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映画『パラサイト(寄生虫)』の「パラサイト」って、思ってる以上に衝撃的なことばだった!

「パラサイト(寄生虫)」。
観てからずいぶん経つけど、まだズシンと胸中に漂ってます。凄いインパクトと「あのシーンは、あの演技は、あの表情は…どういう意味だったんだろう…」と反芻してます。

…ところで、今、Amazon primeでIUちゃんの「ホテル・デルーナ」を視聴中なんですが、そのエピソードの中で「生活保護を受けていた人(霊)が、周りから『寄生虫』と蔑まれるシーン」が出てきました。衝撃。

映画「パラサイト」では「寄生虫」の言葉の意味を解説する場面がなかったので、やや軽い理解(したつもり)だったんだけど、今の韓国社会ではとてもえげつないある種の「流行語」だったんだなとあらためて思った次第で。

日本でも少し前に「ナマポ」なる、とんでもなくえげつない差別語、が冷笑的に流行ってましたが、あれと同じ感じなのかな…

映画「パラサイト(寄生虫)」は、多くを語らず、観る側の感性を揺さぶる作品でしたが、いろいろと探ってみると地層のように韓国社会の断面が織り込まれていたんだな、とあらためて感じた次第です。

もう一度観てみよう。

【追記】
そういえば、映画「82年生まれ、キム・ジヨン」でも「ママ虫」っていう差別語出てましたね。「寄生虫」と同じ文脈なのかな。

韓国社会に限らず、日本のネットスラングもえげつない。

映画やドラマってさらっと見るだけでなく、掘り下げて考察してみる必要あるなと思った次第。

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