マガジンのカバー画像

チェスプロブレムの世界(門脇芳雄)

20
チェスプロブレムの世界
運営しているクリエイター

記事一覧

チェスプロブレムの世界(5-4)門脇芳雄

 例によって、チェスプロブレム作家の志向は更にエスカレートする。次の問題は3通りの「紛れ…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(5-3)門脇芳雄

4. Pattern(詰手順のパターン化)  とどのつまり、新しいものを求めてやまないチェスプロブ…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(5-2)門脇芳雄

◎Zagoruykoのテーマ(Zagoruykoはロシアの作家)  紛れの構成をZagoruykoはさらに本格的に…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(5-1)門脇芳雄

 今回はいよいよ「2手問題」の最終回である。彼らが到達した最前衛の境地について述べる。 …

青のKK
2年前
1

チェスプロブレムの世界(4-4)門脇芳雄

Mate Transferのテーマ(詰め方の転移)  Changeの一形態にMate Transferと云うのがある。…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(4-3)門脇芳雄

2.Change「構成の変換」 Change(構成の変換)はチェスプロブレム特有の興味深いテーマであ…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(4-2)門脇芳雄

 なにやら訳の判らぬSeparationも、次の例題を見て頂ければ「なるほど、Separationとはいう云うことか」と感心されるかもしれない。これもSeparationの一表現形式である。いかにも様式の曲詰的な作品ではある。 (C)Arthur Robert Gooderson (American Chess Bulletin 1952)            #2(6+9) 1.Sg4! (2.Rxe5#) 1...Qe8 2.Qd5(A)/Sg5(B)/Rf

チェスプロブレムの世界(4-1)門脇芳雄

 今回はいよいよ2手問題の本格的なテーマの解説に入る。何が面白いのか判りにくいかもしれな…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(3-5)門脇芳雄

2)Queen's CrossとRoyal-Kingの組み合わせ  最終手、12通り(理論的最大値)のQを動かして…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(3-4)門脇芳雄

6)逆王手(Cross-Check)  チェスプロブレムでも「逆王手」の応酬は魅力あるテーマである。逆…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(3-3)門脇芳雄

4)玉の逃げ道に関するテーマ  玉の逃げ方も興味深いテーマである。  玉の逃げ道の数が多…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(3-2)門脇芳雄

 以下の説明は、M.Lipton, J.Rice, R.C.O.Mathewsの共著「Chess Problem : Introduction to a…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(3-1)門脇芳雄

 今回は、いよいよチェスプロブレムの本命である「2手問題」について述べる。2手問題は現代チ…

青のKK
2年前

チェスプロブレムの世界(2-5)門脇芳雄

(5)記録詰派(Task Problem) 「3手」でどんな事ができるか、記録達成を狙うのである。メカニックなためか、一見華やかに見えるが、チェスプロブレムの本流ではない。理論的に限界が分かっている条件達成問題と、どこまで記録が伸びるか分からぬ記録挑戦問題がある。前者を2題紹介しよう。 (K)Otto B. Wurzburg (Pittsburgh Gazette Times 04/01/1914, after Niels Hoeg)            #3(