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#082|私について:集中の形

note365日連続投稿チャレンジ82日目。今日は久しぶりに「私について」シリーズ(4本目)。なぜこのnoteを書いているのかは「目標宣言」に。私についてシリーズの1本目は共感覚、2本目は不快過敏症、3本目は身体が強くないだ。

過集中もとい過執着

好奇心は旺盛でいろいろなことに興味を持つくせに、切り替えるのは苦手だ。現在、「手を付けたものを途中で切り上げ、1日のうちになるべく多くの対象に取り組む」ことを「1分着手」という仕方で訓練中なのだけど、かなり難しい。

集中してしまった対象には「狭く深く」取り組み続けてしまう。陶芸家が朝から晩までろくろを回しているみたいなイメージ(勝手ないめーじ)で、そんな風に対象から離れられなくなるのが私の集中の形だ。

「私の」とは言っても、これは少なくない人が「訓練しなければそういうもの」なのかもしれず、なんとなく全体の3,4割くらいは同じ傾向の人がいるのではないかと勝手に思っている。どうだろうか。


暴走する集中

書籍「ゼロ秒思考」のメモ書き方法=1トピックをA4メモ用紙に1分で書く方法を習得する前の私は、何か考えゴトを始めると3,4時間は考え続けることがデフォだった。(今も気をつけないとそう)

それどころか、時間があれば(なくとも)8時間とか14時間とか、1日中何か1つの事柄に対して考えつづける日も少なくなかった。それでいてべつに、成果はたいしたことがないのだからかなしい。

ふりかえると、それは「考える」というよりは「悩んでいる」と言えるが、とにかく対象から思考が離れられなくなるのだ。「過集中」という言葉があるが、集中できているならいい。これは「過執着」と言った方がいいのではないかと思っている。

以前は、これによって生活に厳しい影響が出ていた時期があり、病院にもかかった。ADHDの診断が出てストラテラを初めて飲んだ時の衝撃は一生忘れないもので、「一般の人はこんなに静かな頭の状態で生活しているのか!?」と度肝を抜かれたものだ。

これなら時間だって守れるに決まっている。これから俺の人生は始まるのだ!と嬉々としていたがしかし、その薬によって多くの副作用が出た私はほどなくして服用をやめた。この辺りの体験もまたいつか書きたい。

なので私は過去には時間も守れなかったが(今もニガテ)、ここを修正できたのはタスクシュートクラウドというタスク管理ツールのおかげだ。

「ゼロ秒思考メモ書き」と「タスクシュート」。この2つは私の人生を変えてくれたメソッドのため、今も機会がある度に人々に激推している。


理解するために記録(計測)する

このブログは「30分で書けるようになりたい」と、noteを始めた当初より目標にあげているけど、80日たってもまったく達成できる気がしない毎日で(だいたい1時間は書いている)、どうしても集中に入ると長くなる。「もっと短くすればいいのに」が難しい。

ふと、逆に書き始めてどれくらいの時間から作業が「ノッてくるのか」を測ってみたら、いつも20分を超えたあたりからということがわかった。それまでは頭がとっちらかって「書くモード」に入れず、何を書くかも決まらない。これでは30分で完了は厳しい。

ついでに、何かを考える時にも何分で集中に入れるのかを測ってみたが、ゼロ秒思考メモ書きを使わずに考え事を始めた場合、同様に20分くらいから思考の集中先が定まっていく。

その他、運動でもだいたい18分から24分くらい走っていると身体の感覚というか脳波的なものの体感が変わるし、瞑想も20分超えてくると特殊な状態に入る。

ということは、私の場合何か特定のものに集中して取り組み始められるようになるには、対象に対応する準備が整うまでには、「20分くらいかかる」と考えた方がよさそうだ。

これは最近の新しい発見で、これまでは変化するまでの時間が20分前後というのは「運動」に関してだけだと思っていた。しかし、ブログが一向に30分で書けるようにならないといういことで、逆に「集中が始まるまではどれくらいか」を測った結果、わかったという次第だ。

わからないものに光を当てるよい方法として、記録や計測(数値化)は力になってくれる。


集中の特徴を活かす

ということで、今後は「20分の助走期間が必要」という特徴を、様々なタスクのセッティングに使いたい。これでもしかしたら、物事がもっとスムーズにいくのではと期待する。

たとえば仕事のミーティングの場合。バタバタと用意をして開始時間ピッタリになることが多いが、思えばそういう時はイマイチ最初ノリが悪い。(当然か)

ミーティングをご一緒したことのある方は、最初のアイスブレイク的な時間が長いことを感じていると思うが、それはこういう理由だったのかもしれない。

これからはミーティングにも「開始の20分前にアップに入る」か、本題は開始時間20分くらいから始めることにして前段を設けることにしてみるといいかも。

人によって様々な集中の形があるのか、わりといくつかのタイプに分かれるのかわからないが、いずれにせよ自分の特徴を記録、計測して理解してみると、活かし方が見えるかもしれない。

余談だが、人気漫画「左ききのエレン」では、集中力は「早さ・深さ・長さ」で語られている。何か発想の参考になるかもしれない。興味を持たれた方はどうぞ。


✑80分|2100文字

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