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体脂肪計って信用できるの?

体脂肪計で体脂肪を計測したことはありますか?
測るたびに微妙に数値がズレます。。。
果たしてどこまで信用していいものなのか?

そもそも昔は体脂肪の計測というのは、地上での体重と水中での体重を計測比較して浮力の影響をどの程度受けているかによって、計算で割り出していました。昔のテレビ番組の企画で力士の小錦さんがクレーン車に吊られてプールに沈められていたシーンを覚えている人もいるかも知れませんが、アレが体脂肪の正式な?測り方です。
まぁ正式かどうかは別として、正確な数値は期待できます。
私は体脂肪率の話になったり、体脂肪計を見かけるたびに宙吊りの小錦さんを思い出してしまいます。

現代の体脂肪計は体重計に合体されていることも増えてきましたが、メカニズムとしては接触面(握った手の表面や乗っかった足の裏から)微弱電流を流しその抵抗値を測って体脂肪の量を推測しています。
筋肉や他の組織と体脂肪の電気抵抗値は違いますから、その部分では一定の信用性もありますが、問題は皮膚の表面のコンディションです。
主に接触面の水分量によって電気の通り方は大きく差が出てしまいます。ベタベタした手のひらとカサカサの手のひらでは電気が通りやすい通りにくい、ってイメージつきますよね?
同じ人でも帰宅直後とお風呂上がりとでは皮膚表面のコンディションは大きく異なりますよね。ましてや他の人とでは体質も皮下組織の分厚さも全く違うわけですから、電気抵抗値によって叩き出される数値を比較するのは全くナンセンスです。これはメーカーへの批判ではありません、手軽に家庭で体脂肪を計測する機械を作るにあたってこれが限界なのでしょう、という話です。
今市販されている体脂肪率計では、百歩譲って、体脂肪率として出てきた数値を他人とは比較せずに、毎回同じ環境で計測した自分自身の数値の変化は、健康状態のバロメーターに使えるかも知れませんね。
お風呂上がりならお風呂上がりと決めて毎日計測して変化を追う、ただし他人の数値とは比較しない(できない)というのが、体脂肪計の使い方なのでしょう。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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