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第76週:最終回/拠点改修ワークショップ/模型

2024年3月18日(月)

・明日からの拠点改修ワークショップと、学生たちの滞在へむけた準備。今回は合計で7名が滞在予定なので、人数分の布団や生活必需品をそろえる。合宿の雰囲気が出てきた。(K)

2024年3月19日(火)

・学芸デザインミーティング(GDM)R5年度の最終回。今回のテーマは「企画のたてかた」。これから3年後に実施するイベント(展覧会/フェス/ブランド立ち上げ/作品制作/旅 など)の企画をつくり、プレゼンテーションをする。これまでにGDMで学んできた技術を総動員して、自身のビジョンを組み立て、それを視覚的に表現する練習として実施してみたが、技術云々だけではなくそれぞれの興味や抱えている夢について語る時間になった。

・夕方に、明日から「わくせい」の拠点改修ワークショップに参加する早稲田大学小林恵吾研究室の学生たち5名が来高。初日の夜は拠点で一緒にカレーを食べながら軽く自己紹介。皆が今回のプロジェクトに本気で興味を持ってくれていることが伝わってきた。楽しみ。

2024年3月20日(水・祝)

・拠点改修ワークショップ1日目。まずは土佐市の全貌を把握すべく市全体を車でまわる。海側の新居、宇佐地区を経由して、山側の戸波地区へ。その都度車をとめて、少し歩きながらまわったもののとにかく風がつよい。

・小林恵吾さんと、新たに学生2名が到着し、午後は改修プランについて議論。学生たちが持ち込んでくれた立派な模型をもとに検討する。(K)

・夜は2回目のごはんの会。早稲田の学生たちには、日本料理としておでんを作ってもらうことになった。今回のインドネシア料理はミーアヤム(チキンヌードル)らしい。17時ごろにみんなで買い出しに行き、調理スタート。

・前回の反省を踏まえ、包丁やまな板、鍋、カセットコンロを追加。これで大人数での調理に対応できると思ったが、すぐに鍋が足りない、包丁が足りないとの声が聞こえてくる。包丁はどうにか順番で回してもらったが、大きな鍋がないとのことで、向かいに住むKさんに急遽借りることになった。

・今回は、近所の方にもごはん会の案内をしていて、数人来てくださることに。料理ができるまでの間、土佐市内で働くインドネシア出身のFさんがご近所のお二人と楽しそうに話していた。「宴会」という言葉をはじめて知ったらしく、「お酒は飲めないけど、行ってみたい!」と言っていてかわいかった。ご近所のお二人もFさんに言葉を説明したり、庭にある桜の下で宴会をするんだと話しているのをみて、これがごはんの会の醍醐味だなぁとうれしくなった。(M)

2024年3月21日(木)

・拠点改修ワークショップ2日目。午前は、拠点のある高岡地区を舞台にトサシカケNITARIの斎藤努さんガイドによるまちあるきを実施。斎藤さんの個人的なエピソードや今の風景にいたったまちの歴史を聞きながら歩くと、学生だけでなく僕らにとっても発見の多い時間だった。

・午後からはチームに分かれて改修プランの検討作業。今回のワークショップでは主に、エントランスと庭を中心にプランを提案してもらう予定。

2024年3月22日(金)

・拠点改修ワークショップ3日目。今日は昨日からの続きで終日検討作業。皆は、模型に手を加えたり、パソコンへ向かったり、スケッチをしたりと様々な方法で検討している。

・市役所の同僚のみなさんが、順番で様子を見にきてくれる。クオリティの高い模型や、小林さん、学生によるアイディアを紹介しながら、ワクワク感を共有させてもらった。(K)

・夜は学生さんと一緒にソフトバレーの練習に参加。会場の市民体育館に到着すると、いつもよりもたくさんの人が集まっていて、中にはこの間のごはん会にも来ていた実習生・特定技能の子たちも数人いた。

・チームに分かれて総当たり戦。ゲームが進むにつれて、ハイタッチが出るなどだんだんと仲良くなっていく。最後には、SNSを交換したり、一緒に写真を撮ったりして盛り上がっていた。(M)

2024年3月23日(土)

・拠点改修ワークショップ4日目。午後にプレゼンテーションを控え、学生たちはラストスパートをかけている。昨夜はかなり遅くまで作業していたことが学生たちの様子から伺える。

・午後のプレゼンテーションでは、斎藤さんをはじめとしたNITARIの人たちや、GDMでお世話になっている高知学芸高校美術部顧問の古田さんが声をかけて連れてきてくれた3人の高校生も参加してくれた。実質的に検討作業にかけられた日数は2日程度のはずだけれど、そうとは全く思えない仕事量の検討成果を学生たちがプレゼンしてくれて、議論も大いに盛り上がった。夢ばかり膨らんでしまうが、あとはこの日に出たさまざまなプランをどのようにまとめ上げ、予算内でクリアできるかをこちらが真剣に検討する番。(K)


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