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「図書の家選書」第2期配信スタートしました

こんにちは、図書の家です。

本日8月8日より、Amazonはじめ各電子書籍サイトにて、第2期「図書の家選書」を配信開始いたします。

昨年12月に図書の家選書第1期として飛鳥幸子特集を配信しましたことは、こちらでも告知させていただきました。

続く今回の第2期は、50'sバレエマンガ特集です!

1950年代後半、少女マンガの黎明期に花開いた一大ジャンル、バレエマンガ。その最初期の作品の中から、わたなべまさこ水野英子むれあきこ花村えい子谷ゆき子の5人のマンガ家を大フィーチャー。ファンであっても、そのほとんどの方が今まで読むことの叶わなかった希少な貸本作品や入手困難な作品ばかりを集めたラインナップとなっています!

図書の家は、最初、少女マンガに関するコンテンツを掲載するWebサイトとしてスタートしました。そのスタート時からあったのが「バレエ漫画リスト」です。
少女マンガの発展と強く影響関係のあるバレエマンガにジャンルとして着目した作品リストは、京都国際マンガミュージアム「バレエ・マンガ〜永遠なる美しさ〜」(2013年)といった展示や、『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』(2016)を皮切りとした谷ゆき子のバレエマンガ復刻シリーズ(2016〜2018/立東舎)など、その後の図書の家の仕事にもつながっていきました。

前述のバレエマンガリストを見ていただければわかるとおり、1950年代の後半から今にいたるまで、本当にたくさんのバレエを扱ったマンガ作品が発表され続けています。とりわけ、少女マンガ黎明期に数多く発表されたバレエマンガが、今の少女マンガの礎となっているといっても過言ではありません。

そんなわけで図書の家としてもバレエマンガには強い思い入れがあるのですが、長らく悩ましく思っているのは、50年代それほどまでに隆盛を極めたバレエマンガのほとんどが、今現在では読めなくなっているという事実です。

特に貸本媒体で発表されていた作品などは、現物が残っていない、あったとしても希少で大変な高額で取引されている為に限られた人しか読むことができない、というような状況があります。作品リストにタイトルがあっても誰も読んだことがない、そんな作品ばかりなのです。

このような状況に、ささやかでもできることはないだろうか、というのが今回の「図書の家選書」のテーマでした。紙での復刻はむずかしくとも、電子書籍なら…!!

今回選んだ5作家・5タイトル14作品は、そのごくごく一部でしかありませんが、今現在でも十分に楽しめる作品を選りすぐりました。1950年代、少女マンガがこのようなところから、少女向けの読み物として独自の歩みを始めたということを、感じ取っていただければ幸いです。


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