見出し画像

認知症対応ちょっこっと改修【便器にキチンと座れない編】

認知症対応ちょこっと改修、第三弾〜。


認知症の利用者さんで、便器を便器と認識出来なくてキチンと座ることが出来ない事ってありませんか?


そうした場合、考えられるのは、

どのようにこのモノ(便器)に対して座ればいいのか?

(いや、「そもそもこれは何だ?!」かもしれませんが…。)


そんな時、座って頂く一つの案として、便器の前の床に、

「足跡マーク」


を貼り付けるのも一つだと思います。

画像1

その利用者がパッと目にいく色を貼ると、

「あっ、ここに足を置けば良いのか!」

という、一つの視覚認知誘導方法となります。

画像2

例えば、このような、和式便器の横に足跡マークもそうですね。

画像3

更には、公共施設の小便器前にも足跡マーク。


このマークのお陰で、迷わず健常者でもツイこの位置に足を置き排尿が出来ますし、特に男性だと、オシッコの飛び散りが軽減出来ますね。

飛び散りで言えば、

画像4

小便器内の「ターゲット」。

やっぱり、このマークがあるとかけたくなりますもんね笑笑



こんな感じで、認知症の利用者さんにとっても、パッとみて判断が出来れば、便器への座る動作が可能な方は沢山いると思いますし、介護者にとっても声掛けがしやすくなると思います。

また、足跡マークには、

画像5

このような、蓄光タイプのもので暗がりでも見やすくなる商品がありますので是非ぜひ参考にしてみてください。


少しの気付きが、大きな成果を生む!


by inochi

「関西発!inochiの即使える福祉用具・住宅改修目線!」
↓↓↓ご依頼はお気軽にご相談ください。↓↓↓
welfaretools@gmail.com
↓↓↓
【inochi プロフィール】

これまでの、福祉用具、住宅改修の実績は2500件を超える。

【資格】

二級建築士/福祉用具専門相談員/福祉住環境コーディネーター二級/ホームヘルパー二級/神戸市キャラバンメイト/既存住宅状況調査技術者


〇執筆実績
日総研出版
「訪問介護サービス」、「達人ケアマネ」にて、福祉用具・住宅改修の「村上式 福祉用具のQ&A」を2年半執筆連載。
〇講師実績
福祉用具専門相談員指定講習会主任講師

介護職員初任者研修

認知症サポーター養成講座(地域住民・NPO・企業・介護施設など)

〇施設向け研修
「明日から使える!福祉用具の使い方」

「知っているようで知らない福祉用具活用法」
「どこにも載っていない、手すりの取り付け方と考え方!」

など



「サポートしてくれたらモチベーション上がります!良いと思ったらサポートしてください」