つまらない小説の特徴と克服方法
こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。
今回は「つまらない小説の特徴と克服方法」についてご紹介します。
本題に入る前にお知らせです。
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本の中に残された一文からすべては始まる。
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1.予測可能なプロット
それでは本題です。
つまらない小説の特徴の一つは、予測可能なプロットです。
読者が物語の展開や結末を容易に予測できてしまうと、興味を失ってしまいます。
物語の展開に新しい要素や意外な展開を取り入れることが重要です。
例文:
改善方法: 物語に予測不可能な要素やドラマを追加し、読者が驚きや興奮を感じるようにします。
伏線や構成、魅力的な登場人物によって、思いもよらないストーリー展開を描いていくことが大切です。
2.一次元的なキャラクター
つまらない小説には、深みのない一次元的なキャラクターが登場します。
キャラクターには複雑さや内面の葛藤、成長の余地などを与えることが重要です。
例文:
改善方法: キャラクターには複雑な人間性や背景、独自の目標や葛藤を与え、読者に共感を呼び起こすようにします。
人間には良い面と悪い面、ポジティブな面とネガティブ面が必ずあります。
小説の登場人物にもそういった両面を持たせることで深みのあるキャラクターにすることができます。
過去の出来事や行動の動機、苦悩や葛藤を丁寧に描いていきましょう。
3.退屈な語り口
退屈な語り口や文章の流れは、読者の興味を失わせる要因の一つです。
単調な表現や冗長な説明を避け、鮮やかな言葉や効果的な文章構造を使って物語を魅力的に描写しましょう。
例文:
改善方法: 具体的な描写や感情表現を取り入れ、読者に臨場感を味わわせるような文章にします。
読者の五感を刺激するような描写を意識することで、この問題を克服することもできます。
4.深いテーマや意味の欠如
つまらない小説には、深いテーマや意味の欠如があります。
読者が物語から得るべき教訓や考えさせられる点がないと、物語は印象に残りません。
テーマやメッセージを明確にし、読者に考えさせるような内容にします。
例文:
改善方法: 物語には人生や社会に関するテーマやメッセージを取り入れ、読者に考えさせるきっかけを提供します。
▼まとめ
ここまで「つまらない小説の特徴と克服方法」についてご紹介しました。
つまらない小説の特徴を克服するためには、予測可能なプロットを避け、キャラクターに深みを与え、魅力的な語り口を使い、物語に深いテーマや意味を組み込むことが重要です。
これらの要素を意識して小説を執筆することで、読者を引き付ける魅力的な作品を生み出すことができます。
いきなり全てを完璧に描くことは難しいかもしれませんが、どれか一つでも意識して小説を書いてみると、読者の印象に残る素晴らしい作品を作ることができるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。
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