わくせいPROJECT(土佐市 地域おこし協力隊 阿部航太/児玉美香)

2022年4月に〈地域おこし協力隊〉として高知県土佐市に移住した阿部航太(K)、児玉(阿… もっとみる

わくせいPROJECT(土佐市 地域おこし協力隊 阿部航太/児玉美香)

2022年4月に〈地域おこし協力隊〉として高知県土佐市に移住した阿部航太(K)、児玉(阿部)美香(M)による活動レポートです。外国からの技能実習生と地域住民とが交流できるスペースの立ち上げをめざす「わくせいPROJECT in 土佐市」を進めています。

最近の記事

GDM イベント レポート: TSUKURE!! MY BOOK!!

GDM初の一般公開イベント「TSUKURE!! MY BOOK!!」を、8月10、11日の2日間にわたり土佐市複合文化施設「つなーで」にて開催した。昨年度に続き、東京でリソグラフスタジオを運営するHand Saw Pressを講師として招き、リソグラフを使って自分だけのオリジナルの本(ZINE)をつくるワークショップを実施。午前の部はGDMメンバー(高知学芸高校の美術部員)がワークショップの参加者として本づくりを体験し、午後は同じプログラムを一般向けに開き、GDMメンバーは会

    • 第46週:200kg/がんばって!/大綱づくり

      2023年8月14日(月) ・プリンターを含むイベントに使用した什器を搬出する。リソグラフプリンターの重量はおよそ200kg。素人が運べるものではなく、運搬業者にお願いする。業者さんが特殊な道具を使いながら2人だけでかつぎあげるのを見て驚く。あの特殊技術をなんとか身につけることはできないだろうか。 ・先週にアポどりをして今日アンケート調査を予定していた雇い主さんから「都合が悪くなってしまった」と連絡がある。業務の合間での協力をお願いしているため、こちらも無理強いすることは

      • 第45週:協力するよ/待ち合わせ/出発地へ折り返し

        2023年8月7日(月) ・実習生へのアンケートに協力してくれるという農家さんに電話をする。調査の内容を簡単に説明すると「いいよ、協力するよ」とあまりにも気持ちよく答えてくださったので、実習生たちの人数や出身国など基本的なことを聞くのを忘れ、候補日などを後日連絡することだけ伝えて電話を切ってしまった。抜けている自分には呆れたけれど、こうやって少しずつ雇い主さんとの繋がりができていくことはうれしい。(M) 2023年8月8日(火) ・農業に従事するインドネシアからの実習生

        • 第44週:大丈夫です/ワーキンググループ/しば餅

          2023年7月31日(月) ・リソグラフのワークショップは高知学芸高校の美術部と企画を進めているが、日本語サロンのつながりから、高知国際高校の学生さん3名も手伝いに来てくれることになった。イベントの運営にも興味があるらしく、会場の準備や当日の運営スタッフもやりたいと連絡をくれた。「朝8時半から、1日のイベントだけど大丈夫?」と聞くと「大丈夫です」と返ってきた。なんとも心強い。(M) 2023年8月1日(火) ・料理ワークショップの内容が決まってきた。今回はハラール料理の弁

          学芸デザインミーティングGDM #3 「ページとレイヤー」

          高知学芸高校美術部との3回目のワークショップ。テーマは「ページとレイヤー」。#1「文字のデザイン」、#2「レイアウト」でひとつの面におけるデザインに触れたのち、#3では複数の面におけるデザインを考える。また、8月10、11日に開催予定のリソグラフのワークショップイベントは自分のプリントと他の参加者のプリントをひとつに綴じてオリジナルの「本」をつくるワークショップ。今回のワークがイベントへ向けた練習としても機能することを意識してプログラムを設定した。今回は夏休みを迎えての補講が

          学芸デザインミーティングGDM #3 「ページとレイヤー」

          第43週:調査共有会/HandSawPress/山崎さん

          2023年7月24日(月) ・朝、出かける準備をしていると子どもがイスでおでこをぶつけ、たんこぶができていた。痛そうだな、と思いつつ保育園に連れて行くと、「乳幼児でたんこぶができるほど頭をぶつけた場合、しばらくの間、保護者の方で様子をみてほしい」とのことだった。予想していなかった事態になり、仕事はどうする?と焦ったが、市役所のみなさんが子どもが寝転んだりできる部屋を借りたり、面倒をみたりといろいろとサポートをしてくれた。今日は多文化共生のまちづくり促進事業の第1回共有会の日

          第42週:朝5時/調査開始/Uを誘う

          2023年7月17日(月) ・祝日でお休み 2023年7月18日(火) ・トマト農家であり、加工商品も多く開発・販売している池トマトさんへ、矢野課長に連れて行ってもらう。技能実習生の受け入れについて話を聞くと、池トマトさんは現在8名の実習生、特定技能外国人を受け入れていると聞く。この真夏の時期は、暑さを避けて朝5時から12時までが実習生たちの就業時間とのこと。朝早く起きれる自信があるわけではないけれど、その時間帯で働くととても健康的な生活になりそうだな、と想像した。

          第41週:家探しと拠点探し/ウィルス性胃腸炎/地名

          2023年7月10日(月) ・地域おこし協力隊卒業以降の生活のことを検討するなかで、住む家の引っ越しを考えるようになった。家賃のこと、住むエリアのこと、子供の学校のことなど、いろいろと考えることがあるなか、とりあえず現時点で不動産屋のサイトにあがっている物件を内見して、相場や状況を知ろうと動き出した。 ・今日は谷地エリアの物件を内見。山深いエリアにある谷地自体はとても魅力的だったけれど、今回の物件は予想以上に修繕にお金がかかることがわかり早々に断念。 ・午後は、KOSU

