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#作品解説
Subterranean †altar
Subterranean †altar, 2014
33.3× 19 cm /13.1 × 7.4 in
Archival Giclee Print
人が生まれる遥か以前から“美しい光景”はずっと“美しい”ままそこにあったのだろう。
誰一人“美しい”と感じるもののいない世界で、それは美しくあり続けた。
そんな確信を齎す光景を目にすることがある。もちろん、あらゆる概念の不存在を保証された世界ではそ
Subterranean †elephant
Subterranean †elephant, 2014
26.5× 80.3 cm / 10.4 × 31.6 in
Archival Giclee Print
架空の地底世界“Subterranean”の最も暗い場所、古い文明の痕跡が残る“回廊”に生息する象。体表に青く光る光苔を付着させている。常に同じ方向に“回廊”をゆっくりと回っていく様は修験者のようでもある。
This ele
Subterranean †valley
Subterranean †valley, 2014
19× 33.3 cm / 7.4 × 13.1 in
Archival Giclee Print
渓谷の湿った岩、生い茂る植物、様々な生命の気配に満ちた静寂。
立ち止まれば、自らの足音に掻き消された微かな水音や植物が揺れる音に気付くだろう。
だが同時に静止した時間から眺めたらどうだろう?
生命の気配を示唆する“音”が消えた視界はどのよう
Subterranean †zebra
Subterranean †zebra, 2013
19× 33.3 cm / 7.4 × 13.1 in
Archival Giclee Print
縞馬の縞模様は全ての固体で違っているという。架空の地底世界“Subterranean”の希少種として制作した為、2頭の個体からその姿を借り合成、変形、加筆を施している。意図したのは動物の肖像画である。
It’s said that each
Subterranean †rhinoceros 2
Subterranean †rhinoceros 2, 2017
95.4×154.5 cm / 37.6 × 60.8 in
Archival Giclee Print
架空の地底世界“Subterranean”の犀。耳の後ろに2本の角のある亜種。この世界で最も明るい地域、地上から太陽光が射す地上との境界線に生息する大型獣。
A rhinoceros who exists in th
Subterranean †rhinoceros
Subterranean †rhinoceros, 2013
26.5× 80.3 cm / 10.4 × 31.6 in
Archival Giclee Print
架空の地底世界“Subterranean”の犀。胴が長く巨体、体表面には苔類や鉱物が付着してほとんど同化している。
この作品はかの有名な「デューラーの犀」(木版画)へのオマージュとして制作した。まだ見ぬ生物を伝聞とそれを補完す
BLACK †Hemitragus jemlahicus
BLACK †Hemitragus jemlahicus, 2014
33.3× 19 cm /13.1 × 7.4 in
Archival Giclee Print
ヒマラヤタール。亜種はいないとされている準絶滅危惧種。陽光に照らされた孤高の佇まいは限りなく美しいものに思えた。
This image is of a Himalayan Tahr. It is a threatened
Subterranean† valley 2
Subterranean †valley 2, 2017
154.5×95.4 cm / 60.8 × 37.6 in
Archival Giclee Print
何万年、何十万年という長い時間をかけてつくられた渓谷の景観。その経過を数百枚の写真を使って辿ってみました。
横たわる動物、草木、石… 自然のマテリアルを撮影し、土の上に息絶えた動物を、その上に雨が降り土砂が被さり草木が生え、様々な動植
†soil and sheep
†soil and sheep, 2015
80.3×26.5 cm / 31.6× 10.4 in
Archival Giclee Print
霧の中、ぼんやりとした陽光が描いた頭の黒い羊の風景を伝統的な写真の作法に則り制作をしました。ですが重要な一点、つまりアスペクト比について「伝統的な写真の作法」に異議を呈示しております。写真のアスペクト比は工業製品の規格(もちろん規格の美、という美しさも