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そもそも神経圧迫は痛いのか?

神経が圧迫されている・・・
しかも脊髄で・・・
と聞いたら、ものすごく痛そうなイメージだ。ましてや腰痛で苦しんでいるときに聞いたら、
やっぱりそんなヒドいことになってたんだ・・・と愕然とするわけだ。

しかしよく考えてみよう。

生物学的に「痛み」というのは外敵(外力)からのダメージを最小限に食い止めるために必要な感覚だ。
足をガブッと噛まれているのに気がつかず、腰あたりまで食べられて初めて気づいているようでは、生命維持不能…命がいくつあっても足りないわけだ。
神経生理学からいうと、実際に痛みを感じる神経受容器は神経の先端にあり、皮膚上に最も多い。
逆に骨の周辺など身体の深部には、痛みを感じる神経受容器は少ない。
つまり脊髄は神経の「通り道」であって、痛みを感じる器官ではないわけだ。

少々専門的だが、神経が圧迫されて起こる障害は
1)ワーレン変性
通り道で圧迫されることによって神経内栄養循環障害が起こる。このような圧迫が重度になった場合、引き起こされる主な障害は麻痺かあるいは経年の劣化によ る変性だ。
2)麻痺
痛みなど様々な感覚は受容器から脳に伝えられる電気信号であるのだから、仮に途中で圧迫を受け、信号が遮断されるのであれば「痛みを感じなくなる」はず だ。通り道である脊髄を圧迫されたら、むしろ痛くないのだ!
もっとも信号を遮断されるような神経圧迫は余程の事故でもない限り、滅多にはみられない。

このような論理から現在では腰痛=神経圧迫説自体が根底から否定されている。

神経圧迫(脊髄)で痛みは起こりません!
ヘルニアがないと言っているのではないのです。
椎間板ヘルニア→神経圧迫→麻痺…であるなら、痛みの原因になることはないですよという話です。
え?腰が激痛で病院行ったら椎間板ヘルニアって言われたけど…?
気になる方は直接お問い合わせください。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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