職人気質業界は「女性の感性」で画期的な新商品を創出できる#104
【連続104日目テレビメモ術】
職人気質は、男性社会。伝統を継承するために同じ作業の繰り返し。革新的な新しい取組はタブーになりがち。
ここがチャンスだったんですね。
女性ならでは感性が活きる市場です。
まだまだ、他の業界でもビジネスチャンスがありそうですね。
<成功のポイント/工夫>
1)捕獲器業界に革命をもたらしたネズミ捕獲器を開発したから
・既存品は、音を立てて入り口が閉まる仕組みのため、1匹しか捕まえられない。しかし、栄工業のネズミ捕獲器は、何匹も捕まえられる。
・警戒心の強いネズミの特性を利用。“ネズミを安心させる作戦”の商品を開発
・出入りを自由にし、遊び場を設け、警戒心を解いた。
・安心して餌に近づくと、ネズミ自らの重さで、音無しで床部分が下がるため、ネズミは捕獲されたと気付かない。その後も餌を食べているため、仲間も同じ行動をして、複数匹が捕獲される仕組み
2)溶接の多い製造現場に女性を積極採用したので女性目線の商品アイデアが生まれた
・溶接の多い製造現場7名中6名が女性
・女性が多くなった結果、女性でも持ち運びやすいように、タヌキ捕獲器の重量を約60%軽減化。
<経営成果>
・業界平均で年間1000台販売でも売れ筋商品が、新製品は1万3000円で、2000台売れる超ヒット商品に。
・昨年2019年は、売上げが過去最高の2億6000万円
<岩井コメント>
★「動物捕獲器」の製造会社は、たぶん、古い職人気質の業界だったので、作ることに一生けん命で、新商品開発をする人が少なかったと感じました。
そこに、嫁ぎ先の義父が初代社長で、息子が継ぎたがらないので女性社長になった山村則子社長。
社長になってみたら、売上を増やすにはどうしたら良いかをいろいろと工夫。
業界に染まっていない外部の人間なので、柔軟な発想で商品開発ができた。
素晴らしいですね。
・社員に女性が増えた理由は、番組では説明がありませんでしたが、日本の中小製造業の共通の悩みである「男性溶接工の高齢化」があったと思います。
高齢化で退職してしまう対策として、若手男性の採用を強化したが、獲得できなかった。
そこで、女性を採用し、教育を行ったのではないでしょうか。
社長が女性だと女性が入社しやすいですね。
今や、女性のトラック運転手や重機車両の運転手など、性別の垣根がなくなりつつありますね。
今の日本にとって、女性とシニアを労働力にしないと日本は世界に負けてしまうと痛感しています。
我が国経済を持続的に発展させるためには、新規事業の創出・育成が不可欠です。
しかしながら、一般的に創業期のベンチャー企業は、不確実性が高く、リスク評価が困難であることから、民間金融機関のみでは、長期的・安定的な資金供給は難しいといわれています。
経済産業省では、女性や若者(35歳未満)、シニア(55歳以上)の方であって、新規開業して概ね7年以内の方に対し、日本政策金融公庫の低利融資制度「女性、若者/シニア起業家支援資金」を用意しています。
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