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飲み会が嫌なんじゃない。私にメリットが無い飲み会が嫌なんだ。

■はじめに

「歓迎は分かったけど飲み会に出るのは嫌」
「それ時間外と何が違うんですか?」
「正直自分の友達と飲んでたいです…」
本音はあれど断れないという声が今年もたくさん聞こえてきました。

■お酒を断る時の心理

お酒を断ることに罪悪感を感じる人は多いですよね。
これは普通のことだと思います。
お酒を断るという行為は、集団の中での自分の位置や、周りへの配慮からくる感情だと思いますから、あなたの気持ちは正しいと思いますよ!
 
お酒の席で感じるプレッシャーには二つの要因があると考えられます。
一つ目は、飲み会=お酒を飲むという認識が根強いこと。
二つ目は、お酒を断ることで居心地の悪さや孤立を恐れることです。
 
まず、飲み会におけるお酒の位置づけについてです。
昨年はアサヒ飲料が、「スマドリ」なる概念を提唱していましたが、本当にスマドリできてますか?

なんだかんだで飲み会といえば、ビールで乾杯が一般的であり、メニューもお酒中心で構成されています。
ソフトドリンクを選ぶのは難しく、選んだとしても自分のものだと言いにくい状況があります。
このような環境では、お酒を断ることに罪悪感を感じるのは自然なことだと思います。
 
次に、お酒を断ることでの居心地の悪さについて考えてみましょう。
お酒を断ることが、仕事の評価や人間関係に影響を与えるかもしれないという恐怖があったりします。
普段の関わりの中で仕事をする以上、楽しく食事ができたという印象がのちの仕事に響くというケースも考えられます。例えば、重要なお仕事を誰に任せようか検討している時に、食事の場での打ち合わせを考慮して、お酒も嗜める人を選ぶということが無いとはいえません。
このように、飲み会での印象が仕事のチャンスに関わることもあるため、お酒を断ることに対する葛藤が生まれます。

■スマートにお酒を断る方法

お酒が苦手なのに強く勧められる場合、上手に断る方法が必要です。明確に断ることは大切ですが、相手を不快にさせないように気を付けましょう。
はっきりと断ることが重要ですが、相手を尊重する表現を使うことも大切です。
「申し訳ありませんが」といった言葉を使いながら、丁寧に断ることがポイントです。
相手の気持ちを理解することも大切です。
お酒を勧める人は、良い雰囲気を作りたいと思っていることが多いです。
断る時は、相手の好意を考慮して、感謝の気持ちを示しましょう。
また、自分から積極的に参加する姿勢を見せることも一つの方法です。
自分が勧める側になることで、飲酒のコントロールがしやすくなるよという声もありますよ!

■幹事や上司ができる配慮

お酒の席では、相手の意見や好みを尊重することが大切です。飲み会の目的を理解し、お酒を強要することのないようにしましょう。
また、飲み会の目的を共有し、お互いに心地よい空間を作ることが重要です。会のルールを決めておくことで、お酒の席でも楽しく過ごせます。
お酒の席でのグランドルールを設けることで、お互いに快適な時間を過ごすことができるでしょう。
たとえば、最初の乾杯だけお酒を飲み、その後はソフトドリンクにするなどのルールがあると良いかもしれませんね!

■おわりに

正直、全員が心の底から満足できる飲み会というのは存在しないと考えています。
ですが、「参加させられる飲み会」を無くすことはできる。
ヒントになるのが、目的の共有。
目的に納得・共感した人だけが参加する飲み会にすることで、「参加させられた感」を減らすことができる。
そもそも職場では一人ひとりが自分の目的で働いています。
お金目的で働いている人。
キャリアアップのために働く人。
人脈を築きたい人。
いろんな人が集まる職場だからこそ、それぞれのメリットを自分から取りにいける職場にしたいものですね。

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