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4.16(57/89日目) ダフ屋ジョーク
イタリアの雪の積もった山道(おそらくトリノの手前辺り)を走り抜け、9時20分頃ミラノに到着。予定より1時間早く着いた。
自分の遅刻分も含めたら1時間20分早く着いたことになる。
寒いと思ったら気温は4度。
ミラノも天気が悪かったらしく石畳は濡れていた。
おまけにターミナルの両替所は閉まっていて一銭もない状態で、チキートでもらった「歩き方」のミラノのページも略地図すぎて自分が今どこにいるかもわからない状態。
なんとか近くにいた観光客の団体に現在地を教えてもらいインフォメーションオフィスを目指した。
CitiBankのATMは見当たらなかったがCirusのマークのあるATMでも現金を引き出せるらしいので、そこで現金を引き出し、その後速攻で安宿を探しチェックイン。
チェックインしたホテルはPensione ITALIA。
ホテルの人は英語が話せたのでスムーズにチェックインすることが出来た。
一泊50,000Lit。ミラノの安宿の相場は4~5万リラらしいのでここは平均的か。しかし1日しか泊まれないと言われた。
移動中は寒さで寝れなかったのとバスのブレーキが荒々しかったので寝不足ぎみで少々しんどいが、メトロでサッカーのチケットを買いにサン・シーロ(ミラノのホームスタジアム)に向かった。
迷わず着けたが、チケット売場は開いていなかったので一旦諦め、いつも通りスタジアムを一周してみた。テレビで見ていた通り螺旋階段が特徴的なスタジアムで、機能性と芸術性のバランスが取れた独特な造りのスタジアム。
うっとりしながらスタジアムをながめているとダフ屋らしき男が近寄ってきた。
そのダフ屋によると、日曜日のゲームの正規チケットは売り切れているとのこと。当然信憑性は薄いがスペインと違って試合の2日前に行けば手に入るというものでもなさそうだ。
値段を聞いてみると
「8,000,000Lit」
と紙に書いて見せてきた。数回ゼロを確認したが、Ptsに換算しても80,000Ptsだ(=70,000円)
いくらなんでも高すぎるので冗談言うなと言う顔で断ると、ダフ屋のオヤジ達は(いつの間にかひとり増えていた)
「いくらなら買うんだ?」
と言ってペンを差し出してくるので、まず「0」 をひとつ消して80,000Litにした。
するとオヤジはオーバーリアクションで
「おー、失礼失礼。書き間違えたよ(イタリアは0が多いからね)。」
的なことを言っている。
イタリアの現地人がそんな基本的な間違いするわけないない。
しかし裏を返せば0の数を見間違えてこの法外な値段で買ってしまう観光客もいるだろう。
結局さらに値切り60,000Lit(5,000円)で購入。
試合のカードはインテルvsウディネーゼ(現在4位)。人気のカードなので定価よりも少し高いがまぁ良しとした。あとはこのチケットが本物であることを祈る。
ダフ屋に金を支払ったら金がなくなり10万リラ札しかなくなってしまった。10万といっても円に換算すると8千円程度だがメトロの切符が買いづらいので、メトロには乗らず徒歩でスフォルツェスコ城に行ってみた。
城の内部には無料の博物館があったので入ってみたものの、疲れのせいか集中力が続かずほんの少しだけ見てホテルに戻った。
ピザ屋を食べ歩くのは明日以降にして、マクドナルドでフィレオフィッシュバーガーをテイクアウトして帰る。そういえばスペインではフィレオフィッシュバーガーは見かけない...。
ホテルに着くとすぐに雨が降り始めた。
ミラノはすれ違う人も、服や腕時計など身につけている物はセンスがいい。やはりファッションの中心地だなと思わせるお店が多い。
本日の出費
朝食 7,900Lit
夕食 7,900Lit
サッカーチケット 60,000Lit
宿 50,000Lit
(4/1~1/19まではPtsではなくLit(リラ)表記、1,000Lit=90円)
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