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「お前の普通は普通じゃねーからなっっ!!」


失敬失敬。のっけから少々取り乱してしまった。
タイトルには僕の個人的な感情が込められてる。
最近「普通に考えたらこうだよ」とか「普通はこうするよね」と言われることが多かった。
それによっては私は頭がストーブの上のヤカンのように煮えたぎっている。

普通普通って言うけど普通ってなんやねん!!

という思いが溢れ出して止まらないので、少し冷静になって“普通”という言葉の意味を改めてGoogle先生に聞いてみた。

[名・形動]特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。
[副]
1 たいてい。通常。一般に。「普通七月には梅雨が上がる」

2 (「に」を伴って)俗に、とても。「普通においしい」

まあ皆さんが想像した通りの普通意味だろう。

世の中の常識、一般的なこと、当たり前なこと
これを総じて“普通”と表現している。

改めて意味を理解した私が伝えたい1番伝えたいこと。

「普通は普通じゃねーからな!!お前の常識押し付けんな!!」

である。また取り乱してしまってすまない。

世界は広い。(海外に行ったことないくせに偉そうに言う)
国、地域、組織、会社、チーム、友人関係、そして個人…
それぞれのコミュニティの中で独自の文化や常識があり、その中にいる個人の常識や当たり前はもちろん違う。千差万別である。

例えば、日本では魚を生で食べるのはそれこそ“普通”だが、海外では魚を生で食べることが普通ではない国もあると聞いたことがある。

ではもし、この魚を生食しない国の人に
「普通魚は生で食べるものだから!え?食べないの?お前普通じゃねーな!!」
と言ったらどうなるだろうか。
戦である。価値観を押し付けられ、自分の文化や意見を否定されたら傷つき、良い気持ちはしないだろう。

あなたの、そして私の普通は、他の誰かにとっては普通ではない。

ということを心から言いたい
人は皆、心の中に色メガネをつけている。
国、文化、社会、育った環境…
それによって作られた色メガネだ。
自分だけの視点で見るとその色しか見えずそれが“普通”と思ってしまう。そして、それを押し付けてしまうことがあるかもしれない。

ここで大事なことは

100人いたら100通りの色メガネがある

ということを前提にするということだ。

違うこと=悪いこと
と捉えると世界は一気に窮屈になる。

みんなちがって、みんないい

この記事を書きながら、童謡詩人 金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」の詩の一節にあることばを、小学生の国語の時間以来に思い出した。学校の授業もすてたもんじゃねーなとしみじみしている。

生活を営み、仕事をして、誰かと関わりながら人は生きていく。そんな中で誰かに普通を押し付けられ、そんな普通の波に流されそうになる時もあるだろう。

そんな時は心の中で呟こう。






「うるせーっ!!私は我が人生をいく!!!!」




と。
(金子みすゞ先生のありがたい言葉じゃないんかいっ!)


最後まで取り乱しましたがまた会いましょう。ではまた。

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