#yume-nikki vol.03
海上の浮島から大陸へと渡る。横幅が三車線くらいある広いコンクリート道路が、浮島と大陸を繋ぐ橋になっている。その橋はいくつもいくつも架かっていて、その光景はまるでマリオカートの世界に入り込んでしまったかのよう。わたしは橋の端っこを慎重に歩いている。何かの拍子で滑り落ちてしまわないように。海は怖いほど鮮やかな青色だった。
🌊🌊🌊🚦📷
夜明けが近づく街中で、わたしは踏切の前に立っている。この時間には電車は走っていないんだ。遮断機に看板を取り付けようとしている。その看板には細いネオン文字で"看板です"と書いてある。取り付けたら、わたしは数歩下がって、カメラを構える。遮断機の黄色と黒のコントラスト。微かに光って存在を囁くように訴える看板。そのふたつをカメラで捉えなくては。シャッターを切ると、長方形に切り取られた景色だけが目の前に現れて、まわりは全てぼやけていた。徐々に明るんできた空を見上げて、この空の色をまた見返して思い出せるようにと、空に向かってシャッターを切った。その瞬間を閉じこめたかった。その写真を目覚めたわたしは見ることはできないけど、冷たい朝の空気と、やわらかな色を覚えている。
たくさん食べて、たくさん眠れるようになります😴