トシ・マエダのグローバルメディア日記

ジャーナリスト・メディア起業家。ジャパンタイムズ、AP通信、ロイター通信などの国際メデ…

トシ・マエダのグローバルメディア日記

ジャーナリスト・メディア起業家。ジャパンタイムズ、AP通信、ロイター通信などの国際メディアで記者、プロデューサー、特派員を計15年間務めた後、株式会社パシフィック ブリッジ メディア アンド コンサルティングを設立。メディア、ジャーナリズム、海外向け情報発信の専門家。

最近の記事

米国のコロナ死亡者「50万人越え」のインパクト

米国での新型コロナウイルス関連の死亡者数が、50万人を突破した。このニュースを耳にした方は多いのではないかと思う。 では今回は、この数字が何を意味するを整理してみたい。 世界のコロナ死者数の5人に1人はアメリカ 世界がコロナ禍で一変して約一年がたった現在、世界中でのコロナ関連死者数の合計は250万人に達している。 つまり、米国での50万人越えは、全死者数の約20%、世界でコロナで死亡した人々の5人に1人は米国で発生していること意味する。 アメリカの人口が世界の総人口に

    • Facebookからニュースが消えた!(オーストラリアで今起こっていること)

      もし日本で、朝日新聞やNHKなどのメディアのフェイスブックページが突然全て「白紙」になってしまったら、皆さんは信じられるだろうか?  中国や北朝鮮ではありうるが日本ではあり得ないと思われるだろうか? あるいは、テロリストやハッカーの仕業であれば起こりうると思うだろうか? オーストラリアではこのような事態が実際に、一夜にして起こった。 「ニュース」と判断される投稿が、Facebook上から全て消去されたのである。そして、それはハッカーの仕業ではなく、Facebookの正式

      • 還暦のトシちゃん(田原俊彦)を心より尊敬すべき8つの理由

        私はこれまでロイター通信などでできるだけ客観的に記事を書いて来た。しかしながら今回は、限りなく「主観的」に書いてみたいと思う。 トシちゃん(田原俊彦)はスゴい! トシちゃんに対する尊敬の念は、実は昔は全く持っていなかった。 小学校の頃、学校の縦笛練習の課題曲の一つが「ハッとしてGood」だったので、笛の練習やテレビの歌番組でトシちゃんの歌や曲には慣れ親しんでいた。しかしながら、当時(40年近く前)には、当時20歳くらいであったトシちゃんのことを、カッコいい(あるいはカッ

        • 話題のClubhouseは災害時にどう役立つか?

          昨夜の地震では東京(震度4)でも長い強い揺れがありました。夜の11時過ぎという時間もだったこともあり、驚いた方々も多かったと思います。 うちの11歳の娘も揺れの後、寝室から飛び出してきて、「こんな大きな地震、生まれて初めて!」「心臓がこんなにバクバクしてる!」「この家、倒れないの?」とかなり動揺していました。NHKのニュース速報で確認すると、「マグニチュードは7(東日本大震災はマグニチュード9)」「津波の心配はない」とのことだったので、娘を一度落ち着かせてベッドに戻らせ、私

        米国のコロナ死亡者「50万人越え」のインパクト

          森喜朗・元首相はなぜ失言を繰り返してしまうのか? 日本のブランドイメージへの影響は?

          東京オリンピックの「顔」である東京五輪組織委員会(JOC)の森喜朗委員長が、また渦中の人となっている。 今回は、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という、根拠に乏しく、一般化しすぎた女性蔑視発言で、世界中から批判の嵐を浴びているわけだ。 変わらぬ「戦前メンタリティー」 森氏が総理大臣だった頃、私は新聞記者として首相官邸や国会を担当していた。 今から20年ほど前のことだが、私に言わせれば森氏の本質は当時から全く変わっていない。一言で言えば、「戦前メンタリティ

          森喜朗・元首相はなぜ失言を繰り返してしまうのか? 日本のブランドイメージへの影響は?

          自己紹介!

          はじめまして、ジャーナリストでメディア起業家のトシといいます。初投稿なので、自己紹介をさせていただきます! 東京の多摩地区(いわゆる東京の田舎です、、笑)に生まれ、18歳まで普通に地元の公立学校に通い、海外とは何も縁のない生活を送っていました。 小学校の頃から壁新聞の編集長や放送委員会の委員長などしていて、その頃からメディア好きとチーム作りの血はすでに流れていたのかもしれません、、。 国際ジャーナリズムとの出会い高校3年生の時、CNNを見ていて、「自分も世界の各地を飛び