          第41週:家探しと拠点探し/ウィルス性胃腸炎/地名

          第40週:空き家調査/サンプラザ/高知アグリファーム

          2023年7月3日(月) ・市の企画財政課と商工会が実施している市内の空き家調査に同行する。「わくせい」の拠点探しがなかなか進まないなかで、すこしでも情報を得られたらと改めて商店街のエリアを歩く。ぼくらが探している条件となると、それなりに数は絞られてはくるが、空き家自体は存在する。ここはどうだろう? という物件がいくつかあったが、そこの持ち主に辿り着けるかどうか。市役所の皆さんに頼ろう。 ・学芸高校でリソのイベントのチラシについて打ち合わせ。今回のチラシのデザインはGDM

          第40週:空き家調査/サンプラザ/高知アグリファーム

          第39週:小松さん/ホーリーバジル/リソグラフを買う

          2023年6月26日(月) ・今年度が始まってすぐに出会った、宇佐もん工房の所さんに会いに宇佐へ。所さんは水産加工業者としてベトナムからの技能実習生を受け入れている。受け入れに至った経緯や、今感じている課題、これからの計画などを教えていただく。所さんは「海外から来ている若い彼ら彼女らは、市にとってとても重要な存在だ」と強く言い切っていて、心強く思った。(K) 2023年6月27日(火) ・ハーブティーや料理用ハーブなどの製造・販売をしている「ハーブ仁淀川」の小松さんの農

          第39週:小松さん/ホーリーバジル/リソグラフを買う

          TSUKURE!! MY BOOK!! 〜リソグラフでオリジナルの本を作るワークショップ〜

          「リソグラフ」という印刷機を用いて、自分だけの本を作るワークショップを、8月10日(木)、11日(金・祝)に高知県土佐市複合文化施設「つなーで」にて開催します! リソグラフってなに? リソグラフとは、孔版印刷と呼ばれる方式のデジタル印刷機。多色刷りが安価で楽しめるその特徴が注目され、アートやデザインの分野で多く活用されています。 なにができるの? 今回開催するワークショップ「TSUKURE!! MY BOOK!!」では、自分がプリントしたページと、他の参加者がプリント

          TSUKURE!! MY BOOK!! 〜リソグラフでオリジナルの本を作るワークショップ〜

          第38週:北原/とてもイキイキ/GDMレポート

          2023年6月19日(月) ・「わくせい」の拠点にしたいと考えていたとある空き家について、少しだけ進展があった。持ち主に、その場所でどんなことをやろうとしているのか、なぜその場所が良いのかを伝えるためのプレゼン資料をつくる。 2023年6月20日(火) ・北原地区で8月に開催される「北原まつり」の打ち合わせへ。数年ぶりに開催されるまつりのステージでの演目や各団体の出店について話し合う。協力隊でも司会や出店のサポートなど、できることをやろうということになった。土佐市に来て

          学芸デザインミーティングGDM #2 「レイアウト」

          高知学芸高校美術部との2回目のワークショップ。テーマは「レイアウト」。前回の「文字」のデザインの次のステップとして、その文字をどのように“レイアウトする(配置する)”かを学ぶ回。参加者は20名。2回目で人数が減らなかったのはとりあえず安心。 14:00〜14:05 イントロダクション 14:05〜14:45 課題① 『吾輩は猫である』をレイアウトする まず、文字のレイアウトについてレクチャー。A4の紙面に「わたしは、阿部航太です。」という一文をさまざまな大きさ、位置にレイ

          第37週:麻岡さん/ハラルハウス/Kochi Muslim Family

          2023年6月12日(月) ・「わくせいパンフ」ベトナム語版のためのベトナム語原稿が届く。インドネシア語はシンプルなアルファベットでラテン語にも通じるところがあったので、なんとなく雰囲気を掴めていたけれど、ベトナム語は全くもってわからない。理解できない文字を用いてデザインするのは難しく、レイアウトするのにインドネシア語の倍くらいの時間がかかった。 ・昨年夏に開催した、リソグラフプリンターをつかったワークショップを今年もやろうと画策中。今年は、学芸高校とやっているGDM(学

          第37週:麻岡さん/ハラルハウス/Kochi Muslim Family

          第36週:ちゃんフォー/ホップ、ステップ、ジャンプ/物語をつくる

          2023年6月5日(月) ・ずっと気になっていた南国市のベトナム料理店「ちゃんフォー」へ。去年、南国市の地域おこし協力隊の佐藤さんを訪ねた時、ベトナムの人がチャレンジショップでお店を始めるという話を聞き、その後、新聞などでオープンしたことは知っていたけれど、なかなか行けずにいた。お店では料理の提供だけでなく、ベトナムの食品も販売しているらしい。 ・お店に到着すると、ランチを楽しむ女性4人が和気藹々と食事中。私たちはチキンのフォーと牛肉のブン(フォーに似ているが、麺がそうめ

          第36週:ちゃんフォー/ホップ、ステップ、ジャンプ/物語をつくる

          第35週:今年度は本気で/スパイスの取材先/わくわく感

          2023年5月29日(月) ・技能実習生をはじめとする市内の外国人住民に対する実態調査について、具体的にどのように調査を進めていくか、調査先のリストをつくる。昨年度、話を聞かせていただいた監理団体、実習実施者(雇い主)に加えて、今年は新たに宇佐エリアの実習実施者、市外の監理団体など幅を広げて関係を築いていきたい。市の職員の方々にもリストを共有して、思いつくところをリストに加えてもらう。(K) 2023年5月30日(火) ・「わくせい」を運営する拠点探しの準備段階として、

          第35週:今年度は本気で/スパイスの取材先/わくわく感