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ゴミ箱を置く場所を変えたら家がキレイになった話。(行動経済学のナッジの超身近な事例)

こんにちは!とすけ(https://twitter.com/tosuke09)と申します!
普段はデジタルマーケティングの支援会社でコンサルをしています。

仕事をしていて自分自身が疑問に思ったことに対しての考え方を中心に発信しています!(といいつつ、今回はプライベートの話です)

我が家の悩み・・・

自分の怠惰な性格が災いし、お恥ずかしい話、部屋がとても汚かったです。本の帯やら包装ビニールなど、ゴミ箱の周りに散乱している状態になっては大掃除をして、、というのを繰り返していました。。

ある時、ふと気付いた

例のごとく大掃除をしているときにふと気付きました。
ゴミ箱の周りにゴミが散乱するのは、「自分の生活スペースとゴミ箱との距離が遠いから」ではないか?つい、ごみを投げてゴミ箱に入れようとするため、うまく入り切らずごみが散らかっている状態だったのです。

解決策は、「ゴミを投げない」ではない

解決策として、「ゴミを投げない」というのが一番シンプルです(笑)
ただ、今まで習慣的にゴミを投げていた自分がその習慣を辞めるというのはなかなかハードルが高いです。
そんな時、ふと行動経済学の「ナッジ」という考え方を思い出しました!

ナッジ(nudge)とは、直訳すると「ひじで軽く突く」という意味です。行動経済学や行動科学分野において、人々が強制によってではなく自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法を示す用語として用いられています。(日立総研HPより:https://bit.ly/304138v)

「こうしなさい」と直接指示するのではなく、自然と望ましい行動をとるように用意された仕掛けのことをナッジといいます。
身近な例でいうと、男性用の小便器に的の絵を書くことで、自然と的を狙ってお手洗いをするようになり、トイレが汚れるのを防ぐといった例があります(女性の方、分かりにくい例ですみません。。)
この例でいうと、綺麗にお手洗いを利用することを促す仕掛け(=ナッジ)が、便器にかかれた的の絵になります。

この考えを応用して、「ゴミを投げない」ではなく、自然とゴミを投げないようにするために仕掛けを考えました。
仕掛けはシンプルで、「ゴミ箱の配置を変える(生活スペースに近づける)」ようにしました。
当たり前ですが、自分とゴミ箱の距離が近いとゴミを投げる必要がなくなります。
結果として、ゴミ箱にしっかりとゴミを入れることが習慣付くのでは?と考えました。

結果は・・・?

見事にナッジが効果を発揮しました!
ゴミを投げることがなくなり、部屋にゴミが散らかることがなくなりました!(きれい好きの方からすると当たり前ですが...笑)
ナッジの有用性を自ら証明することになりました。

ナッジは他にも応用できそう

今回は私自身が体験したゴミ箱の例を書きましたが、この考え方は他にも応用できそうです。
ダイエットの食事制限や職場のルール作成時などにも威力を発揮しそうです。
みなさまも身近なナッジの活用経験などございましたら、ぜひ教えてください!

今後もビジネスパーソンのよくある疑問や専門分野のマーケティング関連の情報などを更新していきますので、ぜひ「スキ」や「フォロー」いただけると嬉しいです!

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https://twitter.com/tosuke09

今回紹介したナッジについてのべられている行動経済学の書籍です。

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