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デコボコでヘンテコな夢の記録。すべては断片。

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最近の記事

#yume-nikki 04

わたしの地元は都会じゃないからパンの専門店なんてほとんどない。けど実は一軒だけ、とってもオイシイ、パン屋さんを知っているから、教えてあげよう。 そのお店は、煉瓦造りのノスタルジックな外観。なんてことはなく、もしパン屋さんだと知らなかったら通り過ぎてしまうような、簡素で飾り気のないお店である。入り口を入ると、とても狭い。3〜4人入ったら店内はぎゅうぎゅう状態。しかも、そのパン屋はたまにしか営業していなし、開店時間もすごく短い。でも、ものすご〜くオイシイから売り切れてしまう。こ

    • #yume-nikki vol.03

      海上の浮島から大陸へと渡る。横幅が三車線くらいある広いコンクリート道路が、浮島と大陸を繋ぐ橋になっている。その橋はいくつもいくつも架かっていて、その光景はまるでマリオカートの世界に入り込んでしまったかのよう。わたしは橋の端っこを慎重に歩いている。何かの拍子で滑り落ちてしまわないように。海は怖いほど鮮やかな青色だった。 🌊🌊🌊🚦📷 夜明けが近づく街中で、わたしは踏切の前に立っている。この時間には電車は走っていないんだ。遮断機に看板を取り付けようとしている。その看板には細いネ

      • #yume-nikki vol.02

        最近よく昔仲良くしていた同級生が夢に出てくる。昔といっても、中学~高校時代の同級生だから数年前なんだけども。でも卒業式を境に全く連絡もとらなくなってしまった人たちばかり。環境が変わると、新しい場所で自分の居場所を見つけ出すのに必死で、それまでの仲間のことは忘れてしまう。 "いま"を生きることに一生懸命しがみついている。私はいつもそうだ。 だからこうやって夢で会うことができるのはなんだか嬉しい。私のしょうもないアタマの片隅に、まだ友だちの面影がはっきりと存在してるってことだ

        • コメダ・モーニング・チャレンジ

          昨日の夜から、予定していたこと。それは、コメダ珈琲店でモーニングすること。 朝目覚めたら、まず昨日の夜溜めていた食器を洗い、お風呂とトイレ掃除をして、ゴミをまとめて捨ててから、ささっとメイクを済ませ、自転車で近所のコメダ珈琲店へ走った。 席に着いて腕時計を見ると、針は10:50を差している。モーニング終了の10分前。スライディングでギリギリ滑り込みセーフだ。 ちょっと悩んでから注文をして(なにしろメニューが豊富なのである)、ほっと一息。あたりを見回すと、月曜の朝だという

        #yume-nikki 04

          #yume-nikki vol.01

          💤🍌🍰🍊💤 クレープの生地が山盛りになった皿が配られて、用意された具材を盛り付けては、ひたすら食べることで消費していく。 中身は主に、バナナとミカン。ほんとは生クリームも入れたかったけど、他の人がずっと使っていて、私には回ってこなかった。 クレープの生地は、もちもち、ぷるぷる。光に透かしてみると、半透明でちょっとわらび餅みたい。柔らかすぎて、円形の生地の中心部分がちぎれて失敗してるのもあった。 弾力性が強く咀嚼には時間を要するが、胃に入ってしまえば、すっかり無かったこ

          #yume-nikki vol.01

          ウェイティング・フォー・スプリング

          春の嵐が過ぎ去った。 それは、ぽかぽかとした柔らかい日差しをもたらした。それは、私に、もう春がそこまで来ているようで、隠しきれないわくわくを残していった。 季節を伝える自然の色。冬の絵具のパレットには、灰色のグラデーションしか用意されていない。葉をすっかり落としてしまって裸になった枯れ木を見るとすっかり寒々とした心持ちになって、「お前も寂しいんだね」と寄り添いたくなる。 そんな長く閑散とした冬の間に、春になったらこんなことしたいね、と希望に満ち溢れた想像を膨らます。暖か

          ウェイティング・フォー・スプリング