アイデアを形にする力を育てる ー効果的なメモをとる技術ー 第2回
皆さんは、日々のひらめきや思いつきをどう扱っていますか?
ただメモしておくだけで、後で見返さないことはありませんか?
メモを貯めてはいるけれど、それをどう活用していいかわからず、眠ってしまってることってよくありますよね。
2.Zettelkastenメソッドの原則
Zettelkastenメソッドは、情報やアイデアを紙のカードまたはデジタルのページに記録し、それらを相互にリンクさせて知識のネットワークを形成する方法です。
この方法では、個々の情報が独立して存在するのではなく、他の情報との関連性を通じてより大きな価値を持つようになります。
基本的な原則は2つだけです
メモ1つに対して1つのアイデアを書く
他のメモとの「つながり」を作る
このほかにもいろんなコツがありますが、とりあえずこれだけあれば大丈夫です。
Zettelkastenでの具体的なメモの取り方
例えば、興味深い記事をよみ、何かをメモしたくなったと考えてみましょう。
アイデアは、なるべく浮かんだ瞬間にメモを取ることをおすすめします。
効果的なメモの取り方は以下のコツがあります。
アイデアをなるべく分解して1つずつ書く
どの文が気になったかを記録しておく
自分の考えを書く
こうしてとったメモを必ず決まった「箱」に入れておきましょう。
アイデアの結びつけとネットワークの形成
それでは箱に入れたアイデアをどう管理すればいいでしょうか。
まずは、前に取ったほかのアイデアとの「つながり」がないかを考えましょう。
物理的なカードに書いた場合は、カードに番号を振り、「つながり」があるカードの番号を書いておきましょう。
それから、なるべく関連したカードのすぐ後ろにカードをしまってみましょう。
デジタルで管理しているときは、同じページやフォルダ、データベースなどにしまっていきます。
この時、「つながり」があるアイデアの保管場所の情報、直接アクセスできるリンクなどを書いて保管しておきましょう。
まだメモが少ない最初のうちは、「つながり」をつける先もないので、記載していないメモがあっても大丈夫です。
しかし、近い時期に書いたメモは何かしら関連がある可能性があります。
こじつけでも「つながり」を作ってみましょう。
このようにしておくと、どんどんつながりを作るトレーニングができます。
このトレーニングを続けると、異なる分野の情報同士に共通点を見つけ、新しいプロジェクトや解決策が出てくるようになります。
こうしたプロセスを通じて、Zettelkastenメソッドが創造的な思考や問題解決にどのように貢献するかを実感することができると、どんどんZettelkastenが楽しくなっていきます。
この記事を通じて、Zettelkastenメソッドの基本を理解し、日常生活や職場での情報管理に役立てることができるようになっていただけたら嬉しいです。
さいごに
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