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「パスは心の忠恕なり」とモコナ指数。1月3日今日のブツ撮りとスキャン。

なんとか三が日企画のビューの伸びもそこそこあるので、
ラインを踏み外さない程度に今日もやってみましょうかね、
と手を出してみる。

 まずは既に処理済のサイン本からワンテーマ。タイトルは
タイトルに掲げた通り「パスは心の忠恕なり」。
一応これもやってくかも、の予告を一つ挟んで、
兼ねてよりコトバを育ててきたモノがあるので、そのルーツ
にあたるものを「ことばのくずかご」的用例採集として
紹介しながら、その後の使用法について。「モコナ指数」を
語ってみようかと。

 ドメサカ界隈では「魔術師」とか「イクオたん」と敬意を
込めて主に栃木・長野・鳥栖方面から崇められている監督が
この日本のサッカー界にはいます。

松本育夫監督。
栃木SCでは松田浩から松本育夫監督になって7勝1敗2分で
フィニッシュしたのは2013年。当時降格してた(また今年も降格
しそうでしたけど。偶然にも松田浩を招聘してJ1に残留した)
ガンバ大阪にも勝ってた。
 長野方面は地球環境高校の監督に就任して、その躍進に貢献。
 でも一番リスペクトが強かろう、なのはサガン鳥栖で、地獄を
睥睨していた時代のチーム育成に貢献したことで知られている。

ドメサカ板まとめブログ : ガンバ相手に金星を上げた
栃木・松本監督のコメントがかっこいい

ttp://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162693.html

●松本育夫監督(栃木):
「J2の中で一番力を持っている、そして個人技もガンバは
素晴らしい。我々がこのチームに勝るものはないわけで、その
チームに勝つことに対しては絞ったものの考え方が必要だろうと。

1つは11人でやるサッカー、全員がひとつになり同じ戦術の
もとに戦う。2つ目は闘争心。それがなかったら全然勝負になら
ない。それから3つ目が活動量。

この3つを徹底してやってほしいと。それをやれば、たとえ試合
結果がどうなろうとも、前もって集まるお客さんの数は分かって
いたので、その方々に感動を与えられると。それが男の仕事だと。
期待されたものに対して、それに応えるのが男の仕事。メンタル
面を選手たちに、この1週間では強調してきた。
それに守備の戦術を徹底した。2失点はいたしかたない。技術を
持った選手達の集まりだったので。
ただ、4点取りましたから。お客様に素晴らしい感動を持って
帰ってもらえたと思うので、目的は達成したと思っています」

上のリンクはリンク切れでハリファ抜いてあります。
アーカイブだとここで観られる。

9. 名無しさん 2013年10月06日 22:58 ID:5sx5Ae7P0
育夫さんの生き様が小説や映画みたいだから仕方ない

43. 名無しさん 2013年10月06日 23:44 ID:vwZHRJXt0
育夫さんのコメントは本当にかっこいいな
闘争心は本当に大事だよね。たとえ負け試合でもそれが見えれば
応援できるもん


34. 名無しさん 2013年10月06日 23:22 ID:1gW39rpp0
崩壊寸前だった何故鳥栖を復活出来たか改めてわかったわ。
こりゃ、この監督の為に頑張ろうって思うわ。
61. 名無しさん 2013年10月07日 01:20 ID:7Lc1ZT710
育夫さんは事故で命落としかけたし、鳥栖の時は全力だったし。
解説でもイタリアW杯予選でやっと呼ばれた水沼パパをべた褒め
してて、「水沼くんは大試合に強い」→水沼パパ神ボレーで同点
とかあったわ。
101. 2013年10月07日 20:37 ID:ZhGfu9XC0
※61
両手両足複雑骨折から不屈の闘志で復活した人だからね
根性は並じゃない

水沼の同点ボレーはよく覚えてる
89年6月の北朝鮮戦@国立だな
そして終了間際にOGで勝利w
長谷川健太なんかも出場してたっけ

57. 名無しさん 2013年10月07日 00:58 ID:xdXeTFwj0
やっぱ生死をさまよったことがある人の言葉の重みパネエ
59. 名無しさん 2013年10月07日 01:06 ID:DMEszLrS0
やっぱり結果出せる監督はJ2ではメンタル勝負で実力差を覆せる
ことをわかってるんだね。

ドメサカ板まとめブログ : ガンバ相手に金星を上げた
栃木・松本監督のコメントがかっこいい

そんな松本育夫の著書がこちらになると。

一応書誌的にはこうなるかな。

 アマゾンにも書影がないのか。
いわゆるつらつら説明すると「綺麗に落ちているきれいな
護美捨て場」での拾いモノサイン本が結構好きなんで。
 これはやったな、と。
 その中に書かれていたサインをブツ撮りしたのがこちら。

「パスは心の忠恕なり」。けだし名言だなと。


まあ昨年はシリーズで札幌の書店について書きましたが、
こんなのもブツ撮りで撮ってみました。

札幌の書店について。~ここに来てJR北海道の完全な自滅局面
<現状分析篇>|torov|note

まずは末期状態から。

これは確かマキタスポーツの本にカバーして貰った「札幌
弘栄堂書店」書店カバーの末期形態。それまでは店の名前が
列記されているものでした。
(その間の表記でラッチ南店とかも発見してたけど、今手元
にはないもので)
 一応付近を探した中で昭和62(1987)年にカバーして貰った
本での表記はこちら。

