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壊れる既成概念と拡がる繋がり

皆さまは何か欲しいモノがあった際に、どんなサイトで購入されますでしょうか。
幅広く扱っているのはAmazonやYahoo、楽天といった大手サイトです。
更にASKULやたのめーるの様に、事務用品に特化するなどの専門的なサイトも数多くあります。

そんな中、私が良く利用する専門サイトが、完全に畑違いの商材を扱い始めたのです。


楽器屋さんが日本酒!?

私は音響機材を購入する際に、日本最大手の楽器通販ショップ「サウンドハウス」での購入を基本としています。

https://www.soundhouse.co.jp/

楽器のみならずマイクやミキサー、スピーカーからアウトボードまで、
様々な機材を扱っており、大変重宝しております。

しかし4月のある日、サウンドハウスからのダイレクトメールを見て驚きました。
なんと「オリジナル日本酒」の販売を開始したのです。

https://www.soundhouse.co.jp/news/detail?NewsNo=19835

その名も「さうんどはうしゅ」。
会社名をもじった可愛い名前です。

宮城県の萩野酒造さんとの開発という事で、「さうんどはうしゅ」「鶴音(たづがね)」の2銘柄を販売し始めました。

さっそく1本づつ購入しました。
後日、友人や妻と堪能しましたが、とても飲みやすくすっきりとした味わいでした。

日本酒を作った目的

ここでなぜ、楽器通販の会社が日本酒を作ったのかを調べました。
もちろん新しい事業展開、商材展開かとも思いましたが、あまりに畑違いです。

実はこの日本酒の売上は全額がこども達の為に「寄付」されるのです。

実はサウンドハウスは、財団だけでなく成田市内で温泉施設の運営を行っていたり、京都にある印刷会社と提携をし事業展開を行っています。

https://www.soundhouse.co.jp/company/

それも詳しく読んでいくと、突然会社に来られた老人施設の方々の要望を受けた事がきっかけであったりと、ドラマの様なストーリーで音楽機材以外の事業を展開していました。

もちろん事業である以上は、利益を出す事が優先されます。
しかし、高度経済成長期を築き上げた経営者の方々の本を読んだ時にも感じた「よし、やろう!」の一言、社長の決断があって新しい事への一歩を踏み出されているのだと思います。
その瞬間だけは、利益が出るからやろうだけではないと思うのです。

まとめ

新しい事を始めるのは勇気がいる事も多いです。
周りから見れば、「なぜ?」と首を傾げられる事もあるでしょう。

しかし表面的な部分だけでなく、その先にどんな事に繋げていきたいのか、何を成し得たいのかを見る事で、点と点が繋がり線になるのです。

今回の事は商品に限らず、何かを始めた方の背景まで知る事の大切さに気付かせて頂くきっかけになりました。

皆様も是非、創設者のビジョンにまで想いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

ではでは。

サウンドハウスの成長についてはこちらから


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