広めていくために今動いている。
では、私は何を持って『エシカル』というのか。
エシカルTシャツの事業を進めながら、自分の中のエシカルの定義をしっかりと持ちたかった。

私が定めるエシカルの定義の一つは、
『尊敬し合える関係性を創り手とお客さんが持っている』
ことであることに、この滞在で気づいた。

一緒に働くTanvir san。
今年は彼と一緒にOEMを広げていくけど、可能性ありすぎて
どんなチームができるか楽しみで仕方ない!

どちらかが偉いとか、工場は下請けとか、そういう言葉をこの業界から無くして、
リスペクトを持ち、感謝しあえて、
こうやって作られるって届く頃には理解ができて、
こんな風に着てくれてるんだってイメージができて。

だからこそ、私がまず、工場にいて働くメンバー一人一人を知って、
バングラデシュ人でもなく、マネジメントメンバーでもなく、〇〇という一人として、一緒に関係を築いていきたいな。

そして、どうやって創り手とお客さんを繋げられるか、
そこに、このエシカルTシャツの本当の価値がある。


お仕事やバングラデシュでの日々を更新中です!
フォローをよろしくお願いします🇧🇩


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?