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小説を書く時の間違った思い込み

こんにちは。小説家の川井利彦です。

今回は「小説を書く時の間違った思い込み」についてご紹介します。

多くの作家が自分なりの方法やルールを持っています。
ところが、その方法やルールに囚われすぎてしまい、間違った思い込みをしていることがあります。

そこでそんな間違った思い込みを3つご紹介します。

あなたの執筆活動の参考になれば幸いです。

※今回の記事は「ChatGPT」が作成した記事を元に、加筆修正したものです。

本題に入る前にお知らせです。

◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中!

著者、第二作目にして、初の書籍化。
本の中に残された一文からすべては始まる。

寛太と忠が万引きした本の中には、謎のメッセージが残されていた。消された形跡のある、まるで手紙の一文のようなメッセージを書いたのは、いったい誰なのか。そして消されたメッセージには、いったい何が書かれていたのか。ひょんなことから、それらを探すことになってしまった寛太と忠。そこにはある女性の暗い過去が関係していた。
果たして、寛太と忠は真実にたどり着くことができるのか。

「本からの手紙」
あらすじ

ぜひ一度読んでみてください!!

1.「長い文章が良い小説になる」という思い込み

それでは本題です。

小説を書く際に、「長い文章が良い小説になる」と考える方がいるかもしれません。
小説は、長い文章で書かれていることもありますが、それは、物語をより深く掘り下げたいという意図がある場合です。

必要最小限の情報を適切に伝えることが大切です。

現代は、短く簡潔な文章が好まれる傾向があります。
多くの読者に楽しんでもらうために、あえて短い文章にまとめることも必要なスキルとなってきました。

また特にネット上では、ショートショートのような、短編ストーリーが多く読まれています。
あえて、そういった短い物語に挑戦してみることも、一つの方法かもしません。

2.「自分が書いた小説は完璧である」という思い込み

小説を書く際に、自分が書いたものが完璧だと考える方がいるかもしれません。
しかし、小説は何度も繰り返し書き直すことが必要です。

また、物語のストーリーや登場人物、世界観が完璧だと思っていても、読者には受け入れてもらえないかもしれません。
常に改善の余地があると考え、自分自身の批判的な目を持って、積極的に改善していくことが大切です。

第三者に読んでもらうことも、非常に有効な方法です。
自分では気がつけなかった矛盾点や、間違った表現を指摘してもらえるかもしれません。

ベテラン作家であっても、完璧な物語を書くことは困難です。
常にそういった視点をもって、自分の作品と向き合うことが大切です。

3.「自分が書くことは全て自己表現に過ぎない」という思い込み

小説を書く際に、自分が書くことは全て自己表現に過ぎないと考える方がいるかもしれません。

自分が書くことは自己表現であることは間違いありませんが、読者に楽しんでもらえたら、それは一つの物語として成立します。

先ほども書いたように、自分の書いた小説が完璧であるという思い込みは、よくありませんが、「所詮は自己表現に過ぎない」と卑下する必要はありません。

矛盾に思うかもしれませんが、常に改善を図ることと、書いた小説を自信を持って、読者に届けることは似て非なるものです。

書いた本人が面白くないと思っている作品を、読者は読みたいと思うのでしょうか。

一つの物語を書き上げるということは、なかなかできることではありません。
それを達成した自分を誇りに思い、ぜひ自信を持って、読者に作品を届けてください。

4.まとめ

ここまで「小説を書く時の間違った思い込み」を3つ紹介しました。

1.「長い文章が良い小説になる」という思い込み
2.「自分が書いた小説は完璧である」という思い込み
3.「自分が書くことは全て自己表現に過ぎない」という思い込み

小説を書くということは、とても崇高で素晴らしい行為だと私は思っています。
読者を感動させ、楽しませることができる小説には、無限の可能性があります。

無駄な思い込みはさっさと捨てて、読者を楽しませる素晴らしい小説を書くことに注力してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。

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