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Tottibucks
2024年8月13日 08:04
土器職人の青年は悩んでいた。師匠が亡くなり、村の土器は今後青年が全て手当する事になったからである。青年は手先が器用で、土器職人に抜擢され、近隣のコミュニティからも名人と名高い師匠の元で修行していた。師匠から造形と焼成は教わったが教わっていない事があった。煮炊き用の壺だ。水瓶は作れるが、煮炊き用の土器は、まださわりを教えて貰っていたところだった。「こんな事ならもっと早くに色々