昭和62(1987)年にカバーして貰った 本での表記はこちら。

店の表記はまだ「レコード」の表記も。まだ札幌駅は高架化
前の「炎の転校生」時代な駅舎だったので、札幌駅店は一応
「札幌駅名店街」にありますね。そして珍しいのはまだ苫小牧駅
にエスタがあり、苫小牧店の表記があること、かなと。

 まあこれは定点観測的にディグして行こうかなと。


 で、ここからが下準備の出来てないあたりか。スキャンで全て
済ませるか、ブツ撮りをするか。

 そういうわけで、スキャンを中心にやってみた。

一応コトバとして「モコナ指数」の説明は何度か推敲しているが
これでいいか。

「空気嫁(KY)」(生来この思想は武士のクドいまでの礼儀作法
に由来しているものらしい)に縛られることの多い昨今では
「全体が読み違えるミスリード」を
想い起こさせるアタリショック
的な部分を危惧しているところはあるもので。

(それでなくとも1990年代後半は欧州を中心としたコンテンツの
バブル流しとその破綻、の他にもゲームが音楽方面に多用されて
(CD販売に基づく販促拡大がこっちに触れて行ったのよね、
Windowsの普及と並行して)声優のギャラバブルが起こったり、
その反転的なところで

「モコナ指数」(「もういらないよ、来なくていいよ」といふ
秋月りすの「どーでもいいけど」で提起された絶望的な雇用に
まつわる絶望的なセリフをCLAMPのあぱぱなマスコット的に
略すことでより深刻な状況を簡単に示せる指標・概念であり指数)
の高くなる出来事が頻発した、なんてことがよくありましたので)。

なので用例としては

だから、悪戯に「モコナ指数」を上げようとするな!

と使うのが基本形かと。

 ってことで悩みましたが新聞連載時代から読んでた単行本化
された版の秋月りすの「どーでもいいけど」からスキャンして
みました。

秋月りすの「どーでもいいけど」(竹書房,2003)

書誌的にはこうかな。各漫画サイトに一通り電子版が出てる
ようだけど。

一応北村薫謹製のおことば付きオビ(腰巻)もあったので。

北村薫謹製のおことば付きオビ(腰巻)

 で、これを用例採集的に引用すれば、「著作権侵害」以前の
「引用事例」には収まるかな、と。
 といふ示唆がある程度なされていたのはこちらも例の捨て場で
拾ってこれたこちらの一冊。ぼぼろになってた筑摩書房の終わり
からはじまりが見えつつあった時代に刊行された辞書「三国」の
生みの親、ケンボー先生こと見坊豪紀の「ことばのくずかご」。


見坊豪紀の「ことばのくずかご」(1979)。


これは典型的な用例採集の集合体みたいな本なので、結構時代
風俗も知れるし(可能の助動詞)、拾ってソンのない本かと。

 で、件の案件は秋月りす
「どーでもいいけど」の39ページ左
にある60から。

「モコナ指数」のルーツはこれになる。(秋月りす「どーでもいいけど」p39).

この頃の世相斬りとしては鋭いあたり。これが発表されたのは
1993(平成5)年。そろそろ表層的なバブルから住専問題あたりに
深刻化して、パートの斬り捨てが常態化しつつあるようになって
来た頃の世相と(ハケン、って語句が現在に近い形に成立して
行ったのは1990年代後半なので、そこの語句はあえて使わないと)。

 まあこれを踏まえた上で、「もう」を足して、「「も」ういらない
よ、「来な」くていいよ」の「も」と「来な」を字句として拾い
既に「レイアース」などでも浸透していた「モコナ」と掛けて
コトバを紡いでた、と。

 で、折りに触れて(といってもSCRAP作業を始めたのは
阪神大震災以降の1995年からだし、なかなかこの字句を自分で定着
させるまでには時間がかかった)「モコナ指数」は使っていたの
だけど、改めて拾うと出て来たのは2009年の掲示板(既に消滅済み)
に投下した以下の文章くらいしか残っていないか。

「空気嫁(KY)」(生来この思想は武士のクドいまでの礼儀作法に
由来しているものらしい)に縛られることの多い昨今では「全体が
読み違えるミスリード」を想い起こさせるアタリショック的な部分を
危惧しているところはあるもので(それでなくとも1990年代後半は
欧州を中心としたコンテンツのバブル流しとその破綻、の他にも
ゲームが音楽方面に多様されて声優のギャラバブルが起こったり、
その反転的なところで「モコナ指数」(「もういらないよ、来なくて
いいよ」といふ秋月りすの「どーでもいいけど」で提起された絶望的な
雇用にまつわる絶望的なセリフをCLAMPのあぱぱなマスコット的に
略すことでより深刻な状況を簡単に示せる指標・概念であり指数)の
高くなる出来事が頻発した、なんてことがよくありましたので)。

管理人が消滅させて復活させなかった時代の「D2 station」掲示板(2009)より

 ってことで、懸案だったけど、少し身を削ることにもなるかな、
もコミでしたが2023年1月3日今日のブツ撮りとスキャン、はここまで。

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