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はじまりました!事業戦略大学(教員1名、生徒無限大)「考え抜くための戦略フレームワーク入門」

事業戦略大学(教員1名、生徒無限大)を開校しました。今回のシリーズは「考え抜くための戦略フレームワーク入門」です。今後、ビジネスモデル戦略、アライアンス戦略など準備コースを開講します。どうぞご参加ください。


戦略フレームワークを使うことで思考停止していないか?

今や戦略フレームワークばやりです。確かにフレームワークは便利で必要ですが、フレームワークが先行し、肝心の戦略的な思考が止まっていることが多いように思えます。原因は、そのフレームワークはなぜ必要なのか?そのフレームワークから何をするべきか?そしてそのフレームワークを使ってどのような戦略を企画するのかといった本質論が抜け落ちていて、フレームワークを埋めたところで、ユニークで効果的な戦略が生まれないからです。人によってはフレームワークを使っての議論に無意味さを感じ、そういう場を嫌う人もいます。私はそういった人の方がむしろ健全だと思います。フレームワークは単なる一手段、道具であって、私たちがクリエートするべきなのは、事業戦略つまり、市場や社会にアピールする事業や仕事の「意味」です。意味とは、存在感、存在意義、生き延びるための構想と作戦です。それが出されなければ、道具をいくら使ってもそれこそ意味はありません。「思考実験としての事業戦略入門」では、戦略の基本を使って私たちがいかに思考し続けるか、考え抜くか、そして他にはないユニークな発想を生み出すかを追求したいと思います。

15回のシリーズで解説します。一日1テーマを勉強すれば半月で終わります。

「考え抜くための戦略フレームワーク入門」は全15回で進めます。毎日1テーマを学び、自分会社や事業のことで考え続ける訓練をすれば、相当な戦略思考力が身につくと思います。重要なのは考え続けることです。そこで「考え抜くための戦略フレームワーク入門」というネーミングを付けました。ぜひ15日間お付き合いください。


「考え抜くための戦略フレームワーク入門」では、

●各戦略フレームワークがどのような背景で必要なのか

●戦略フレームワークの本質的な目的と定義

●戦略フレームワークを使った本質思考の方法

●自分のテーマで考え抜く宿題

などで構成していきます。


第1回: 事業戦略企画はなぜ難しいのか?               第2回:業界全体を俯敵する【業界構造分析・マクロ環境分析】
第3回:顧客の捉え方、理解の仕方を考え直す【顧客分析】 
第4回:「真の競合とは何か?」を考える【競合分析】 
第5回:戦略的アライアンスを構築する【販売チャネル・サプライヤー・アライアンス先分析】
第6回:自社の「強み=重要な経営資産、資源」を認識する【コア・コンピタンス分析】
第7回:SWOT分析で戦略的発想を導き出す【SWOT分析と事業成功の鍵(K・F・S)
第8回:戦う領域を吟味する【事業ドメイン戦略】
第9回:独自の顧客提供価値をつくり上げる【市場ポジシヨング戦略】 
第10回:商品・サービスではなく″事業構造″で差別化する【ビジネスモデル戦略】
第11回:製品や事業を資産と考える【製品。事業ポートフオリオ戦略】 
第12回: 戦略ビジョン達成の方策を考える【基本戦略】
第13回:概念的な事業戦略企画をスペック化する【戦略マップ、スコアカードとアクションリスト】
第14回:アクシ∃ンプランの優先順位を戦略的に考える 
第15回:リスクを意識し、対応策を企画検討する【リスク分析】

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