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FACT FULNESS

こんにちわ、あさおと申します。
とあるファッションブランドでマーケティングや越境ECサイトまわりの仕事をしています。

ここでは1冊の本を読んで、学んだこと・実践できそうなことを自分の思考整理も兼ねて、書き綴っていきます。
単なる書評ではなく、マーケティングやECサイト運営、越境ビジネスなどで使えそうな切り口で、日々の仕事にすぐ使える形にしていくつもりです

今回は「FACT FULNESS」という本について。

言わずもがな、世界的ベストセラーなのでご存じの方も多いかと思います。
この本では、事実をありのまま受け入れることの難しさを再認識させられました。

本書では、人の認識を歪める以下の10の本能が紹介されています。

1. 分断本能
2. ネガティブ本能
3. 直線本能
4. 恐怖本能
5. 過大視本能
6. パターン化本能
7. 宿命本能
8. 単純化本能
9. 犯人捜し本能
10. 焦り本能

「10の本能を抑えて、事実を正しく見れるようになりましょう」というのが、本書のすべてです。

それぞれの本能の詳細については、たくさんの方が書評を書かれているし、ここでは割愛させていただきます。

大事なのは、どうやってこれらの本能を抑えるかということです。
事実を間違って認識していたら、その誤った認識をもとに判断・行動してしまいます。

それは普段の生活はもちろん、ビジネスの場でも致命的なミスにつながりかねません。

10の本能を抑えるルールとして本書では、以下のように述べられています。

1. 分断本能を抑えるには…
  大半の人がどこにいるか探そう
2. ネガティブ本能を抑えるには…
  悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
3. 直線本能を抑えるには…
  直線もいつかは曲がることを知ろう
4. 恐怖本能を抑えるには…
  リスクを計算しよう
5. 過大視本能を抑えるには…
  数字を比較しよう
6. パターン化本能を抑えるには…
  分類を疑おう
7. 宿命本能を抑えるには…
  ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
8. 単純化本能を抑えるには…
  ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
9. 犯人捜し本能を抑えるには…
  誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
10. 焦り本能を抑えるには…
  小さな一歩を重ねよう

正直、この本から得たことに関しては、これらのことを実践していきましょうの一言に尽きます。

日々の中で、自分でも他者でもいいので上記のことができているかチェックしてみてください。
すべて常にできているという人は稀で、ほとんどの人はどれかができていないと思います。

ぼくも、ある時は恐怖本能に影響受けていたり、違うある時には焦り本能に影響を受けていたりとさまざまです。

ただし共通することは、失敗したなと思うことを振り返ると、必ずいずれかの本能による影響を受けています

ただこれらのことを実践するのは一朝一夕で身に付きません。
人の思考フレームはそう簡単に変えることはできないので、強制的かつ定期的に見直す機会をつくるのがいいと思います。

資料をつくったとき、上司に報告をするとき、施策を考えるとき、など自分でトリガーを決めて、そのたびに振り返りを行うのがいいでしょう。

日記を書くときに1日を振り返りつつチェックしてみるなんていうのもいいですね。

僕もこれからは、1週間に1回(できたら1日に1回、たぶんできないが…)はこれらの本能によって認識を歪められていないか振り返ってみたいと思います。


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