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あなたのビジネスの本質は? 自問すれば道が拓ける?

「鉄道は移動手段」。正しいが、それだけではない。
移動手段以外の使命や役割を考えると、事業アイデアが湧く沸くします。

【移動手段だった鉄道を、乗ることが目的の観光資源にもできる!】
【鉄道に乗ることが観光資源にできれば、地方創生も出来る!】

本州3社以外の北海道、四国、九州のJRは「三島(さんとう)JR」と「島」と言われ、上場の見込みもないと言われていた。JR九州は、この屈辱をバネに、多角化を推進。
カンブリア宮殿 2018/03/01(木) 
逆境と屈辱をバネに大躍進~観光列車王国!JR九州
九州旅客鉄道 会長 唐池 恒二(からいけ こうじ)
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/column/post_18030101/"

<成功のポイント/工夫>
①唐池(現会長)さんは、若いころから、新規事業チャレンジと経営再建実践経験から新規事業ノウハウを会得していた
②JR九州の将来への危機感から全社員で逆境と屈辱と闘う社風、風土を作った
③鉄道沿線の住民や市役所とのタイアップ
④国鉄/JR社員の特性を理解して新規事業展開
⑤全国への情報発信プロモーションが上手
⑥成功を呼ぶための人材登用方法を確立

<成果>
7年連続で増収
38のグループ会社を抱える巨大組織に。業績は右肩上がりで、今年度の売り上げ4000億円

<岩井コメント>
自動車は、移動手段という本機能だけにとどまらず、鉄道業界より先に、デザインや居住性などに新しい価値を付けることに成功し、世界的に市場を創出することができました。

【レッツ発想維新】

輸送手段として自動車業界が、鉄道業界の前を走る業界であると発想できれば、もっと早く、鉄道の観光資源化を考え出せたとおもいます。

自分の新規事業がうまくいかない時に、「自分の業界は、特有の難しさがあるから」と言い訳にする人が多いと感じています。
他業界を知ろうと努力行動をしていないのに、自分の業界だけが特別であると自画自賛はしないほうが良いですね。

自画自賛する人は、事業アイデアは出せません。出たとしても、事業に成功できません。一度成功しても、外部環境が変わったときに気づかず失敗します。

・若い方は知らないと思いますが、日本国有鉄道 (国鉄)時代は、乗客をお客様と考えることが無かった。毎年、ストライキをしたり、遅延しての謝罪も無し。三公社五現業の経営体質も悪さは、社会問題でした。

<専門用語解説>三公社五現業  出典 wikipedia
▶公共企業体(三公社) 中曽根康弘内閣により民営化。
日本専売公社(専売公社) → 日本たばこ産業(JT)、塩事業センター
日本電信電話公社 (電電公社)→ NTTグループ
日本国有鉄道 (国鉄)→ JRグループ、日本国有鉄道清算事業団(1998年(平成10年)10月22日解散)
▶国の経営する企業(附帯する事業を含む)(五現業)
1.郵便、郵便貯金、郵便為替、郵便振替及び簡易生命保険の事業(註) → 日本郵政公社 → 日本郵政(JP)
2.国有林野事業(国有林野事業特別会計において事務を取り扱う治山事業を含む。) → 国有林野事業の企業的運営廃止[1]。
3.日本銀行券、紙幣、国債、収入印紙、郵便切手、郵便はがき等の印刷の事業(これに必要な用紙類の製造並びに官報、法令全書等の編集、製造及び発行の事業を含む。) → 行政執行法人たる独立行政法人国立印刷局
4.造幣事業(賞はい等の製造の事業を含む。) → 行政執行法人たる独立行政法人造幣局
5.アルコール専売事業 → 新エネルギー・産業技術総合開発機構 → 日本アルコール産業

祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#43 

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