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小学生のみなさんへ。エール!

小学生の皆さん。
あなた方は自分たちが、周りの大人達に比べて「大変な毎日を生きている」という自覚はありますか?
あなたはえらいから、そんなこと考えたこともないのではないですか。
大人は勝手なので、さぞかし自分たち大人の方が大変だ!と言い張ることでしょう。子どもに比べて責任がある、なんてそれらしいことを言って言い負かそうとしてくるかもしれません。

でも考えてみてください。

決められた地区の決められた校舎へ。
決められた時間に、決められた道を通って、
決められた友達(登校班)と、
決められた服(制服)を着て。
決められたクラスに決められた席、
決められた時間割で決められた科目(内容)、
最近では事故防止の為だとかで、何曜日はボール遊び・何曜日は体育館、、などと遊ぶ内容まで決められている学校もあるとか。
図書館へ行けば、借りていい本も学年ごとに決まっているそうですね。
決められた時間にトイレに行き、決められた時間に食事(給食)をとり、
決められた時間まで過ごして、また決められた道を歩いて帰る。

ほらね。
考えてみたらすごく大変💦
すごいの、小学生って。
寒い日や暑い日に徒歩で学校へ通うのはどれほど辛いことでしょう。

運動会や授業参観で、多くの子どもたちがすんなり順応したように見えるから、大人達はうれしくなってまた安心して求めてしまうのです。



ダラダラしてないで宿題しろ!
ゴロゴロしてないで勉強しろ!
と言われたら、心の中で「わたしだって(ぼくだって)今日一日疲れてるんだ」と自分を労いましょう。
そう、あなた方は十分に毎日を頑張っている。大人達と同じように。いや、もしかしたら大人よりも色々なことを我慢して、今日一日を過ごしたのかもしれませんね。

だからといってどうしますか?
今は小学生を辞められそうにはありません。

何年か先の話をしましょうか。
あなたは小学校を卒業して中学生になります。
中学生になれば、今より少しだけ自分で選択できることが増えますよ。
高校受験では、自分の行きたい学校を選べます。
高校生になればなおさらです。
大丈夫、少しずつ自由が増えていきます。

大人はいいですよ、
仕事も自分で選びます。住むところだって、誰と一緒に暮らすかだって自由です。
税金を払う、というそれなりの責任はありますが、一人ひとり支払う金額はには大きな差があります。ある意味でそれも選択です。
結婚して子供を授かれば確かに大きな責任を伴うことにもなりますが、多くの大人たちはその頃にはちゃんと覚悟できているから大丈夫。それなりに何とかやっていきます。

でも、
わたしもかつては小学生でした。
大人たちの誰一人として、かつて小学生を経験していない人はいないのです。
だから、あなたもあと数年がんばって!
どうしても休みたいなら休んじゃえばいいですよ!
そしていつしか大人になった時、身近にいる小学生に声をかけてあげてください。

「今日も一日疲れたでしょう。おつかれさま。」
「今週も一週間お互いにがんばったね。おつかれさま。」





金曜日は、近所に住む小学生達が勉強しに来る日です。
このカンカン照りの一日、学校終わりの夕方は、さぞかし疲れていることでしょう。
勉強が苦手なあの子も、勉強が得意なあの子も。
本当に一週間おつかれさま。
塾で宿題まで全部終わった子がほとんど。
今日は帰って家でのんびり過ごしてね。

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