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2017年12月の記事一覧
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ポスト資本主義の足音
「最大多数の最大幸福を実現するためには何が必要か」
この答えが「資本」ではなくなりつつあるという感覚はあった。幸福と資本の関係は年々弱くなっている。
だからといって「評価経済」にもちょっとした違和感を持っていた。
最近では「資本」との対比に軸足が戻っている。「資本の多少に関わらず、機械の進展が万民に満足をもたらしている」「資本と信用は比例せず、幸福は信用の多少に左右される」という考えへの揺り
機械派のシンプルな主張
一つ前のエントリーで、ポジショニング派の大御所が「人間派」であった話を書いた。一方で、ハーバード・ビジネス・レビュー2018年1月号で言えば、クリス・アンダーソン氏の考えが「機械派」と呼べそうだ。
「ドローン・エコノミー:データ取得の革命がビジネスを変える」(DHBR2018年1月号)
氏の主張はシンプルで「他の選択肢より機械の方が優れた仕事ぶりを発揮するならば、自ずと機械に任せるようになるだ
ポジショニング派が語る「人間の拡張」
経営戦略をかじったことのある方は「ポジショニング派」とか「ケイパビリティ派」とか聞いたことがあるかも知れない。
ポジショニング派の代表格がマイケル・ポーター氏。その大御所がハーバード・ビジネス・レビュー2018年1月号でARを使った人間の拡張について論じている。
「AR戦略:拡張現実の並外れた可能性」(DHBR2018年1月号)
「人間の拡張だなんて、ケイパビリティ派に転校したのか?」なんて
[書評]テクノロジーは戦略をどう変えるか:ハーバード・ビジネス・レビュー2018年1月号
ハーバード・ビジネス・レビュー2018年1月号の未来感がすごい。21世紀の1/6を過ぎた時点で、先頭集団と後続集団の時代感覚の距離は離れる一方と実感。ちょっとした焦燥感。
今月号では「技術」を特集している。「競争の戦略」「競争優位の戦略」で有名なポジショニング論の泰斗であるマイケル・ポーターが、AR/VRを使った業務効果の拡大を論じる。まだまだ現役。その横で「ロングテール」「フリー」「シェア