見出し画像

部材発注時期✖️利用者のため

住宅改修の最近の傾向として、事前申請を提出したと同時に部材を発注し、その時点で工事日も設定する。

果たして、これが正解?

これまでの経験で書かせてもらうと、事前申請後、決定通知書が届いてから、発注手配、職人手配となるのが“一般的”だと感じる。

理由としては、万が一工事日を設定していても、もしかしたら書類の不備や予期せぬ事由により、決定通知がその工事日に間に合わない可能性があり、もしそうなった際、誰が責任を負う?まー当然住宅改修業者となるだろう。

ケアマネジャーなんて絶対に責任なんて負わない。

本日、管理者のケアマネジャーから、


「他の所は、申請出した時点で工事を設定して、決定通知も下りたそうよ」


これは、暗に、


「他が出来てるんやから、アンタの所も出来るでしょ」

と、言うことだ。

「遅いと他の所に仕事持っていかれるよ」って。


少し、これには引っかかる。

他が出来る=どこでも出来る


は、絶対違う。

他の所の良いサービスは、真似をしたり、そこの満足度に近付ける努力はいるかもしれないが、それをすることによる、リスクを負うこととは少し違う。

確かに、手すりを取り付けること、敷居などのバリアは一日も早く無くす方が良い。当然。

しかし、法律が事前申請をしろ、と言う内容の為に、直ぐには工事が出来ない。


だからこそ、説明をし、了承を得ながら物事を進める。


やはり、ケアマネジャーの目線が、「早い」か「遅い」かの二者択一。

福祉用具の貸与でも、購入でもそう。


「あなたのところのベッドは高いねー」

「他のところは二割引は当たり前よ」

よく聞いた。本当に耳にタコが出来る程聞いた笑笑


近付ける努力はする。

それ以上でも以下でもない。

安売りはアカン!

これは、モノの価格もそうだが、

自分自身の専門職としての価値(価格)もそう。


周りの目線を少しずつ、少しずつ、少しずつ、変えてやる!っていつも思っている。

ナァーナァーになるのも良いけど、言うべきことは言う。


今、どの業界でも、安売りをしよう!という会社なんて皆無だろう。(日本全国にはあるかもしれないけど)

この福祉業界は特殊だ。

お金を取ることの意識が低いというか、一見悪いかのような目線がある。

社会貢献をするためには、会社を存続させないといけない。そのために、利益を出さないといけない。


介護現場を経験してきている人程、「お金を取るのは悪」という考えの傾向が強いように感じる。


もうそこは、埋めるのは無理だ。

そこに労力と時間を掛けるくらいならもっと他に使う。

「早いか、遅いか」

「安いか、高いか」


この二つの言葉の考え方だけは、必ず自分に良いも悪いも降りかかってくる。

だから、自分なりによくよく考えてみて下さい。


周りの意見に流されぬよう、真っ直ぐ前を向いて、利用者を見て、「今の動きはどうか?」を自分に問えばいい。


そして、悩めばいつでも相談に乗ります。


みんなは、一人じゃない。



by inochi




「サポートしてくれたらモチベーション上がります!良いと思ったらサポートしてください」