見出し画像

ポスト資本主義の足音

「最大多数の最大幸福を実現するためには何が必要か」

この答えが「資本」ではなくなりつつあるという感覚はあった。幸福と資本の関係は年々弱くなっている。

だからといって「評価経済」にもちょっとした違和感を持っていた。

最近では「資本」との対比に軸足が戻っている。「資本の多少に関わらず、機械の進展が万民に満足をもたらしている」「資本と信用は比例せず、幸福は信用の多少に左右される」という考えへの揺り戻し。

「最大多数の最大幸福を実現する上で、機械と信用が資本に取って代わる」という、いわば、資本主義から機械・信用主義への転換。

しかしながら、機械と信用は反対の性格を持つ。この部分が自分でもモヤモヤしている。哲学じみているが、現代を捉えた事象ではないかと勘ぐっている。

ここから先は

465字

投稿が増えていくにしたがい、値段を上げていきます。興味があれば、早めに購入されることをお勧めします。『ザ・セカンド・マシン・エイジ』を読んだくらいの頃に興味を覚えた、機械との競争に関連する投稿も含めています。以前に企画した「機械と信用のどちらを選ぶ?本を通じた思考実験」の続編なので。

テーマを決めて読書すると発見や学びが増えたりします。ハーバード・ビジネス・レビュー2017年5月号に掲載された安宅和人さんの『知性の核心は…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!
投稿が増えていくにしたがい、値段を上げていきます。興味があれば、早めに購入されることをお勧めします。

テーマを決めて読書すると発見や学びが増えたりします。以前よりポスト資本主義の形に興味を持っていましたが、アメリカでトランプ政権が誕生したあ…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

読書や文章作成に関する本の感想や、自分なりの読書に対する考えのようなものをまとめていきます。人生とアートを本で語れるようになりたくて。 …

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

サポートいただければ、頂いた金額の2倍程度を、他のクリエイターさんへのサポートに回したいと思います。