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日記の罠

日記は日々の出来事を振り返り、自分なりの意味づけをするのに使える。
言語化する力をつけるのにも良い。

でも、あえて少しネガティブにリフレームするなら、自分の思い込みを言語化しているとも言える。

言語化したことについて誰かと対話してみないと、自分の視点からしか物事を見ていないことにもなる。

日記で言語化した思い込みに基づいて行動していて、それが周りからの期待とずれてしまうこともあるかもしれない。


『insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』という本に、日記について書かれていて印象に残ったことがある。

  • 日記で他人の観点で考えることで客観的な視点を得られる。

  • 日記は毎日書かない。難しい決断にのぞむときだけ日記をつける。日記をつけるのは週に一度にして、書きたいトピックはメモしておく。

日記は自分の観点で内面を考えるものだと思っていたけど、他人の観点を考えることでバランスの良い自己認識ができるのかもしれない。

「記録されない日々はないに等しい」という言葉に影響を受けて日記を書き始めたこともあって、できるだけ毎日書こうとしてきた。

自己認識のための日記という意味では、ネガティブなことについて考え込んでしまう危険もあるから、難しい決断にのぞむときや、週に一度で良いということだった。



内省に集中しすぎて思い込みでとどまらないように、日記と対話を行き来するのも良いかもしれない。

対話には、良い問いかけが求められる。

良い対話ができるように、良い問いかけができるようになりたいと思う。


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